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イクチオルニス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イクチオルニス
マーシュによる骨格図
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
亜綱 : 真鳥亜綱 Ornithurae
: イクチオルニス目
Ichthyorniqthiforms
: アンビオルトゥス科
Ambiortidae
: イクチオルニス
Ichthyornis
  • I.dispar

イクチオルニス学名: Ichthyornis)は、絶滅した鳥類である。

白亜紀後期(9600万から6500万年前)に北アメリカに生息していた水鳥類。アメリカのカンザス州で化石が発見された。

学名Ichthyornis は、アメリカの古生物学者オスニエル・チャールズ・マーシュによる命名で、「魚を食べる鳥」を意味する。

形態と生態

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I. disparの復元図

長いクチバシを持つその体型は現在のアジサシ類に似る。体長は20センチメートル。翼は長く発達しているが、現生鳥類と異なり、指がある。さらに現生鳥類と大きく異なる点は、クチバシに歯を持つことである。後足は短く、指に水掻きがあったと推定される。

沿岸部に生息し、このクチバシを使い、現在のアジサシと同様に水面から海中に飛び込み魚類を捕食していたと推定される。

イクチオルニスは、白亜紀に登場した真鳥類 (Ornithurae) のグループに含まれるが、白亜紀末期に絶滅した。現存鳥類にイクチオルニス類の子孫はない。

分類体系

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系統樹

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鳥群(Avialae)
古鳥類

始祖鳥Archaeopteryx, ジュラ紀

孔子鳥Confuciusornis, 白亜紀

エナンティオルニス類Enantiornithes, 白亜紀)

真鳥類

ヘスペロルニスHesperornis, 白亜紀)

バプトルニス(Baptornis, 白亜紀)

イクチオルニスIchthyornis, 白亜紀)

    

現生鳥類 (Neornithes)

外部リンク

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