エクセレブレーション
エクセレブレーション | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
デリック・スミスの勝負服 | |||||||||||||||||||||
欧字表記 | Excelebration[1] | ||||||||||||||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||||||||||||||
性別 | 牡[1] | ||||||||||||||||||||
毛色 | 鹿毛[1] | ||||||||||||||||||||
生誕 | 2008年4月13日[1] | ||||||||||||||||||||
父 | Exceed and Excel[1] | ||||||||||||||||||||
母 | Sun Shower[1] | ||||||||||||||||||||
母の父 | Indian Ridge[1] | ||||||||||||||||||||
生国 | アイルランド | ||||||||||||||||||||
生産者 | Owenstown Stud[2] | ||||||||||||||||||||
馬主 | Derrick Smith & Mrs John Magnier & Michael Tabor[2] | ||||||||||||||||||||
調教師 |
マルコ・ボッティ( イギリス) →エイダン・オブライエン( アイルランド)[2] | ||||||||||||||||||||
競走成績 | |||||||||||||||||||||
生涯成績 | 15戦8勝[1] | ||||||||||||||||||||
獲得賞金 | €1,206,376[3] | ||||||||||||||||||||
WTRR |
M126 / 2011年[4] M130 / 2012年[5] | ||||||||||||||||||||
|
エクセレブレーション (英:Excelebration[1]) はアイルランド生産、イギリスおよびアイルランド調教の競走馬、種牡馬である。主な勝ち鞍は2011年のムーラン・ド・ロンシャン賞(G1)、2012年のジャック・ル・マロワ賞(G1)、クイーンエリザベス2世ステークス(G1)。
戦績
[編集]2歳時(2010年)
[編集]イギリスのマルコ・ボッティ厩舎から2010年5月にデビュー。2戦目で勝ち上がり、2歳シーズンを3戦2勝で終える[3]。
3歳時(2011年)
[編集]2011年は英2000ギニーの前哨戦グリーナムステークス(G3)で怪物フランケルと初対戦し、4馬身差の2着に敗れる。その後、目標を独2000ギニー(G2)に切り替え、7馬身差で圧勝する。本国に戻ったセントジェームズパレスステークス(G1)でフランケルの3着に敗れると、陣営は再び英国外のレースに照準を定め、フランスのムーラン・ド・ロンシャン賞(G1)で初のGIタイトルを獲得した。しかし、クイーンエリザベス2世ステークス(G1)ではまたしてもフランケルの圧倒的な強さの前に4馬身差の2着に敗れる[3]。
4歳時(2012年)
[編集]古馬となった2012年は、アイルランドのエイダン・オブライエン厩舎に転厩して迎える[6]。同国での初戦となったグラッドネスステークス(G3)を快勝してからロッキンジステークス(G1)、クイーンアンステークス(G1)でフランケルに挑むも、それぞれ5馬身差、11馬身差という大差をつけられての2着となった。これにより、3歳時から通算してフランケルと5度対戦し、4度目の2着となった[7]。
続くジャック・ル・マロワ賞(G1)ではライアン・ムーアと初コンビを組む予定であったが、直前にムーアが落馬負傷のためキャンセルとなり、クリストフ・スミヨンが代打騎乗して2度目のG1制覇を果たす[7]。フランケルが中距離路線に転戦してライバル不在となったクイーンエリザベス2世ステークス(G1)では3馬身差の楽勝でG1・3勝目を飾る。その後はブリーダーズカップ・マイル(GI)に出走したがワイズダンの4着に敗れ、同レースを最後に現役を引退した[3]。
競走成績
[編集]以下の内容は、Irish Racing.comの情報[3]に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010. 5.18 | ノッティンガム | 未勝利 | 芝6f | 4着 | K.ファロン | 7馬身3/4 | Planet Waves | |
6. 4 | ドンカスター | 未勝利 | 芝6f | 1着 | N.カラン | 2馬身1/2 | (Belgian Bill) | |
7.23 | ニューマーケット | 条件戦 | 芝6f | 1着 | D.ホランド | 2馬身 | (Point Du Jour) | |
2011. 4.16 | ニューベリー | グリーナムステークス | G3 | 芝7f | 2着 | A.カービー | 4馬身 | Frankel |
5.22 | ケルン | 独2000ギニー | G2 | 芝6f | 1着 | A.カービー | 7馬身 | (Gereon) |
6.14 | アスコット | セントジェームズパレスステークス | G1 | 芝8f | 3着 | A.カービー | 2馬身1/4 | Frankel |
8.13 | ニューベリー | ハンガーフォードステークス | G2 | 芝7f | 1着 | A.カービー | 6馬身 | (Beacon Lodge) |
9.11 | ロンシャン | ムーラン・ド・ロンシャン賞 | G1 | 芝8f | 1着 | J.スペンサー | 1馬身1/2 | (Rio De La Plata) |
10.15 | アスコット | クイーンエリザベス2世ステークス | G1 | 芝8f | 2着 | J.スペンサー | 4馬身 | Frankel |
2012. 4.22 | カラ | グラッドネスステークス | G3 | 芝7f | 1着 | J.オブライエン | 3馬身1/4 | (Croisultan) |
5.19 | ニューベリー | ロッキンジステークス | G1 | 芝8f | 2着 | J.オブライエン | 5馬身 | Frankel |
6.19 | アスコット | クイーンアンステークス | G1 | 芝8f | 2着 | J.オブライエン | 11馬身 | Frankel |
8.12 | ドーヴィル | ジャック・ル・マロワ賞 | G1 | 芝8f | 1着 | C.スミヨン | 1馬身1/4 | (Cityscape) |
10.20 | アスコット | クイーンエリザベス2世ステークス | G1 | 芝8f | 1着 | J.オブライエン | 3馬身 | (Cityscape) |
11. 3 | サンタアニタ | ブリーダーズカップ・マイル | GI | 芝8f | 4着 | J.オブライエン | 2.06馬身 | Wise Dan |
種牡馬時代
[編集]現役引退後はクールモアスタッドで種牡馬入りした。初年度産駒から2017年のセントジェームズパレスステークス(GI)を制したバーニーロイが出ている[8]。
主な産駒
[編集]- バーニーロイ(Barney Roy) - セントジェームズパレスステークス、ジェベルハッタ、ダルマイヤー大賞、バーデン大賞
- モスタッカー(Moss Tucker) - フライングファイブステークス
血統表
[編集]エクセレブレーションの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | デインヒル系 |
[§ 2] | ||
父 Exceed And Excel 2000 鹿毛 |
父の父 *デインヒルDanehill 1986 鹿毛 |
Danzig | Northern Dancer | |
Pas de Nom | ||||
Razyana | His Majesty | |||
Spring Adieu | ||||
父の母 Patrona1994 栗毛 |
Lomond | Northern Dancer | ||
My Charmer | ||||
Gladiolus | Watch Your Step | |||
Back Britches | ||||
母 Sun Shower 2001 |
Indian Ridge 1985 栗毛 |
Ahonoora | Lorenzaccio | |
Helen Nichols | ||||
Hillbrow | Swing Easy | |||
Golden City | ||||
母の母 Miss Kemble1994 鹿毛 |
*ウォーニング | Known Fact | ||
Slightly Dangerous | ||||
Sarah Siddons | Le Levanstell | |||
Mariel | ||||
母系(F-No.) | 9号族(FN:9-a) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer4×4=12.50%、Natalma5×5×5=9.38% | [§ 4] | ||
出典 |
|
- 半弟に2018年のタタソールズゴールドカップ(GI)を勝ったランカスターボマー(Lancaster Bomber、父ウォーフロント)がいる[9]。
参考
[編集]- ^ a b c d e f g h i Excelebration(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)
- ^ a b c Excelebration | Race Record & Form. Racing Post. 2018年8月14日閲覧
- ^ a b c d e Form and Entries for Horse Excelebration (IRE). Irish Racing.com. 2018年8月9日閲覧
- ^ “The 2011 World Thoroughbred Rankings”. ifhaonline.org. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “The 2012 World Thoroughbred Rankings”. ifhaonline.org. 2022年8月2日閲覧。
- ^ Brian O'Connor. Excelebration has Frankel in his sights. The Irish Times(19 May, 2012). 2018年8月16日閲覧
- ^ a b Excelebration pays huge tribute to Frankel as he cruises to Jaques Le Marois success. The Telegraph(12 August, 2012). 2018年8月16日閲覧
- ^ Excelebration | Stallions. Coolmore. 2018年8月16日閲覧
- ^ Martin Stevens. Lancaster Bomber another Group 1 weapon for War Front. Racing Post(27 May, 2018). 2018年8月16日閲覧
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post