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ウィリアム・フィッツロイ (第6代グラフトン公爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第6代グラフトン公爵、1866年。

第6代グラフトン公爵ウィリアム・ヘンリー・フィッツロイ英語: William Henry Fitzroy, 6th Duke of Grafton1819年8月4日1882年5月21日)は、イギリスの貴族、政治家。1847年から1863年まで庶民院議員を務めた[1]。1819年から1844年までイプスウィッチ子爵、1844年から1863年までユーストン伯爵儀礼称号を使用した[1]

生涯

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1863年の肖像写真、カミーユ・シルヴィ撮影。

第5代グラフトン公爵ヘンリー・フィッツロイ英語版と妻メアリー・キャロライン(Mary Caroline、旧姓バークリー(Berkeley)、1795年6月18日 – 1873年9月10日、サー・ジョージ・クランフィールド・バークリー英語版の娘)の息子として、1819年8月4日にベルグレイヴィアグローヴナー・プレイス英語版で生まれた[1]ハーロー校で教育を受けた後[2]、1837年6月22日にケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学した[3]。1841年に在ナポリイギリス公使館でアタッシェを務めた[1]

1845年12月24日にウェスト・サフォーク民兵隊英語版隊長に任命されたが[4]、1846年3月に辞任した[5]。1860年8月8日にノーサンプトンシャー・ライフル志願兵第1大隊英語版の副隊長に任命され[6]、同年11月7日にサフォーク副統監に任命された[7]

1847年イギリス総選挙ホイッグ党(のち自由党)候補としてセットフォード選挙区英語版から出馬、無投票で当選した[8]1852年1857年1859年の総選挙でも無投票で再選した[8]。1863年3月26日に父が死去すると、グラフトン公爵位を継承した[1]

1882年5月21日、腸チフスによりグローヴナー・プレイス4号で死去した[1]。子女がおらず、爵位は弟オーガスタス・チャールズ・レノックスが継承した[1]

家族

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1858年2月10日、マリー・アン・ルイーズ・ベアリング(Marie Anne Louise Baring、1928年4月8日没、第3代アシュバートン男爵フランシス・ベアリング英語版の娘)と結婚したが、2人の間に子供はいなかった[2]

出典

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  1. ^ a b c d e f g Cokayne, George Edward, ed. (1892). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (G to K) (英語). Vol. 4 (1st ed.). London: George Bell & Sons. pp. 68–69.
  2. ^ a b Mosley, Charles, ed. (1999). Burke’s Peerage and Baronetage (英語). Vol. I (106th ed.). London: Burke's Peerage Limited. p. 1193. ISBN 2-940085-02-1
  3. ^ "Fitzroy, William Henry, Viscount Ipswich. (FTSY837WH)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
  4. ^ "No. 20570". The London Gazette (英語). 10 February 1846. p. 491.
  5. ^ "No. 20586". The London Gazette (英語). 24 March 1846. p. 1083.
  6. ^ "No. 22412". The London Gazette (英語). 10 August 1860. p. 2971.
  7. ^ "No. 22449". The London Gazette (英語). 20 November 1860. p. 4304.
  8. ^ a b Craig, F. W. S. (1977). British Parliamentary Election Results 1832–1885 (英語). London: Macmillan Press. p. 305. ISBN 978-1-349-02349-3

外部リンク

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グレートブリテンおよびアイルランド連合王国議会
先代
ビンガム・ベアリング閣下英語版
サー・ジェームズ・フラワー準男爵英語版
庶民院議員(セットフォード選挙区英語版選出)
1847年 – 1863年
同職:ビンガム・ベアリング閣下英語版 1847年 – 1848年
フランシス・ベアリング閣下英語版 1848年 – 1857年
アレグザンダー・ベアリング英語版 1857年 – 1863年
次代
アレグザンダー・ベアリング英語版
フレデリック・フィッツロイ卿英語版
イングランドの爵位
先代
ヘンリー・フィッツロイ英語版
グラフトン公爵
1863年 – 1882年
次代
オーガスタス・フィッツロイ