ウェイト (曲)
「ウェイト」 | ||||||||||
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ビートルズの楽曲 | ||||||||||
収録アルバム | 『ラバー・ソウル』 | |||||||||
英語名 | Wait | |||||||||
リリース | 1965年12月3日 | |||||||||
録音 |
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ジャンル | フォークロック | |||||||||
時間 | 2分16秒 | |||||||||
レーベル | パーロフォン | |||||||||
作詞者 | レノン=マッカートニー | |||||||||
作曲者 | レノン=マッカートニー | |||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | |||||||||
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「ウェイト」(Wait)は、ビートルズの楽曲である。本作は1965年12月3日に発売された6作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ラバー・ソウル』のB面5曲目に収録された。レノン=マッカートニーの作品。なお、作曲での貢献度について双方で食い違っており、ポール・マッカートニーは1997年に出版された伝記で「ジョンが書いたと思う」とし[1]、ジョン・レノンは1970年のインタビューで「これはポールの曲に違いない」としている[2]。
背景・レコーディング
[編集]「ウェイト」は、1965年6月にアルバム『ヘルプ!』のために録音された楽曲だが、最終的に同作には未収録となった[3]。その後、『ラバー・ソウル』のレコーディング・セッション最終日にアルバム収録曲が足りないという事態に陥ったため、本作が再利用されることになった[3][4]。『ラバー・ソウル』のレコーディング・セッションで新しくレコーディングされた曲と調和するように、ビートルズは『ヘルプ!』のセッションでレコーディングしたテイクに対してオーバー・ダビングを施した[3][4]。
作家のジーン・ミシェル・ゲドンとフィリップ・マーゴティンは、歌詞の内容について「マッカートニーと(当時の彼女である)ジェーン・アッシャーとの不仲を反映したもの」と推測している。リード・ボーカルは主部がレノンとマッカートニーのデュエットで、中間部はマッカートニーのみが務めている[3]。ハリスンはギターの演奏に際して、「アイ・ニード・ユー」や「イエス・イット・イズ」と同様にトーンペダルを使用した[3]。
評価
[編集]『オールミュージック』のリッチー・アンターバーガーは、「『ラバー・ソウル』で最高の曲の一つではないものの、じゅうぶんに他の収録曲と調和している」「レノン・マッカートニーの作品で、悲しいメロディを持つ楽曲の一つ」と評価している[4]。
クレジット
[編集]※出典[1]
- ジョン・レノン - ダブルトラックのボーカル、リズムギター
- ポール・マッカートニー - ダブルトラックのボーカル、ベース
- ジョージ・ハリスン - リードギター
- リンゴ・スター - ドラム、マラカス、タンバリン
カバー・バージョン
[編集]- フランキー・ヴォーン - 1966年に発売されたアルバム『Return Date at the Talk of the Town』に収録[5]。
- アルバート・ハモンドJr. & ベン・クウェラー - 2005年に発売されたトリビュート・アルバム『This Bird Has Flown – A 40th Anniversary Tribute to the Beatles' Rubber Soul』に収録[6]。
- カーラ・ディロン & サム・レイクマン - 2006年に発売されたトリビュート・アルバム『Rubber Folk』に収録[7]。
- イエロー・マター・カスタード[注釈 1] - 2007年に発売されたライブ・アルバム『One Night In New York City』に収録[8]。
- ベティ・ラヴェット - 2015年に収録されたアルバム『Worthy』に収録[9]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ビートルズのトリビュートバンドで、バンド名は「アイ・アム・ザ・ウォルラス」の歌詞に由来している。
出典
[編集]- ^ a b MacDonald 2005, p. 160.
- ^ “1970: John talking about his songs [telephone interview]”. The Ray Connolly Beatles Archive. Plumray Books. (2016). ISBN 978-0956591531
- ^ a b c d e Guesdon & Margotin 2013, eBook.
- ^ a b c Unterberger, Richie. Wait - The Beatles|Song Info - オールミュージック. 2020年6月6日閲覧。
- ^ Talk of the Town - Frankie Vaughan|Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年6月6日閲覧。
- ^ This Bird Has Flown: 40th Anniversary Tribute to Rubber Soul - Various Artists|Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年6月6日閲覧。
- ^ Rubber Folk - Various Artists|Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年6月6日閲覧。
- ^ “Yellow Matter Custard/One Night In New York City”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2020年6月6日閲覧。
- ^ Worthy - Bettye LaVette|Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年6月6日閲覧。
参考文献
[編集]- Guesdon, Jean-Michel; Margotin, Philippe (2013). All the Songs: The Story Behind Every Beatles Release. New York City: Black Dog & Leventhal. ISBN 978-1-57912-952-1
- MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head. Pimlico. ISBN 978-1-84413-828-9
- Turner, Steve (1994). A Hard Day's Write: The Stories Behind Every Beatles' Song. New York: Harper. ISBN 0-06-095065-X
外部リンク
[編集]- Wait - The Beatles