ウォーターバック
ウォーターバック | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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ウォーターバック(オス)
Kobus ellipsiprymnus ellipsiprymnus | |||||||||||||||||||||||||||||||||
保全状況評価[a 1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Kobus ellipsiprymnus (Ogilby, 1833) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ウォーターバック シンシンウォーターバック | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Waterbuck |
ウォーターバック(Kobus ellipsiprymnus)は、哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科ウォーターバック属に分類される偶蹄類。
分布
[編集]アンゴラ、ウガンダ、エチオピア、エリトリア、ガーナ、ガボン、カメルーン、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、コートジボワール、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ザンビア、シエラレオネ、ジンバブエ、スーダン、スワジランド、セネガル、ソマリア、タンザニア、チャド、中央アフリカ共和国、トーゴ、ナイジェリア、ナミビア、ニジェール、ブルキナファソ、ブルンジ、ベニン、ボツワナ、マラウイ、マリ共和国、南アフリカ共和国、モザンビーク、ルワンダ[1][2][a 1]
形態
[編集]体長170-220センチメートル[2]。尾長25-45センチメートル[2]。肩高110-133センチメートル[1]。体重150-270キログラム[2]。全身は長く硬い体毛で被われる[1][2]。頸部の体毛は鬣状に伸長し、背面中央部の体毛は後方に向かって生える[2]。
全身の汗腺が発達し、油状の液を分泌することで毛が濡れるのを防いでいる[1][2]。後肢基部内側(鼠蹊腺)に臭腺がない[2]。
オスにのみ先端が前方に向かう三日月状に湾曲した角がある[2]。
- K. e. crawshayi
- 全身の毛衣は灰色で、尾や四肢下部の毛衣は黒い[2]。眼の周囲に白い斑紋が入らない[2]。臀部に白い斑紋が入るが、輪状にならない[2]。耳介はやや長く、先端が尖る[2]。角長68-79センチメートル[2]。
- K. e. defassa
- 全身の毛衣は赤褐色で、体毛の基部は灰白色[2]。額の毛衣は赤褐色で、眼の周囲に白い斑紋が入る[2]。臀部に白い斑紋が入るが、輪状にならない[2]。四肢背面の毛衣は黒褐色から黒で、四肢腹面の毛衣は白い[2]。耳介はやや長く、先端は尖る[2]。角長74-83センチメートル[2]。
- K. e. ellipsiprymnus
- 全身の毛衣は灰褐色や黒褐色、灰黒色[2]。臀部に白い輪状の斑紋が入る[2]。角長50-100センチメートル[2]。
- K. e. unctuosus
- 全身の毛衣は黄褐色で、体毛の基部は白い[2]。額の毛衣は暗褐色で、眼の周囲に白い斑紋が入らない[2]。臀部に白い斑紋が入るが、輪状にならない[2]。四肢の毛衣は暗褐色[2]。耳介は短く、先端は丸みを帯びる[2]。角長68-79センチメートル[2]。
分類
[編集]13亜種に分かれる[1]。亜種をK. e. defassaを基亜種とした独立種シンシンウォーターバックとして分割する説もあった[2]。
- Kobus ellipsiprymnus ellipsiprymnus (Ogilby, 1833)
- Kobus ellipsiprymnus crawshayi (Sclater, 1893)
- Kobus ellipsiprymnus defassa (Rüppell, 1835)
- Kobus ellipsiprymnus unctuosus (Laurillard, 1841) - など
生態
[編集]河川や湖の周辺にあるサバンナ、森林などに生息する[1][2]。オスは0.1-2.4平方キロメートルの縄張りを形成し定住するが、メスは0.3-6平方キロメートルの行動圏内を主に5-8頭で共有し移動しながら生活する[1][2]。
食性は植物食で、主に草(ヨシ、イグサなど)を食べる[1][2]。乾季になると水中に入り水生植物も食べる[1][2]。
繁殖形態は胎生。繁殖期になるとオスは数頭のメスとハレムを形成する[2]。妊娠期間は9か月[2]。1回に1頭の幼獣を産む[2]。
天敵はライオン、ヒョウ、チーター、ブチハイエナ、リカオン、ナイルワニなど。
保全状態評価
[編集]- K. e. defassa
NEAR THREATENED (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))[a 1]
- K. e. ellipsiprymnus
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))[a 1]
参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ^ a b c d
The IUCN Red List of Threatened Species
- IUCN SSC Antelope Specialist Group 2008. Kobus ellipsiprymnus. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.1.
- IUCN SSC Antelope Specialist Group 2008. Kobus ellipsiprymnus ellipsiprymnus. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.1.
- IUCN SSC Antelope Specialist Group 2008. Kobus ellipsiprymnus defassa. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.1.
- IUCN SSC Antelope Specialist Group 2008. Kobus ellipsiprymnus. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.1.