イグラ (ドッキングシステム)
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イグラ(ロシア語: Игла、針の意)はソ連のソユーズ宇宙船の自動ドッキングシステム[1]。
最初の試作型は1965年後半に作成された。1967年10月30日、最初のソユーズの無人ドッキングが行われた[2][3]。
問題
[編集]- 1967年8月26日、ソユーズ15号ミッションでサリュート3号へのドッキングを行うが、システムの不具合により断念。このとき、手動のバックアップシステムはなかった[4]。
- 1976年6月22日に打ち上げられたサリュート5号は発展型の電波システムを搭載していたが、1976年7月6日、ソユーズ21号は自動ドッキングに問題をがあったが、手動でのドッキングが可能であった。ソユーズ23号はシステムの不具合によりステーションへの接近に失敗し、ミッションを断念して地球に帰還した[5]。
クルス
[編集]1986年、イグラの役割は後継のクルスドッキングシステムに引き継がれた。クルスはソユーズTM-2ミッションで最初に使用された[6][7]。
参考文献
[編集]- ^ Sven Grahn. “The IGLA radio system for rendez-vous and docking”. 2012年8月1日閲覧。
- ^ http://www.niitp.ru/en/directions/02/history/ [リンク切れ]
- ^ Soyuz and Progress Spacecraft, Historic Spacecraft
- ^ Soyuz 15, Encyclopedia Astronautica
- ^ Spacecraft: manned: Almaz, RussianSpaceWeb.com
- ^ Soviet automated rendezvous and docking system overview. NASA Automated Rendezvous and Capture Review. Executive Summary p 34-35.
- ^ http://www.spacefacts.de/mission/english/soyuz-tm2.htm