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ウィズアウト・ユー・アイム・ナッシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ウィズアウト・ユー・アイム・ナッシング』
プラシーボスタジオ・アルバム
リリース
録音 イングランド バース リアル・ワールド・スタジオ
イングランド ロンドン リヴィングストン・スタジオ(#1)
イングランド ロンドン ブラックウィング・スタジオ(#13)
ジャンル オルタナティヴ・ロックグラムロック
時間
レーベル ハット・レコード
プロデュース スティーヴ・オズボーン、フィル・ヴァイナル
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 7位(イギリス[1]、フランス[2]
  • 14位(オーストラリア[3]
  • 15位(ニュージーランド[4]
  • 26位(ベルギー・フランデレン地域[5]
  • 31位(ノルウェー[6]
  • 43位(オーストリア[7]
  • 55位(ドイツ[8]
  • 65位(オランダ[9]
  • 95位(スイス[10]
  • プラシーボ アルバム 年表
    プラシーボ
    (1996年)
    ウィズアウト・ユー・アイム・ナッシング
    (1998年)
    ブラック・マーケット・ミュージック
    (2000年)
    テンプレートを表示

    ウィズアウト・ユー・アイム・ナッシング』(Without You I'm Nothing)は、イギリスオルタナティヴ・ロックバンドプラシーボ1998年に発表した2作目のスタジオ・アルバム

    背景

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    スティーヴ・ヒューイットが正式に参加した初のアルバム。アルバムの大部分はハッピー・マンデーズ等との仕事で知られるスティーヴ・オズボーンがプロデュースし、「ピュア・モーニング」と日本盤ボーナス・トラック20th センチュリー・ボーイ」(T・レックスのカヴァー)はフィル・ヴァイナルがプロデュースした[11]

    この頃、プラシーボのメンバー3人は映画『ベルベット・ゴールドマイン』に出演しており、ブライアン・モルコとヒューイットはFlaming Creaturesというバンドのメンバーの役、ステファン・オルダルはPolly Small's Bandのメンバーの役を演じた[12]。また、バンドは同作のサウンドトラックに「20th センチュリー・ボーイ」を提供しており[13]、この曲はイギリスではシングル「ユー・ドント・ケア・アバウト・アス」のカップリング曲としてもリリースされた[14]

    反響・評価

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    全英アルバムチャートでは17週チャート・インして最高7位に達し[1]、本作からのシングル「ピュア・モーニング」は全英シングルチャートで4位、「ユー・ドント・ケア・アバウト・アス」は5位、「エヴリー・ユー・エヴリー・ミー」は11位に達した[15]

    フランスのアルバム・チャートでは初登場7位となって初のトップ10入りを果たし、47週にわたりトップ200入りするロング・ヒットとなった[2]。アメリカでは本作がビルボードトップ・ヒートシーカーズで20位に達し、「ピュア・モーニング」はモダン・ロック・トラック・チャートで19位、メインストリーム・ロック・チャートで40位に達した[16]

    音楽評論家のGreg Pratoはオールミュージックにおいて「セルフ・タイトルのデビュー・アルバムは主に'90年代のオルタナティヴスマッシング・パンプキンズ等)の要素から成っているのに対して、『ウィズアウト・ユー・アイム・ナッシング』は'70年代のグラムロックパンクからの影響に満ちている」と評している[17]

    収録曲

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    特記なき楽曲は作詞:ブライアン・モルコ/作曲:プラシーボ。

    1. ピュア・モーニング "Pure Morning" – 4:14
    2. ブリック・シットハウス "Brick Shithouse" – 3:18
    3. ユー・ドント・ケア・アバウト・アス "You Don't Care About Us" – 3:58
    4. アスク・フォー・アンサーズ "Ask for Answers" – 5:19
    5. ウィズアウト・ユー・アイム・ナッシング "Without You I'm Nothing" – 4:08
    6. アレルジック(トゥ・ソーツ・オブ・マザー・アース) "Allergic (To Thoughts of Mother Earth)" – 3:49
    7. ザ・クロール "The Crawl" – 2:59
    8. エヴリー・ユー・エヴリー・ミー "Every You Every Me" (Lyrics by Brian Molko, Paul Campion) – 3:33
    9. マイ・スウィート・プリンス "My Sweet Prince" – 5:45
    10. サマーズ・ゴーン "Summer's Gone" – 3:05
    11. スケアード・オブ・ガールズ "Scared of Girls" – 3:01
    12. バーガー・クイーン "Burger Queen" – 6:14

    本編終了後、約8分の無音状態を経て「Evil Dildo」という隠しトラックが収録されている[18]

    日本盤ボーナス・トラック

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    1. 20th センチュリー・ボーイ "20th Century Boy" (Marc Bolan)

    日本盤CDでは、ボーナス・トラックの後に約5分の無音状態を経て「Evil Dildo」が収録されている。

    他メディアでの使用例

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    「エヴリー・ユー・エヴリー・ミー」は、アメリカ映画『クルーエル・インテンションズ』(1999年公開)のサウンドトラックで使用された[19]

    参加ミュージシャン

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    脚注

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