ウズラの聖母
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イタリア語: Madonna della quaglia | |
作者 | ピサネッロ |
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製作年 | 1420年ごろ |
寸法 | 50 cm × 33 cm (20 in × 13 in) |
所蔵 | カステルヴェッキオ美術館、ヴェローナ |
『ウズラの聖母』(ウズラのせいぼ、伊: Madonna della quaglia)は、1420年ごろに制作された国際ゴシック様式の絵画で、一般にピサネッロに帰属される。2015年に盗難に遭うまで、北部イタリア、ヴェローナのカステルヴェッキオ美術館に収蔵されていた[1]。2016年に回収される予定である。
概要
[編集]本作は、典型的な後期ゴシック様式のバラ園の中に座っていて、空を飛ぶ二人の天使が戴冠している聖母子を描いている。画家は前景のウズラをはじめ、野菜や鳥の表現に多大な注意を注いでいる。ウズラが絵画の題名につけられている。場面の天国のような様子は、金色の背景によって高められている。
聖母とその服の描写は、ピサネッロが当時一員であった工房の経営者、ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノの作品の描写に類似している。設定は、同じくカステルヴェッキオ美術館にあるミケリーノ・ダ・ベソッツォ、またはステファノ・ダ・ヴェローナによる同時代の『バラ園の聖母』にも類似している。
脚注
[編集]- ^ https://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/europe/italy/12008337/Armed-bandits-steal-masterpieces-worth-10-million-in-raid-on-Italian-art-museum.html
参考文献
[編集]- Zuffi, Stefano (2004). Il Quattrocento. Milan: Electa