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イネ (化学)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

-イネ(-ine)は、化学において2通りの物質を意味する接尾辞である。

なお、日本語ではドイツ語風に-イネとする場合と、英語風に-インとする場合があり、化合物によって異なる。

1つ目は、塩基性のアルカロイドを表す。これは、フリードリッヒ・ゼルチュルネルの論文において”モルフィウム”(morphium)を単離したと書かれていたのを、ジョセフ・ルイ・ゲイ=リュサックが”モルヒネ”と修正したことに由来する[1]。例としては、キニーネ、モルヒネ、グアニジン等がある[2]

2つ目は、不飽和度が2の炭化水素を表す。例としては、ヘキシンヘプチンがある[2]。単純な炭化水素では、この用法は、IUPACによる接尾辞である-yneと同一になる。

関連項目

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出典

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  1. ^ Sneader W. (2005). Drug Discovery: A History, pp. 90-91. Wiley.
  2. ^ a b Definition -ine”. Centre for Cancer Education. 2009年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年3月29日閲覧。