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ウコバク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コラン・ド・プランシー著『地獄の辞典』におけるウコバクの挿絵

ウコバクUkobach)は、コラン・ド・プランシー著『地獄の辞典』に登場する悪魔の名前である。日本語では他にユコバック[1]ウコバチとも表記される。

ベルゼブブの配下にある下級の悪魔とされる。ベルゼブブの命により、地獄のの炎が絶えないようにを注ぎ続ける役目を受け持つ。また、花火と揚げ物を発明したという[1]

プランシーによる本文の解説では「灼熱した体で現れる」とされているが、『地獄の辞典』第6版で追加されたルイ・ル・ブルトンによる挿絵では、大きな頭に細いのような尾を持ち、手に燃え盛るフライパンのようなものを持った姿で描かれている。この挿絵が通俗的な悪魔学の文献で繰り返し使用された結果、ウコバクの名が広く知られるようになった[2]

脚注

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  1. ^ a b 『地獄の辞典』、289頁。 
  2. ^ 『悪魔の事典』、100頁。 

参考文献

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  • フレッド・ゲティングズ『悪魔の事典』大瀧啓裕訳、青土社、1992年。ISBN 4-7917-5185-X 
  • コラン・ド・プランシー『地獄の辞典』床鍋剛彦訳、講談社、1990年。ISBN 4-06-201297-9 

関連項目

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