イリデッサ
イリデッサ | |||||||||||||||
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オブライエン夫人(左)とレガラド-ゴンザレス夫人(右)の勝負服 | |||||||||||||||
欧字表記 | Iridessa[1] | ||||||||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||||||||
性別 | 牝 | ||||||||||||||
毛色 | 鹿毛 | ||||||||||||||
生誕 | 2016年1月14日(8歳) | ||||||||||||||
父 | Ruler Of The World | ||||||||||||||
母 | Senta's Dream | ||||||||||||||
母の父 | デインヒル | ||||||||||||||
生国 | アイルランド | ||||||||||||||
生産者 | Whisperview Trading Ltd[1] | ||||||||||||||
馬主 |
Mrs A M O'Brien →Mrs C C Regalado-Gonzalez[1] | ||||||||||||||
調教師 | ジョセフ・オブライエン( アイルランド)[1] | ||||||||||||||
競走成績 | |||||||||||||||
生涯成績 | 12戦5勝 | ||||||||||||||
獲得賞金 | £1,560,887[2] | ||||||||||||||
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イリデッサ(Iridessa[1])は、アイルランドの競走馬。主な勝ち鞍は2018年のフィリーズマイル(GI)、2019年のプリティーポリーステークス(GI)、メイトロンステークス(GI)、ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ(GI)。
戦績
[編集]デビュー前~2歳(2018年)
[編集]2016年1月14日、エイダン・オブライエン調教師とその妻アンマリーが所有するウィスパービュー・トレーディングLtdにて2013年の英ダービー馬ルーラーオブザワールドの初年度産駒として誕生[3]。
生産者であるオブライエン夫妻の長男であり、ルーラーオブザワールドに騎乗経験もあるジョセフ・オブライエン調教師に預託され、2018年7月にデビュー勝ちする。2戦目のデビュータントステークスは同年のカルティエ賞最優秀2歳牝馬に輝くスキッタースキャッターの前に5着に敗れ、3戦目のインガベルステークスも3着に敗れたが、5戦目のフィリーズマイルでは初騎乗のウェイン・ローダンとのコンビでエイダン・オブライエン厩舎のハモーサを破ってG1初勝利を果たした[3]。
3歳(2019年)
[編集]始動戦の愛1000ギニートライアルで3着となる。その後、英1000ギニーは8着、愛1000ギニーは3着と完敗を喫したが、10ハロンに距離を延長したプリティーポリーステークスでは残り1ハロンでマジックワンドを交わして先頭に立つとそのまま押し切ってG1・2勝目を挙げ、復活を遂げた[4]。
愛オークスでは大きく離された7着に沈んだが、距離をマイルに戻したメイトロンステークスでは同期の英愛1000ギニー馬ハモーサや連覇を狙ったローレンスらを退けて優勝し、3度目のG1制覇を果たした[5]。
サンチャリオットステークス3着を挟み、米国のブリーダーズカップ・フィリー&メアターフに5番人気で出走。縦長の3番手を追走し、直線では2番手を進んだ2番人気ヴァシリカとの叩き合いをクビ差制して優勝した[6]。
翌2020年も現役を続行予定であったが、2月6日に馬房内で腱を損傷し全治に1年を要す可能性があるため、オブライエン調教師により引退が発表された。引退後は日本(ノーザンファーム)で繁殖牝馬となる[7]。
競走成績
[編集]以下の内容は、Racing Post[1]の情報に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
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2018. 7.17 | キラーニー | 未勝利 | 芝8f | 1着 | J.ヘファーナン | 4馬身 | (Cardini) | |
8.26 | カラ | デビュータントステークス | G2 | 芝7f | 5着 | D.オブライエン | 5馬身1/4 | Skitter Scatter |
9.15 | レパーズタウン | インガベルステークス | L | 芝10f | 3着 | D.オブライエン | 1馬身3/4 | Sparkle'n'joy |
10.12 | ニューマーケット | フィリーズマイル | G1 | 芝8f | 1着 | W.ローダン | 1馬身1/2 | (Hermosa) |
2019. 4. 6 | レパーズタウン | 愛1000ギニートライアル | G3 | 芝7f | 3着 | D.オブライエン | 2馬身1/2 | (Lady Kaya) |
5. 5 | ニューマーケット | 英1000ギニー | G1 | 芝8f | 8着 | D.オブライエン | 3馬身 | Hermosa |
5.26 | カラ | 愛1000ギニー | G1 | 芝8f | 3着 | W.ローダン | 6馬身1/4 | Hermosa |
6.28 | カラ | プリティーポリーステークス | G1 | 芝10f | 1着 | W.ローダン | 2馬身1/4 | (Magic Wand) |
7.20 | カラ | 愛オークス | G1 | 芝12f | 7着 | W.ローダン | 12馬身 | Star Catcher |
9.14 | レパーズタウン | メイトロンステークス | G1 | 芝8f | 1着 | W.ローダン | 3/4馬身 | (Hermosa) |
10. 5 | ニューマーケット | サンチャリオットステークス | G1 | 芝8f | 3着 | D.オブライエン | 2馬身 | Billesdon Brook |
11. 2 | サンタアニタ | ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ | G1 | 芝10f | 1着 | W.ローダン | クビ | (Vasilika) |
繁殖成績
[編集]馬名 | 生年 | 性 | 毛色 | 父 | 馬主 | 厩舎 | 戦績 | |
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初仔 | イリデッサの2021 | 2021年 | 牡 | 鹿毛 | No Nay Never | 未出走 | ||
2番仔 | レフレクシオ | 2022年 | 牝 | 鹿毛 | エピファネイア | (有)サンデーレーシング | 栗東・斉藤崇史 | (デビュー前) |
3番仔 | イリデッサの2023 | 2023年 | 牡 | 鹿毛 | キズナ | (デビュー前) | ||
4番仔 | イリデッサの2024 | 2024年 | 牡 | 鹿毛 | コントレイル | (デビュー前) |
- 2024年9月26日現在
血統表
[編集]イリデッサの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サドラーズウェルズ系 |
[§ 2] | ||
父 Ruler of the World 2010 鹿毛 |
父の父 Galileo1998 鹿毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | ||||
Urban Sea | Miswaki | |||
Allegretta | ||||
父の母 Love Me True1998 栗毛 |
Kingmambo | Mr.Prospector | ||
Miesque | ||||
Lassie's Lady | Alydar | |||
Lassie Dear | ||||
母 Senta's Dream 2004 鹿毛 |
*デインヒル Danehill 1986 鹿毛 |
Danzig | Northern Dancer | |
Pas de Nom | ||||
Razyana | His Majesty | |||
Spring Adieu | ||||
母の母 Starine1997 芦毛 |
Mendocino | Theatrical | ||
Brorita | ||||
Grisonnante | Kaldoun | |||
Lady Cherie | ||||
母系(F-No.) | 4号族(FN:4-i) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer4×4=12.50%、Mr. Prospector4×5=9.38%、Raise a Native5×5=6.25%、Nureyev5×5=6.25%、Buckpasser5×5=6.25%、Caro5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
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- 2代母スターリンは2002年のブリーダーズカップ・フィリー&メアターフなど北米でG1を2勝[8]。
- 母センタズドリーム(Senta's Dream)は未出走。2013年12月のタタソールズセールにて1万4000ギニーで落札され、ウィスパービュー・トレーディングに繁殖牝馬として導入された[3]。
- 半弟オーダーオブオーストラリア(Order of Australia・父Australia)は2020年のブリーダーズカップ・マイルを制している。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f “Iridessa”. Racing post. 2019年9月18日閲覧。
- ^ “Form and Entries for Horse Iridessa (IRE)”. Irish Racing. 2019年9月18日閲覧。
- ^ a b c James Thomas (2018年10月12日). “Ruler Of The World on top as Iridessa storms to Fillies' Mile success”. Racing Post. 2019年9月18日閲覧。
- ^ “https://www.irishtimes.com/sport/racing/iridessa-bounces-back-in-style-to-take-pretty-polly-stakes-at-the-curragh-1.3940707”. Irish Times (2019年6月28日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ “Iridessa proves irresistible for Joseph O'Brien in Matron Stakes”. Racing TV (2019年9月14日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ “シスターチャーリーは不発、アイルランドのイリデッサがBCフィリー&メアターフを制す”. JRA-VAN ver. World (2019年11月3日). 2019年11月3日閲覧。
- ^ “G1レース4勝のイリデッサが電撃引退、日本で繁殖入り”. JRA-VAN (2020年2月9日). 2020年2月9日閲覧。
- ^ Andrew Caulfield. “Pedigree Insights: Iridessa”. Thoroughbred Daily News. 2019年9月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post