イワヒゲ属
表示
イワヒゲ属 | |||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Cassiope D. Don. | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
heath heather | |||||||||||||||||||||||||||
種 | |||||||||||||||||||||||||||
イワヒゲ属(イワヒゲぞく、学名:Cassiope 、和名漢字表記:岩髭属)は、ツツジ科に属する属の一つ。
特徴
[編集]小低木。茎は分枝して緑色のひも状[1]になり、葉は鱗片状で十字状に対生し茎に密着する。茎の上部の鱗片状の葉腋からごく短い枝を出し、その先から細く長い花柄を伸ばして、下向きの花をつける。花冠は鐘形で、花冠の先が浅く5裂し、裂片は反り返る。雄蕊は4-10個。花柱は1個で糸状になり、花柱は小さい。果実は蒴果で球状になり、4-5室に分かれる[2]。
分布
[編集]北半球の高山帯や寒帯に分布し[2]、10[2]-16種[3]あり、日本にはイワヒゲ1種のみが分布する[4]。
種
[編集]本属では以下の種が知られている。
- C. abbreviata Hand.-Mazz.
- C. argyrotricha T.Z.Hsu
- C. ericoides (Pall.) D.Don
- C. fastigiata (Wall.) D.Don
- C. fujianensis L.K.Ling & G.Hoo
- C. lycopodioides (Pall.) D.Don - イワヒゲ、日本(本州中部地方以北、北海道)のほか、千島列島、カムチャツカ、アラスカに分布する[2]。
- C. membranifolia R.C.Fang
- C. mertensiana (Bong.) G.Don
- C. myosuroides W.W.Sm.
- C. nana T.Z.Hsu
- C. palpebrata W.W.Sm.
- C. pectinata Stapf
- C. redowskii (Cham. & Schltdl.) G.Don
- C. selaginoides Hook.f. & Thomson
- C. tetragona (L.) D.Don
- C. wardii Marquand
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅲ 合弁花類』、1981年、平凡社
- 清水建美・木原浩『山溪ハンディ図鑑8 高山に咲く花』、2002年、山と溪谷社
- 牧野富太郎原著、大橋広好・邑田仁・岩槻邦男編『新牧野日本植物圖鑑』、2008年、北隆館
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- Species in Cassiope The Plant List