イースト・アングリア大学
モットー | Do Different |
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種別 | 国立 |
所在地 |
イギリス ノーフォークノリッジ |
公式サイト | www.uea.ac.uk |
イースト・アングリア大学(University of East Anglia)は、イングランド、ノーフォーク、ノリッジに本部を置く1963年に創立されたイギリスの国立大学。1994グループに加盟している。アート・人文科学、社会科学、科学、健康研究所の学部グループの中に23の学部があり、約320エーカー(東京ドーム約28個分)のキャンパスには、Sainsbury Centreと呼ばれる美術館も併設されている。10,000を超える学部生、3,000を超える大学院生が所属。研究面においては、2014年12月に英国政府機関により発表された研究評価(Research Excellence Framework ;REF)において、大学による研究活動のうち8割以上が世界トップレベルであるか国際的に優れており、研究の質において全英10位と評価された[1][2]。また、環境学、歴史、コミュニケーション学および映画学では、REFの前身である2008年発表の研究評価(RAE)において最高評価である5*を獲得している。[3][4][5]セインズベリー日本藝術研究所(Sainsbury Institute for Japanese Arts and Culture)との共同研究プログラムを開講しており、近年美術史研究にも注力している。ノーベル文学賞を受賞した、カズオ・イシグロの出身校(クリエイティブライティング専攻)。
組織
[編集]イースト・アングリア大学では、4つの学群(Faculty)の下に23学部(School)が配置されるという構成を取り、300種以上の課程を提供している。
Faculty of Arts and Humanities(人文科学学群)
・American Studies(アメリカ地域研究学部)・Art History and World Art Studies(芸術史・ワールドアート学部)・Film, Television and Media(映画・テレビ・メディア学部)・History(史学部)・Language and Communication Studies(言語・コミュニケーション学部)・Literature, Drama and Creative Writing(文学・演劇・文芸学部)・Music(音楽学部)・Philosophy(哲学学部)・Political, Social and International Studies(政治・社会・国際関係学部)・Interdisciplinary Japanese Studies(学際日本学部)
Faculty of Medicine and Health Sciences(医療・健康学群)
・Norwich Medical School(医学部)・Nursing Sciences(看護学部) ・Rehabilitation Sciences(リハビリテーション学部)
Faculty of Science(理学群)
・Actuarial Sciences(保険数理学部)・Biological Sciences(生命科学部)・Chemistry(化学部)・Computing Sciences(コンピューター学部)・Engineering(工学部)・Environmental Sciences(環境科学部)・Mathematics(数学部)・Natural Sciences(自然科学部)・Pharmacy(薬学部)
Faculty of Social Sciences(社会科学群)
・Economics(経済学部)・Education and Lifelong Learning(教育・生涯学習学部)・International Development(国際開発学部)・Norwich Law School(法学部)・Norwich Business School(ビジネス学部)・Psychology(心理学部)・Social Work(ソーシャルワーク学部)
大学への評価
[編集]以下の記述は2016年10月時点のもの。
イギリス国内におけるランキング評価は次の通りである。The Times and Sunday Timesにより18位、The Complete University Guideにより14位[6][7] 。
また、 National Student Surveyによる学生満足度調査では3位に位置し、調査開始から5位以内を維持し続けている唯一の大学である[8]。
尚、Times Higher Education World Rankings (2015/16)[9][10]によると世界の上位1%に位置付けられる大学であるとされている。
学問分野別では、ほとんどが一貫して英国内トップ25にランクインしている[7] 。 中でも、生物科学、環境科学、映画学、芸術史、経済学、経営学、数学、哲学、政治学、薬学関連教科、社会福祉学では、英国高等教育基金機関(HEFC)により、教育品質が卓越していると評価されている。 また、幅広いコースを提供している国際開発学部(School of International Development)も国内外で高い評価を得ている。
主な卒業生
[編集]- トゥポウ6世
- デイヴィッド・アーモンド
- Valerie Amos, Baroness Amos - Leader of the House of Lords
- ジョン・ボイン - 作家
- Douglas Carswell - UKIP MP
- グリンダ・チャーダ
- トレイシー・シュヴァリエ - 作家
- Eduardo Costantini - Argentine billionaire
- ジャック・ダヴェンポート - 俳優
- ティム・ダン
- Anne Enright - 作家
- Caroline Flint - Labour MP
- ジェームズ・フレイン
- Sir Robert Fulton - Governor of Gibraltar and Commandant General Royal Marines
- カーライル・グリーン
- マイケル・ホートン - ノーベル生理学・医学賞受賞者
- カズオ・イシグロ - 作家
- ギャレス・マローン
- Rachael Maskell - Labour MP
- イアン・マキューアン - 作家
- ポール・ナース - 遺伝学者
- ジョン・リス=デイヴィス - 俳優
- Rosalind Scott, Baroness Scott of Needham Market - Liberal Democrat peer
- W・G・ゼーバルト - 作家
- オッシュル・スカルプヘイジンソン - 外務大臣
- マット・スミス - 俳優
- Karin Smyth - Labour MP
- ポール・スチュワート (作家)
- Thomas Galbraith, 2nd Baron Strathclyde - Leader of the House of Lords
- マーティン・タイラー
- ポール・ホワイトハウス
- 大西健丞 - ピースウィンズジャパン代表
- 上田眞理砂 - 立命館大学 教授 (博士ー言語文化学)
- 小磯洋光 - 翻訳家
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Baroness Amos
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Anne Enright
-
Lord Strathcylde
脚注
[編集]- ^ “Research Excellence Framework”. UEA. 19 December 2014閲覧。
- ^ “Research Excellence Framework”. 16 July 2015閲覧。
- ^ http://www.thecompleteuniversityguide.co.uk/league-tables/rankings
- ^ http://www.theguardian.com/education/table/2013/jun/03/university-league-table-2014
- ^ http://www.thesundaytimes.co.uk/sto/University_Guide/
- ^ “The Times and Sunday Times University Good University Guide 2016”. Times Newspapers. 21 September 2015閲覧。
- ^ a b “University League Table 2017”. The Complete University Guide. 25 April 2016閲覧。
- ^ “UEA ranked third best university for student satisfaction”. UEA. 19 August 2016閲覧。
- ^ “New rankings place UEA in world top 150”. UEA. 19 August 2016閲覧。
- ^ “League Table & Uni Guide”. UEA. 19 August 2016閲覧。
外部リンク
[編集]座標: 北緯52度37分18秒 東経1度14分30秒 / 北緯52.621666666667度 東経1.2416666666667度