ウィリアム・L・シャイラー
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ウィリアム・L・シャイラー(William L.Shirer、1904年2月23日 - 1993年12月28日)は、アメリカ合衆国のジャーナリスト、戦争特派員、歴史家。ナチス・ドイツの歴史書『第三帝国の興亡』の著者である。
来歴
[編集]1904年シカゴのプロテスタント家庭に生まれる。1925年アイオワ州シーダーラピッズのコー大学を卒業後、ヨーロッパに渡り、シカゴ・トリビューン、及び国際通信社の外国特派員を経て、エドワード・R・マローが作った、CBSラジオジャーナリストチームの最初の記者となった。彼は、ドイツ・オーストリア併合や、第二次世界大戦一年目のナチスドイツの勝利(西欧民主主義国の敗北)をベルリンから放送し注目される存在になった。彼はマローと共に世界最初の国際ニュース放送のネットワークを作り、国際ニュース放送のスタイルを確立した。1941年、第二次世界大戦中に米独関係悪化の影響でアメリカに帰国し「ベルリン日記」を出版した。1960年には歴史書の大著「第三帝国の興亡」で、第12回全米図書賞を受賞した。
著書(邦訳)
[編集]- 『ベルリン日記 1934-1940』(大久保和郎・大島かおり訳、筑摩書房、筑摩叢書) 1977
- 『第三帝国の興亡』全5巻(井上勇訳、東京創元社) 1961/新訳版(松浦伶訳) 2008 - 2009
- 『第三帝国の終り 続ベルリン日記』(大島かおり訳、筑摩書房、筑摩叢書) 1987
- 『フランス第三共和制の興亡 1940年=フランス没落の探究』 全2巻(井上勇訳、東京創元社) 1971