イソハマグリ
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イソハマグリ | |||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||
準絶滅危惧(環境省レッドリスト) | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Atactodea striata Gmelin, 1791 | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
イソハマグリ |
イソハマグリ(Atactodea striata)は、マルスダレガイ目チドリマスオガイ科の二枚貝である。ハマグリは同じ目のマルスダレガイ科に属する。
分布
[編集]印度洋・西太平洋の熱帯水域およびミクロネシアに分布[1]。日本国内では房総半島以南[2]。他に中国福建省・広東省・海南島。西沙諸島[3]。台湾[4]。ベトナム[5]。
形態
[編集]三角形に近い殻は厚く、膨らみはやや大きい[2]。前縁は大きく丸いのに対し、後縁は細く、やや尖る。腹縁近くは低い同心円肋で覆われている。楯面は小さい。殻の内側は白色。内靭帯は強力な鉸歯の間に存在する。外套湾入は浅く、尖る[1]。
殻の表面は白色、薄い殻皮がある。殻長3.2センチ、殻高3センチ[6]。
生態
[編集]潮間帯に生息。荒い砂底に多い[1]。潮にあわせ移動する[6]。
参考文献
[編集]- 髙重博『温帯域・浅海で見られる種の生態写真+貝殻標本 日本の貝』誠文堂新光社、2019年1月21日。ISBN 978-4-416-51834-2。
- 『子どもと一緒に覚えたい 貝殻の名前』秋山信彦, 吉川尚, 野口文隆(監修)、マイルスタッフ、2019年8月1日。ISBN 978-4-295-40336-4。
- 『改訂新版 世界文化生物大図鑑 貝類』世界文化社、2004年6月15日。ISBN 4-418-04904-5。
- 奥谷喬司(編著)『日本近海産貝類図鑑』(第二版)東海大学出版部、2017年1月30日。ISBN 978-4-486-01984-8。
出典
[編集]- ^ a b c 奥谷 2017, p. 1267.
- ^ a b 世界文化社 2004, p. 312.
- ^ 莊啟謙「中國近海帶蛤科的形容」『海洋科學集刊』第14号、1978年、69-73頁。
- ^ 巫文隆、張寶仁、李彥錚「金門貝類目録」『貝類學報』第24号、中華民國貝類學會、2000年、47-52頁。
- ^ Nguyên Ngoc Thach (2007). Recently Collected Shells of Vietnam. L'Informatore Piceno. p. 384. ISBN 978-88-86070-13-3
- ^ a b 『中城湾港泡瀬地区 生物ハンドブック ―海辺の生きものたち―』香村眞徳, 立原一憲, 仲宗根幸男, 小澤宏之, 西平守孝, 新垣裕治, 赤嶺得信, 大森保(監修)、那覇港湾・空港整備事務所 中城湾港出張所、2006年、80頁。