インジェ・スピーディウム
所在地 | 大韓民国江原特別自治道麟蹄郡 |
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標準時 | GMT +9 |
座標 | 北緯38度00分05秒 東経128度17分31秒 / 北緯38.00139度 東経128.29194度座標: 北緯38度00分05秒 東経128度17分31秒 / 北緯38.00139度 東経128.29194度 |
FIAグレード | 2 |
オープン | 2013年5月25日 |
設計者 | アラン・ウィルソン |
主なイベント | SUPERRACE CHAMPIONSHIP アジアン・ル・マン・シリーズ TCR Korea Touring Car Series |
国際サーキット | |
コース長 | 3.908 km (2.428 mi) |
コーナー数 | 20 |
レコードタイム | 1:25.148 ( ホーピン・タン, モーガン・LMP2, 2014年, LMP2) |
ノーストラック | |
コース長 | 2.577 km (1.601 mi) |
コーナー数 | 12 |
サウストラック | |
コース長 | 1.375 km (0.854 mi) |
コーナー数 | 8 |
インジェ・スピーディウム | |
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各種表記 | |
ハングル: | 인제 스피디움 |
英語表記: | Inje Speedium |
インジェ・スピーディウム(麟蹄スピーディウム、英語: Inje Speedium)は、韓国江原特別自治道麟蹄郡にあるサーキットである。2013年5月にオープンした。
概要
[編集]全長3,908m(公称)のレーシングコースがメインのサーキット(当初公式サイトでは4,207mと記載されていたが[1]、後述するスーパー耐久のレースの際に主催者が実測したところ誤りであることが判明している[2][3])。コースは北コース(公称・全長2,577m)、南コース(公称・全長1,375m)に分割して使用することもできる。観客席はグランドスタンドだけで約2万席、全体では約7万席となる予定。ソウルからは車で2時間ほど[4]。
韓国当局からの建設許可は「観光団地」として取得しており、サーキット以外にホテル(134室)・コンドミニアム(118室)や商業施設が併設される[5]。このためホテル・コンドミニアム等を含めた敷地全体の総称として「インジェ・オートテーマパーク(Inje Auto Theme Park)」という名称が使われる。なおオープン前はインジェ・オートピア(Inje Autopia)という名称が使われていたが、正式オープン直前になり現在の名称に変更された経緯がある[6]。
2013年のスーパー耐久がこけら落としイベントとなった[6]。その他アジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)やSUPERRACE CHAMPIONSHIP、コリアスーパーバイク選手権などが開催されている。スーパーフォーミュラの開催も計画され、2013年3月に同シリーズを主催する日本レースプロモーション(JRP)との間で3年間の開催契約を締結したことが明らかにされたが[7]、サーキットが国際自動車連盟(FIA)の公認を得ていないことなどを理由に、同年7月に開催中止が決定した[8]。2025年シーズンにも再びスーパーフォーミュラの開催計画が持ち上がったが、JRPと韓国のプロモーターとの交渉が不調に終わり開催は断念された[9]。
なお2013年8月現在、サーキットの経営を巡って出資者同士の間で争いが生じており[10]、一時はサーキットがロックアウトされたほか[11]、前述のAsLMSも暫定組織での開催を余儀なくされるなど[12]、レース開催が不透明な状態となっていた。2018年現在は韓国の泰栄(テヨン)グループ傘下のホテル・リゾート運営企業であるブルーワンが運営を担当している[13]。
同サーキット独自のジュニア・フォーミュラとして、日本のスーパーFJ相当のシャシーに現代自動車の1,600ccエンジンを搭載したフォーミュラカーによるレースを実施する計画もあった[14]。2007年限りで開催を終了したフォーミュラ・コリア以来、久々に韓国独自のフォーミュラカーレースが復活すると期待されたが、2015年現在実現には至っていない。
2018年の平昌オリンピックの際には、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からの女性応援団の宿舎として当施設のホテル・コンドミニアムが使用され話題となった[13]。
脚注
[編集]- ^ International Circuit
- ^ スーパー耐久2013 第2戦 インジェスピーディウム(韓国)に行って来ました!
- ^ Round.2 INJE Aドライバー 第1レース決勝結果 - スーパー耐久機構
- ^ Inje AUTOPIA circuit - 青木孝行オフィシャルブログ・2012年11月21日
- ^ 「私もレーサー」…一般人もF1楽しむ道を開く - 中央日報・2012年6月5日
- ^ a b 【動画】韓国インジェ・スピーディウム車載映像 - オートスポーツ・2013年5月20日
- ^ SF韓国戦開催に向け調印式実施。開催は3年間 - オートスポーツ・2013年3月26日
- ^ スーパーフォーミュラ第5戦インジェ、中止決定 - オートスポーツ・2013年7月24日
- ^ JRP、2025年のスーパーフォーミュラ韓国大会開催断念を発表。来季は7大会12レースのシーズンに - オートスポーツ・2024年10月12日
- ^ SF韓国戦中止のインジェ、運営権を巡り問題か - オートスポーツ・2013年7月24日
- ^ AsLMS代表「第2戦にはもっと台数が増えるだろう」 - オートスポーツ・2013年8月2日
- ^ SF韓国戦中止の代替は?「最終戦前に開催したい」 - オートスポーツ・2013年8月5日
- ^ a b <平昌五輪>「北朝鮮応援団、素顔を見せたことがなくパイナップルが好きな20代女性たち」 - 中央日報・2018年3月5日
- ^ インジェオートピア『国内フォーミュラ時代』復活発表! - 韓国モータースポーツニュースL・2012年11月28日
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- Inje Auto Theme Park (injeautothemepark) - Facebook