インディアナ郡 (ペンシルベニア州)
ペンシルベニア州インディアナ郡 | |
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設立 | 1803年3月30日 |
郡庁所在地 | インディアナ |
最大都市 | インディアナ |
面積 - 総面積 - 陸 - 水 |
2,160 km2 (834 mi2) 2,147 km2 (829 mi2) 13 km2 (5 mi2) |
人口 - (2020年) - 密度 |
83,246人 |
標準時 | 東部: UTC-5/-4 |
ウェブサイト | www |
インディアナ郡(英: Indiana County)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州の郡である。人口は8万3246人(2020年)[1]。郡庁所在地はインディアナ・ボロであり、同郡で人口最大の町である。
インディアナ郡は1803年3月30日にウェストモアランド郡とクリアフィールド郡の一部を合わせて設立された。郡名はインディアナ準州から採られた可能性が強く、また郡の外形がインディアナ州に似ているという指摘もある。「世界のクリスマスツリー首都」を標榜しており、毎年100万本以上のツリーを出荷している[2]。
インディアナ郡は、2013年からピッツバーグ都市圏に加えられた[3]。
地理
[編集]アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は834平方マイル (2,160.1 km2)であり、このうち陸地829平方マイル (2,147.1 km2)、水域は5平方マイル (12.9 km2)で水域率は0.60%である[4]。
隣接する郡
[編集]- ジェファーソン郡 - 北
- クリアフィールド郡 - 北東
- カンブリア郡 - 南東
- ウェストモアランド郡 - 南
- アームストロング郡 - 西
ジェファーソン郡 | クリアフィールド郡 | |||
アームストロング郡 | ||||
インディアナ郡 | ||||
ウェストモアランド郡 | カンブリア郡 |
政治
[編集]2008年11月時点でインディアナ郡には58,077人の登録有権者がいた[5]。
インディアナ郡はアメリカ合衆国下院議員ペンシルベニア州第9選挙区に属し、2013年時点では共和党議員を選出している。ペンシルベニア州議会上院では第41選挙区に属しており、下院では第60、第62および第66選挙区に属している。2013年時点で上院は共和党、下院は共和党3人が独占している。
人口動態
[編集]人口推移 | |||
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年 | 人口 | %± | |
1810 | 6,214 | — | |
1820 | 8,882 | 42.9% | |
1830 | 14,252 | 60.5% | |
1840 | 20,782 | 45.8% | |
1850 | 27,170 | 30.7% | |
1860 | 33,687 | 24.0% | |
1870 | 36,138 | 7.3% | |
1880 | 40,527 | 12.1% | |
1890 | 42,175 | 4.1% | |
1900 | 42,556 | 0.9% | |
1910 | 66,210 | 55.6% | |
1920 | 80,910 | 22.2% | |
1930 | 75,395 | −6.8% | |
1940 | 79,854 | 5.9% | |
1950 | 77,106 | −3.4% | |
1960 | 75,366 | −2.3% | |
1970 | 79,451 | 5.4% | |
1980 | 92,281 | 16.1% | |
1990 | 89,994 | −2.5% | |
2000 | 89,605 | −0.4% | |
2010 | 88,880 | −0.8% | |
2020 | 83,246 | −6.3% | |
[6][7] |
以下は2000年の国勢調査による人口統計データである。
基礎データ
人種別人口構成
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先祖による構成
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年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
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都市と町
[編集]ペンシルベニア州法の下では4種類の自治体がある。市、ボロ、タウンシップ、町である。
ボロ
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タウンシップ
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国勢調査指定地域
[編集]国勢調査指定地域はアメリカ合衆国国勢調査局が人口統計データを取るために設定した地域である。州法の下では実際の司法権が及ぶ範囲ではない。村などその他の未編入領域も下記に挙げる。
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未編入の町
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環境問題
[編集]2003年、自動車起源のスモッグを形成する排気について、アメリカ合衆国環境保護庁のオゾン基準を達成していないと指摘された[8]。
郡内には石炭焚き火力発電所であるホーマーシティ発電所がある。2002年、有害化学物質排出目録制度に基づき、この発電所は州内で2番目に有害化学物質排出量が多いと環境保護運動家から指摘された[9]。2003年には、二酸化硫黄と二酸化炭素の排出量で、それぞれ国内第4位と第28位になっていた[10]。
教育
[編集]公共教育学区
[編集]- アームストロング教育学区(部分)
- アポロ・リッジ教育学区(部分)
- ブレアズビル・ソルツバーグ教育学区†
- ハーモニー地域教育学区(部分)
- ホーマー・センター教育学区
- インディアナ地域教育学区
- マリオンセンター地域教育学区
- ペンズマナー地域教育学区
- パンクサトーニー地域教育学区(部分)
- パーチェイスライン教育学区 †
- 統合教育学区
† - 郡内に施設があるが、他の地域からも受け入れている
高等教育機関
[編集]- カンブリア・ロー実業カレッジ – インディアナ
- インディアナ・ペンシルベニア大学 – インディアナ
- ウェストモアランド郡コミュニティカレッジ – インディアナ
- ワイオテック – ブレアズビル
著名な出身者
[編集]- ジェームズ・ステュアート、俳優、インディアナ・ボロ生まれ
脚注
[編集]- ^ “Quickfacts.census.gov”. 19 Mar 2024閲覧。
- ^ “'Tis the season for tree farmers”. Pittsburgh Tribune-Review (December 20, 2004). May 16, 2006閲覧。
- ^ http://www.whitehouse.gov/sites/default/files/omb/bulletins/2013/b13-01.pdf
- ^ “Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2013年4月13日閲覧。
- ^ [1]
- ^ http://factfinder2.census.gov
- ^ http://mapserver.lib.virginia.edu/
- ^ “Figure 3. Mobile Source Contribution to Smog-Forming Emissions in Counties Recommended for Nonattainment under New EPA Ozone Standards”. Surface Transportation Policy Project (April 16, 2004). May 16, 2006閲覧。
- ^ “Pa. ranks among worst states for toxic emissions”. Pittsburgh Tribune-Review (November 18, 2002). May 16, 2006閲覧。
- ^ Environmental Integrity Project & Public Citizen’s Congress Watch (May 2004) (PDF). America’s Dirtiest Power Plants: Plugged into the Bush Administration May 16, 2006閲覧。.