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イグアナ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
両面歯類
(旧分類:イグアナ科)
グリーンイグアナ Iguana iguana
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : イグアナ下目 Iguania
: 両面歯類 Pleurodonta
イグアナ科 Iguanidae(旧分類)
和名
両面歯類[1]

#分類参照

イグアナ科イグアナか、立髪竜科、Iguanidae)は、爬虫綱有鱗目に属する科。別名タテガミトカゲ科模式属グリーンイグアナ属。近年は下位の亜科を独立した科とすることが多く、旧分類の「イグアナ科」の範囲は新分類の両面歯類Pleurodonta)に相当する。

分布

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北アメリカ大陸南アメリカ大陸西インド諸島エクアドルガラパゴス諸島)、フィジーマダガスカル

日本にはイグアナ科は本来分布していないが小笠原諸島グリーンアノールが帰化している。

形態

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最大では全長200cm近くにも達するが、全長数cmの種もいる等、全長には差がある。

収斂進化により同じような環境に生息し近縁であるアガマ科カメレオン科の構成種に類似した形態を持つ種もいる。

生態

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砂漠から熱帯雨林まで様々な環境に生息する。地上棲や樹上棲等様々な環境に適応し、最たるものではウミイグアナのように食料の乏しい海洋の島で潜水能力を身につけ海藻を食べるようになった種もいる。

食性も種により異なるが、大型種ではグリーンイグアナのように植物食の種が多い。

繁殖形態は卵生の種と卵胎生の種がいる。

分類

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8亜科に分かれるとされたが最新分類ではそれぞれを独立した科とする。ヨウガントカゲ科をさらに複数の科に分ける説もある。

バシリスク亜科/バシリスク科 Corytophaninae/Corytophanidae

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クビワトカゲ亜科/クビワトカゲ科 Crotaphytinae/Crotaphytidae

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モリイグアナ亜科/モリイグアナ科 Hoplocercinae/Hoplocercidae

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マラガシートカゲ亜科/マラガシートカゲ科 Oplurinae/Opluridae

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  • ハユルミトカゲ属 Chalarodon
    • Chalarodon madagascariensis ハユルミトカゲ
  • ブキオトカゲ属 Oplurus 

ツノトカゲ亜科/ツノトカゲ科 Phrynosomatinae/Phrynosomatidae

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アノールトカゲ亜科/アノールトカゲ科 Polychrotinae/Polychrotidae

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ヨウガントカゲ亜科/ヨウガントカゲ科 Tropidurinae/Tropiduridae

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人間との関係

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グリーンイグアナ、ツギオトゲオイグアナ等の大型種を食用とする地域もある。特にグリーンイグアナは食用に養殖されている。

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。グリーンアノールとブラウンアノールは外来生物法特定外来生物に指定されている。近縁種としてアノールトカゲ属とNorops属が未判定外来生物に指定され、事実上輸入はなくなっている。

参考文献

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  • 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800図鑑』、ピーシーズ、2002年、28-35頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生・はちゅう類』、小学館2004年、84-85頁。
  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ1 アガマ科&イグアナ科』、誠文堂新光社2004年、69-112頁。

脚注

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  1. ^ マーク・オシー 著、冨水明 和訳監修 『トカゲ大全』, 2021年, MPJ.

関連項目

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