インディペンデンス (カンザス州)
インディペンデンス | |
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メモリアル・ホール(2017年撮影) | |
モンゴメリー郡における位置 | |
座標:北緯37度13分27秒 西経95度42分30秒 / 北緯37.22417度 西経95.70833度座標: 北緯37度13分27秒 西経95度42分30秒 / 北緯37.22417度 西経95.70833度[1] | |
国 | アメリカ合衆国 |
州 | カンザス州 |
郡 | モンゴメリー郡 |
入植 | 1869年 |
法人化 | 1870年 |
政府 | |
• 市長 | ルイス・ユスシ |
面積 | |
• 合計 | 7.67 mi2 (19.88 km2) |
• 陸地 | 7.67 mi2 (19.86 km2) |
• 水域 | 0.01 mi2 (0.01 km2) |
標高 | 804 ft (245 m) |
人口 (2010年国勢調査)[3] | |
• 合計 | 9,483人 |
• 推計 (2019)[4] | 8,505人 |
• 密度 | 1,109.01人/mi2 (428.17人/km2) |
等時帯 | UTC−6 (中部標準時) |
• 夏時間 | UTC−5 (中部夏時間) |
ZIPコード |
67301 |
市外局番 | 620 |
FIPSコード | 20-33875 [1] |
GNIS ID | 0469414 [1] |
ウェブサイト | independenceks.gov |
インディペンデンス(英語: Independence)は、アメリカ合衆国カンザス州モンゴメリー郡の都市で、同郡の郡庁所在地[5]。2010年の国勢調査よると、人口は9,483人[6]。アメリカ独立宣言にちなみ、独立を意味する英単語から地名がつけられた[7]。
歴史
[編集]1869年9月、ジョージ・A・ブラウンが50ドルで先住民のオセージ族から土地を購入したことが入植のきっかけである。その後、先住民はインディアン準州に移動した。入植者のブラウンはユリシーズ・グラント政権で副大統領を務めたスカイラー・コルファクスにちなみ、この町をコルファクスと呼んでいた[8]。また、同年8月21日にはカンザス州オスウィーゴからR・W・ライトに率いられた一団がこの地に定住を始め、彼らはこの地を郡庁所在地にしようと考えていた[9]。また、同年10月にはE・E・ウィルソンとF・D・アーウィンがこの地に最初の商店「ウィルソン・アンド・アーウィン食料品店」を開業させた[10]。1870年、この町は郡庁所在地に指定された[11]。
宇宙に行った最初のサルであるアカゲザルのミス・エイブルはこの町のラルフ・ミッチェル動物園で生まれた[12]。
地理
[編集]ヴァーディグリス川沿いに市街地が形成されている。国勢調査局によると、面積は7.75平方マイル (20.07 km2)で、陸域が7.74平方マイル (20.05 km2)、水域が0.01平方マイル (0.03 km2)となっている[13]。
気候
[編集]気候は温暖湿潤気候(Cfa)で、蒸し暑い夏と肌寒い冬が特徴である。メキシコ湾から湿った空気が流れ込む影響で、夏場に降水量が多い。一方、冬場は乾燥している[14]。
カンザス州インディペンデンスの気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °F (°C) | 78 (26) |
88 (31) |
98 (37) |
101 (38) |
102 (39) |
109 (43) |
115 (46) |
116 (47) |
111 (44) |
99 (37) |
88 (31) |
78 (26) |
116 (47) |
平均最高気温 °F (°C) | 45 (7) |
50 (10) |
60 (16) |
70 (21) |
77 (25) |
85 (29) |
91 (33) |
91 (33) |
83 (28) |
72 (22) |
59 (15) |
46 (8) |
69.1 (20.6) |
平均最低気温 °F (°C) | 22 (−6) |
26 (−3) |
35 (2) |
45 (7) |
56 (13) |
65 (18) |
69 (21) |
68 (20) |
59 (15) |
47 (8) |
35 (2) |
25 (−4) |
46 (7.8) |
最低気温記録 °F (°C) | −19 (−28) |
−23 (−31) |
−5 (−21) |
15 (−9) |
28 (−2) |
42 (6) |
46 (8) |
43 (6) |
29 (−2) |
16 (−9) |
5 (−15) |
−16 (−27) |
−23 (−31) |
降水量 inch (mm) | 1.52 (38.6) |
1.94 (49.3) |
3.47 (88.1) |
4.15 (105.4) |
6.51 (165.4) |
6.34 (161) |
3.77 (95.8) |
3.63 (92.2) |
4.47 (113.5) |
4.31 (109.5) |
2.58 (65.5) |
2.44 (62) |
45.13 (1,146.3) |
出典:weather.com[15] |
人口動態
[編集]人口推移 | |||
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年 | 人口 | %± | |
1870 | 435 | — | |
1880 | 2,915 | 570.1% | |
1890 | 3,127 | 7.3% | |
1900 | 4,851 | 55.1% | |
1910 | 10,480 | 116.0% | |
1920 | 11,920 | 13.7% | |
1930 | 12,782 | 7.2% | |
1940 | 11,565 | −9.5% | |
1950 | 11,335 | −2.0% | |
1960 | 11,222 | −1.0% | |
1970 | 10,347 | −7.8% | |
1980 | 10,598 | 2.4% | |
1990 | 9,942 | −6.2% | |
2000 | 9,846 | −1.0% | |
2010 | 9,483 | −3.7% | |
2019(推計) | 8,505 | [4] | −10.3% |
アメリカ合衆国国勢調査[16] |
基礎データ
- 人口: 9,483人
- 世帯数: 3,950世帯
- 家族数: 2,430家族
- 人口密度: 473.1人/km2
- 住居数: 4,528戸
- 住居密度: 225.9戸/km2
人種別人口構成
- 白人: 84.2%
- アフリカ系: 6.5%
- ネイティヴ・アメリカン: 1.6%
- アジア系: 0.9%
- その他: 2.3%
- 混血: 4.5%
世帯と家族
- 18歳未満の子供がいる: 33.0%
- 結婚・同居している世帯: 40.9%
- 未婚・離婚女性が世帯主である世帯: 14.9%
- 未婚・離婚男性が世帯主である世帯: 5.7%
- 非家族世帯: 38.5%
- 単身世帯: 33.0%
- 65歳以上の老人1人暮らし: 14.8%
- 平均構成人数
- 世帯: 2.35 人
- 家族: 2.95 人
年齢別人口構成
- 18歳未満: 26%
- 18歳-24歳: 8.6%
- 25歳-44歳: 24.5%
- 45歳-64歳: 24.9%
- 65歳以上: 15.9%
- 年齢の中央値: 36.9 歳
- 男女比
- 男性: 48.4%
- 女性: 51.6%
教育
[編集]初等・中等教育
[編集]- インディペンデンス高校(9年 - 12年)
- インディペンデンス中学校(6年 - 8年)
- インディペンデンス小学校(3年 - 5年)
- アイゼンハワー小学校(就学前 - 2年)
- ザイオン・ルーテル・スクール(就学前 - 8年)
- セント・アンドリュー・スクール(就学前 - 8年)
- インディペンデンス・バイブル・スクール(就学前 - 12年)
コミュニティ・カレッジ
[編集]インディペンデンス・コミュニティ・カレッジ(ICC)が市街地から2マイル南にメインキャンパスを設けている。また、西キャンパスは市街地から1マイル西に位置する。ICCには毎年1,000人以上が入学する[17]。
交通
[編集]国道75号線と160号線の交差点に位置する。また、ユニオン・パシフィック鉄道とサウスカンザス・アンド・オクラホマ鉄道が貨物輸送を行っている。また、インディペンデンス市営空港が市街地から南西5マイルの位置にある。
名所
[編集]作家ローラ・インガルス・ワイルダーが幼少期を過ごした家がインディペンデンスにあり、カンザス州から文化財として登録されている。彼女はこの地で1869年から71年までを過ごし、その様子は著書『大草原の小さな家』のモデルとなった[18]。
著名人
[編集]- ドナルド・グラハム・バート - プロダクションデザイナー。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でアカデミー美術賞を受賞[19]。
- ウィリアム・インジ - 劇作家、脚本家。ピューリッツァー賞戯曲部門、アカデミー脚本賞受賞。
- アルフレッド・ランドン - 政治家。第26代カンザス州知事。
- ジョン・モリス - 作曲家。
- ヴィヴィアン・ヴァンス - 女優。
脚注
[編集]- ^ a b c d Geographic Names Information System (GNIS) details for Independence, Kansas; United States Geological Survey (USGS); October 13, 1978.
- ^ “2019 U.S. Gazetteer Files”. アメリカ合衆国国勢調査局. July 24, 2020閲覧。
- ^ a b “U.S. Census website”. アメリカ合衆国国勢調査局. 2012年7月6日閲覧。
- ^ a b “Population and Housing Unit Estimates”. アメリカ合衆国国勢調査局 (May 24, 2020). May 27, 2020閲覧。
- ^ “Find a County”. National Association of Counties. May 31, 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年6月7日閲覧。
- ^ “2010 City Population and Housing Occupancy Status”. U.S. Census Bureau. March 6, 2011閲覧。[リンク切れ]
- ^ Gannett, Henry (1905). The Origin of Certain Place Names in the United States. Govt. Print. Off.. pp. 165
- ^ Rydjord, John (1972). Kansas Place-Names. University of Oklahoma Press, Norman, Oklahoma. p. 349. ISBN 0-8061-0994-7
- ^ Sherwood, Leon (1970). Official Centennial History of Independence, KS, p. 6. Independence Centennial Inc.
- ^ Sherwood, Leon (1970). Official Centennial History of Independence, KS, p. 7. Independence Centennial Inc.
- ^ Blackmar, Frank Wilson (1912). Kansas: A Cyclopedia of State History, Embracing Events, Institutions, Industries, Counties, Cities, Towns, Prominent Persons, Etc.. Standard Publishing Company. pp. 899
- ^ “Archived copy”. 2013年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月5日閲覧。
- ^ “US Gazetteer files 2010”. アメリカ合衆国国勢調査局. January 12, 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月6日閲覧。
- ^ National Weather Service, Wichita, Kansas; NOW Data
- ^ “Monthly Averages for Independence, Kansas”. Weather.com. The Weather Channel. August 15, 2013閲覧。
- ^ “Census of Population and Housing”. November 29, 2014閲覧。
- ^ “Kansas Higher Education Statistics”. 2019年5月16日閲覧。
- ^ “Archived copy”. 2013年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月5日閲覧。
- ^ Independence Daily Reporter, February 23, 2009, p. 1