西オーストラリア州
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(ウエスタン・オーストラリアから転送)
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州都 | パース | ||||||||
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政体 | 立憲君主制 | ||||||||
総督 | クリス・ドーソン | ||||||||
首相 | ロジャー・クック (オーストラリア労働党) | ||||||||
選挙区 | |||||||||
- 下院議員 | 15 | ||||||||
- 上院議員 | 12 | ||||||||
州内総生産 (2012年 - 13年[1]) | |||||||||
- 生産高 | 2529億9900万豪ドル (4位) | ||||||||
- 一人当たり | 10万2232豪ドル/人 (1位) | ||||||||
人口 (2021年[2]) | |||||||||
- 総人口 | 2,660,026人 (4位) | ||||||||
- 人口密度 | 1.01/km² (7位) | ||||||||
面積 | |||||||||
- 総面積 | 2,645,615 km² (1位) | ||||||||
- 陸地 | 2,529,875 km² | ||||||||
- 水域 | 115,740 km² (4.37%) | ||||||||
標高 | |||||||||
- 最高標高 | メハリー山 1253 m AHD | ||||||||
- 最低標高 | |||||||||
時間帯 | UTC+8 | ||||||||
コード | |||||||||
- 郵便番号 | WA | ||||||||
- ISO 3166-2 | AU-WA | ||||||||
象徴 | |||||||||
- 州花 | - カンガルーポー | ||||||||
- 州動物 | - フクロアリクイ | ||||||||
- 州鳥 | - コクチョウ | ||||||||
公式サイト | www.wa.gov.au |
西オーストラリア州(にしオーストラリアしゅう、英: Western Australia、略号:WA)は、オーストラリアの西部、東経129度線よりも西側を管轄する州である。面積において同国最大の州で、本土面積の3分の1を占める。しかし、人口はオーストラリア国内の約10%の約266万人にすぎず[2]、その大部分は州の南西部に集中している。州都は州内最大の都市であるパースである。
地理
[編集]位置
[編集]オーストラリア大陸西部に位置し、東北はノーザンテリトリー、東南は南オーストラリア州と接する。西と南はインド洋に面する長大な海岸線となる。
地方行政単位としてはロシアのサハ共和国に次いで広く、面積は252万9875平方kmに達する。これは日本の6.6倍である。
同州の標準時である西オーストラリア標準時(AWST)は、UTC+8時間(日本標準時-1時間)である。なお、夏時間が2006年から3年間試行されたものの、反対多数により以後実施されないことに決定した。
地形
[編集]州面積の90%は砂漠または半沙漠である。州人口の大部分はパース都市圏に集中する。
気候
[編集]州の大半は熱帯または砂漠気候、ステップ気候、地中海性気候である。
行政区画
[編集]地域区分
[編集]- ガスコイン地域(Gascoyne)
- ゴールドフィールズ・エスペランス地域(Goldfields-Esperance)
- グレート・サザン地域(Great Southern)
- キンバリー地域(Kimberley)
- 中西部地域(Mid West)
- ピール地域(Peel)
- ピルバラ地域(Pilbara)
- 南西部地域(South West)
- ウィートベルト地域(Wheatbelt)
- パース都市圏
地方公共団体
[編集]都市
[編集]主要都市
[編集]- パース(人口:206万人)
- マンジュラ(人口:9.7万人)
- バンバリー(人口:7.5万人)
- ジェラルトン(人口:3.7万人)
- アルバニー(人口:3.4万人)
- カルグーリー(人口:3万人)
- フリーマントル(人口:2.9万人)(パース都市圏)
- バッセルトン(人口:2.5万人)
- ブルーム(人口:1.4万人)
- ポートヘッドランド(人口:1.4万人)
- エスペランス(人口:1.2万人)
歴史
[編集]- 1616年、バタヴィアのオランダ東インド会社の貿易船が「発見」し、ヨーロッパに紹介された。ニューホランド(新オランダ)と呼ばれていたが、オランダ人は定住しなかった。
- 1826年、イギリス政府はスワン川流域に流刑植民地を設置し、植民が始まった。当初はニューサウスウェールズ州によって管理された。
- 1831年に準州に昇格。
- 1901年にオーストラリア連邦の西オーストラリア州が成立した。
- 1931年にはオーストラリアからの分離運動が起こったものの、英国議会に拒絶された。
- 第二次世界大戦中は日本軍の爆撃に悩まされた。
- 戦後はイタリア、ユーゴスラビア、ギリシャなど欧州からの移民が増加した。
対外関係
[編集]姉妹自治体・提携自治体
[編集]日本との姉妹都市・提携都市
[編集]- 杉戸町(関東地方 埼玉県 北葛飾郡)- バッセルトン市
- 世田谷区(関東地方 東京都)- バンバリー市
- 足立区(関東地方 東京都)- ベルモント市
- 横須賀市(関東地方 神奈川県)- フリーマントル市
- 湖西市(中部地方 静岡県)- ジェラルトン市
- 太地町(近畿地方 和歌山県 東牟婁郡)- ブルーム市
- 鹿児島市(九州地方 鹿児島県)- パース市
国際機関
[編集]領事館
[編集]経済
[編集]第一次産業
[編集]醸造業
[編集]地中海性気候の地域もあるため1980年代からワイン生産など醸造業が盛んとなった。
第二次産業
[編集]鉱業
[編集]オーストラリア最大の産金地帯であり、その他鉄鉱石、アルミナ(アルミニウムの原料)、ニッケル、天然ガス、石油などの鉱業生産に依存するところが大きい。 西オーストラリア州の鉱業も参考のこと。
第三次産業
[編集]観光業
[編集]パースなどでは観光業も盛んである。
教育
[編集]大学
[編集]- カーティン工科大学(CURTIN)
- エディスコワン大学(ECU)
- マードック大学(MURDOCH)
- ノートルダムオーストラリア大学(UNDA)
- 西オーストラリア大学(UWA)
- TAFE
交通
[編集]空路
[編集]空港
[編集]都市 | ICAO | IATA | 空港 |
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パース大都市圏 | |||
レッドクリフ | YPPH | PER | パース空港 [1] |
Jandakot | YPJT | JAD | Jandakot 空港 [2] |
地方 | |||
アルバニー | YABA | ALH | Albany 空港 |
ブルーム | YBRM | BME | ブルーム国際空港 |
バセルトン | YBLN | BQB | バセルトン地域空港 [3] |
カーナーボン | YCAR | CVQ | カーナーボン空港 |
キュー | YCUE | CUY | キュー空港 |
デナム | YSHK | シャークベイ空港 | |
ダービー | YCIN | カーティン空港 | |
ダービー | YDBY | DRB | ダービー空港 |
エスペランス | YESP | EPR | エスペランス空港 |
エクスマウス | YPLM | LEA | Learmonth 空港 |
フィッツロイクロッシング | YFTZ | FIZ | フィッツロイクロッシング空港 |
フォレスト | YFRT | FOS | フォレスト空港 |
ジェラルトン | YGEL | GET | ジェラルトン空港 |
ホールズクリーク | YHLC | HCQ | ホールズクリーク空港 |
カルバリー | YKBR | KAX | カルバリー空港 |
カルグーリー | YPKG | KGI | Kalgoorlie-Boulder 空港 |
カラーサ | YPKA | KTA | カラーサ空港 |
カナナラ | YPKU | KNX | カナナラ空港 |
Laverton | YLTN | Laverton 空港 | |
Leinster | YLST | LER | Leinster 空港 |
Leonora | YLEO | LNO | Leonora 空港 |
ミーカサラ | YMEK | MKR | ミーカサラ空港 |
Mount Keith | YMNE | WME | Mount Keith 空港 |
マウントマグネット | YMOG | MMG | マウントマグネット空港 |
ニューマン | YNWN | ZNE | ニューマン空港 |
オンスロウ | YOLW | オンスロウ空港 | |
パラバドゥー | YPBO | PBO | パラバドゥー空港 |
ポートヘッドランド | YPPD | PHE | ポートヘドランド国際空港 |
ロットネスト島 | YRTI | RTS | ロットネスト島空港 |
ウィルナ | YWLU | WUN | ウィルナ空港 |
ウィンダム | YWYM | ウィンダム空港 |
鉄道
[編集]州内南部には鉄道網が存在し、またパースにはオーストラリアの大陸横断鉄道が達している。
大陸間鉄道
[編集]都市間鉄道
[編集]メトロ
[編集]観光
[編集]世界遺産
[編集]世界自然遺産
[編集]- 西オーストラリアのシャーク湾 - (1991年、自然遺産)
- パーヌルル国立公園 - (2003年、自然遺産)
出身関連著名人
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “Australian National Accounts: State Accounts, 2012-13”. Australian Bureau of Statistics (28 November 2013). 21 December 2013閲覧。
- ^ a b “Population: Census, 2021”. オーストラリア統計局. 2024年5月13日閲覧。