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ウズラの聖母

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ウズラの聖母』
イタリア語: Madonna della quaglia
作者ピサネッロ
製作年1420年ごろ
寸法50 cm × 33 cm (20 in × 13 in)
所蔵カステルヴェッキオ美術館、ヴェローナ

ウズラの聖母』(ウズラのせいぼ、伊: Madonna della quaglia)は、1420年ごろに制作された国際ゴシック様式の絵画で、一般にピサネッロに帰属される。2015年に盗難に遭うまで、北部イタリアヴェローナのカステルヴェッキオ美術館に収蔵されていた[1]。2016年に回収される予定である。

概要

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本作は、典型的な後期ゴシック様式のバラ園の中に座っていて、空を飛ぶ二人の天使が戴冠している聖母子を描いている。画家は前景のウズラをはじめ、野菜や鳥の表現に多大な注意を注いでいる。ウズラが絵画の題名につけられている。場面の天国のような様子は、金色の背景によって高められている。

聖母とその服の描写は、ピサネッロが当時一員であった工房の経営者、ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノの作品の描写に類似している。設定は、同じくカステルヴェッキオ美術館にあるミケリーノ・ダ・ベソッツォ、またはステファノ・ダ・ヴェローナによる同時代の『バラ園の聖母』にも類似している。

脚注

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  1. ^ https://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/europe/italy/12008337/Armed-bandits-steal-masterpieces-worth-10-million-in-raid-on-Italian-art-museum.html

 

参考文献

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  • Zuffi, Stefano (2004). Il Quattrocento. Milan: Electa