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イズミハゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イズミハゼ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : ハゼ亜目 Gobioidei
: ハゼ科 Gobiidae
: アベハゼ属 Mugilogobius
: イズミハゼ Mugilogobius sp.1
学名
Mugilogobius sp.1

イズミハゼハゼ科に分類される魚類の一種。学名は未だ確定していない。

分布

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日本で五島列島上甑島種子島以南に分布する。国外では台湾フィリピンパラオ等中部太平洋に分布する[1]

形態

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近縁のアベハゼと似るが、尾柄に数本の黒色横帯があることで区別できる[2]。アベハゼとの交雑種も発見されている[3]。他の同属種とは、尾鰭の黒い縞により区別できる[1]

生態

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河口汽水域干潟に生息し、泥地に穴を掘ったり、石や貝の下などで生活する[2]。雑食性である。アベハゼ同様、水質の悪化した環境でも生存できる[1]。産卵期は1 - 10月と推定されるが、夏季が最も盛んである[3]

脚注

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  1. ^ a b c 『増補改訂 日本の淡水魚』499頁
  2. ^ a b 『新版 日本のハゼ』413頁
  3. ^ a b 國島大河、立原一憲「沖縄島南部におけるイズミハゼMugilogobius sp. とナミハゼM. chulaeの生活史特性」『魚類学雑誌』第66巻第2号、日本魚類学会、2019年11月、161-170頁、doi:10.11369/jji.18–041 

参考文献

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  • 瀬能宏・矢野維幾・鈴木寿之・渋川浩一『新版 日本のハゼ』平凡社 2021年 ISBN 978-4-582-54261-5
  • 藤田 朝彦・武内 啓明・川瀬 成吾著 細谷 和海編 内山 りゅう写真『山溪ハンディ図鑑 増補改訂 日本の淡水魚』山と渓谷社 2019年 ISBN 9784635070430

関連項目

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