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ウスバカマキリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウスバカマキリ
ウスバカマキリ
ウスバカマキリ(オーストリア産)
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: カマキリ目 Mantodea
: カマキリ科 Mantidae
: Mantis
: ウスバカマキリ M. religiosa
学名
Mantis religiosa
和名
ウスバカマキリ

ウスバカマキリ(薄葉蟷螂、薄葉鎌切、Mantis religiosa)はカマキリ目カマキリ科に属する昆虫

分布

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ヨーロッパアフリカアジア北アメリカに分布。北アメリカには移入されたものもが広がったと考えられる[1]日本では北海道本州四国九州南西諸島に分布するが、オオカマキリハラビロカマキリなどに比べて数は少ない。しかし世界的には最も普遍的に見られる広域分布種である[2]

特徴

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オスは52-66mm、メスは59-66mm[2]

オオカマキリなどに比べ羽部の色が薄い。緑色型と褐色型が普通だが、稀に黄金型もいる。鎌の基節内側に黒斑または黒地に白の斑を持つ。[2]。ウスバカマキリのメスは、交尾が始まる前からオスの頭を食いちぎってしまう。オスは頭部がなくても、腹部の組織の働きによって交尾の動きを制御することができる。[3]

日本では特異な草原にしか生息しない[2]。また、一部の地域では、準絶滅危惧種絶滅危惧I類に指定されている。

全国的に生息地は限られている。生息環境の消失や悪化が原因となり、個体数が激減する可能性が高い。

餌は主他の昆虫類。

脚注

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  1. ^ Reitze, Margit; Nentwig, Wolfgang (1991). “Comparative investigations into the feeding ecology of six Mantodea species”. Oecologia 86 (4): 568–574. Bibcode1991Oecol..86..568R. doi:10.1007/BF00318324. PMID 28313339. 
  2. ^ a b c d 日本のカマキリ (nodai.ac.jp)
  3. ^ なぜ親やきょうだい、子どもを食べる動物が多いのか? 「共食い」のメリット(ナショナル ジオグラフィック日本版)”. LINE NEWS. 2023年1月31日閲覧。