イン・ザ・ホット・シート
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『イン・ザ・ホット・シート』 | ||||
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エマーソン・レイク&パーマー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1994年 | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴィクトリー | |||
プロデュース | キース・オルセン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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エマーソン・レイク&パーマー アルバム 年表 | ||||
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イン・ザ・ホット・シート(In the Hot Seat)は、エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)が1994年に発表したアルバム。
内容
[編集]1992年に再結成したELPが『ブラック・ムーン』に続いて発表した、1990年代の2作目の新作アルバム。プロデューサーにはキース・オルセンが迎えられた。全10曲中、3曲がメンバーだけによる作品。5曲がメンバーとオルセンやメンバー以外の人物との共作である。「マン・イン・ザ・ロング・ブラック・コート」はボブ・ディランが1989年に発表した曲で、本作ではキース・エマーソンが編曲を担当した[2][注釈 1]。
「ダディ」は、グレッグ・レイクが前年の1993年8月に当時12歳の少女がアメリカのニューヨーク州の自宅近くで突然消息不明になった事件を知って書き下ろした[注釈 2]。
エマーソンは本作のレコーディング直前に腕の手術を受けた結果、満足のいく演奏が出来なかったので、本作のキーボード・パートはプログラミングによる音源に頼らざるを得なかった。彼は本作の仕上がりに不満があり気に入っていないとされた。
評価
[編集]1970年代のELPらしい要素が前作の『ブラック・ムーン』よりもさらに薄れたと評された[3]。
収録曲
[編集]- ハンド・オブ・トゥルース – Hand of Truth (Keith Emerson, Greg Lake)
- ダディ – Daddy (Lake)
- ワン・バイ・ワン – One by One (Emerson, Lake, Keith Olsen)
- ハート・オン・アイス – Heart on Ice (Lake, Olsen)
- シン・ライン – Thin Line (Bill Wray, Lake, Olsen)
- マン・イン・ザ・ロング・ブラック・コート – Man in the Long Black Coat (Bob Dylan, arr. Emerson)
- チェンジ – Change (Wray, Emerson, Olsen)
- リーズン・トゥ・ステイ – Give Me a Reason to Stay (Steve Diamond, Sam Lorber)
- ゴーン・トゥー・スーン – Gone Too Soon (Lake, Wray, Keith Wechsler)
- ストリート・ウォー – Street War (Emerson, Lake)
- 展覧会の絵 – Pictures at an Exhibition (CD ボーナス・トラック[注釈 3])
- ハンマー・イット・アウト - (Emerson) (日本盤限定収録曲)
参加ミュージシャン
[編集]- Emerson, Lake and Palmer
- Keith Emerson – キーボード、キーボード・プログラミング
- Greg Lake – ボーカル、ベース・ギター、ギター
- Carl Palmer – ドラムス
- その他
- Bill Wray – バッキング・ボーカル (#5)
- Paula Mattioli – バッキング・ボーカル (#5)
- Kristen Olsen – バッキング・ボーカル (#2)
- Tim Pierce – ギター (#6)
- Richard Baker – キーボード・プログラミング
- Brian Foraker – キーボード・プログラミング
- Keith Wechsler – ドラム・プログラミング、キーボード・プログラミング
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ ORICON STYLE
- ^ Macan (2006), pp. 578–580.
- ^ Macan (2006), pp. 584–586.
引用文献
[編集]- Macan, Edward (2006). Endless Enigma: A Musical Biography of Emerson, Lake and Palmer. Chicago and La Salle: Open Court. ISBN 978-0-8126-9596-0