ウアバゲニン
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ウアバゲニン | |
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1β,3β,5,11α,14,19-Hexahydroxy-5β,14β-card-20(22)-enolid | |
別称 g-Strophanthidin | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 508-52-1 |
PubChem | 12313812 |
J-GLOBAL ID | 200907069714834215 |
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特性 | |
化学式 | C23H34O8 |
モル質量 | 438.51 g mol−1 |
外観 | 固体 |
融点 | |
水への溶解度 | 1830 mg・L-1 at 25 ℃ [1] |
危険性 | |
GHSピクトグラム | |
Hフレーズ | H300, H331, H373 |
Pフレーズ | P261, P264, P301+310, P311 |
半数致死量 LD50 | 32 mg・kg-1(マウス、静脈注射)[1] |
出典 | |
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特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ウアバゲニン(Ouabagenin)あるいはg-ストロファンチジン(g-Strophanthidin)は、強心配糖体ウアバインのアグリコン部位のステロイドである。ウアバインはStrophanthus gratusやキョウチクトウ科植物Acokanthera ouabaioに存在している。
構造および性質
[編集]構造的には、ウアバゲニンはカルデノリドの一種である。カルデノリドは不飽和γ-ラクトンを含む共通構造を持つ強心性ステロイドの一群である[3]。
解説
[編集]キョウチクトウ科植物Acokanthera ouabaioから見つかったステロイド配糖体で、ウアバインの糖が外れた構造をしている[4]。
出典
[編集]- ^ a b c ウアバゲニン in the ChemIDplus database
- ^ Sigma-Aldrich Co., product no. O2627.
- ^ 向井健『19-ヒドロキシサルメントゲニンおよびウアバゲニンの全合成』 東京大学〈博士(薬学) 甲第31080号〉、2014年。doi:10.15083/00007840。NAID 500000962529 。
- ^ Hans Renata, Qianghui Zhou, Phil S. Baran., Strategic Redox Relay Enables A Scalable Synthesis of Ouabagenin, A Bioactive Cardenolide., Science 04 Jan 2013:Vol. 339, Issue 6115, pp. 59-63, doi:10.1126/science.1230631
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ウアバゲニンの画期的短工程合成 はてなブログ
- 既知医薬資源から新たな高血圧治療薬シーズを発見 糖を外すと作用が変わる? 東北大学 2018年2月5日, doi:10.1038/s41598-018-20663-z