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ウノ・アタック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウノ・アタック(Uno Attack、英国カナダではUno Extremeと呼ばれることもある)は、Mattelから販売されている、カードゲームウノの派生商品である。

ウノ・アタックには112枚(以降のバージョンでは106枚)のカードと、電池で動く、カード発射用の機械がついている。 リリースは1998年である[1]

ウノ・アタックにおいて、通常のウノと異なる点は「山札からカードを引く」動作が、「機械のボタンを押す」ことに置き換えられている点で、ボタンを押すと0枚以上のカードが機械から発射される。0枚以上のため、1度押しただけでは発射しないことも有り得る。

カード発射装置

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ウノ・アタックには3本の単二電池で動作する、このゲーム専用の発射装置がついている。発射装置には、カードの捨て場となる部分と、山札を引く代わりに押すボタンが存在する。前述した通り、山札を直接触ることができないので、ボタンを押すことにより、発射装置が動作し、カードを引くことになる。なお、押した時にカードが発射されないことも有る。

通常のウノと異なる点

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ウノ・アタックでは、通常のウノと異なる点が多くある。

異なる点は、以下の通り。

  • 前述した通り、発射装置の内部に山札がセットされてしまうため、カードを山札から1枚ずつ引くことはできない。よって、発射装置のボタンを押すことでカードを引いた、とみなす。
  • プレイ中に、手札が残り1枚になった場合、通常と同様に「ウノ!」と大きい声で宣言する。宣言を忘れた場合、指摘されることでペナルティが発生する。通常のウノではカードを2枚引くが、ウノ・アタックでは、ボタンを2回押すことによってペナルティとする。加えて、「残り1枚でないのに誤って宣言した」場合もペナルティとなる。この場合も、同様にボタンを2回押さなければならない。
  • プレイヤーは手札からプレイできる(場に出せる)カードがあったとしても、出さずにカードを引くことができる。通常のウノでは1枚引いて次の人に移るが、ウノ・アタックではやはりボタンを押すことに代わるため、1回押して終了とする。
  • 他人のカードを見たりしてしまった場合、ボタンを4回押すペナルティが課せられる。
  • カードが発射された後、稀に発射装置の発射口にカードが挟まってしまうことがある。このカードも発射されたものとして、ボタンを押した人が引き取る必要がある。
  • 「ワイルドドロー4」は、後述の「ワイルドヒットファイア」、「ワイルドオールヒット」に置き換えられている。「ワイルドヒットファイア」は誰か1人を指名し、カードが発射されるまでボタンを押す。「ワイルドオールヒット」はプレイされた時点でプレイした人を除く全員がボタンを2回押さなければならない。

カード

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ウノ・アタックでは以下のカードを使用する。

  • 各色(赤、青、緑、黄色)の1~9が2枚ずつ
  • 各色の「リバース」2枚ずつ
  • 各色の「スキップ」2枚ずつ
  • 各色の「ヒット2」2枚ずつ
  • 各色の「ディスカードオール」1枚ずつ
  • 各色の「トレードハンド」1枚ずつ
  • 「ワイルド」4枚
  • 「ワイルドヒットファイア」2枚
  • 「ワイルドオールヒット」2枚

各カードの効果を以下に示す。

  • リバース-プレイの周り順を時計回り←→反時計回りで切り替える。時計回りなら反時計回りに、反時計回りなら時計回りになる。
  • スキップ-次の人の手番は何もせずその次の人の手番に移る。
  • ワイルドカード-このカードはどのカードが場に出ていてもプレイできる。カードを出したプレイヤーは次のプレイヤーが出す色を指定し、プレイを続ける。このカードは他にプレイできる手札があったとしても使うことができる。
  • ヒット2-このカードがプレイされたとき、次のプレイヤーは発射装置のボタンを2回押さなければならない。なお、2回ボタンを押すだけで押した後にカードのプレイはできない。そのまま、さらに次のプレイヤーの手番になる。
  • ディスカードオール-このカードを使うことで、「ディスカードオール」と同じ色のカードを手札からすべて捨てることができる。例えば、黄色の7が場に出ている場合、黄色のディスカードオールを使うことができ、手札から黄色いカードを好きなだけ捨てることができる。ただし、最も上に「ディスカードオール」を置くようにする。(ディスカードオールが最も上に置いてある場合、その上に別の「ディスカードオール」が出せるので、ディスカードオールを連続して使用することもできる。)
  • トレードハンド-このカードを出した後、誰か1人を指名し、持っている手札すべてを指名した人と交換する。
  • ワイルドヒットファイア-このカードはワイルドと同じように、場のカードが何であれプレーできる。次にプレイできるカードの色を指定し、手番はそのまま次のプレイヤーに移る。次のプレイヤーは「カードが発射されるまで」ボタンを何度も押し続けることになる。カードが発射されたら引き取り手札に加え、さらに手番が次のプレイヤーに移る。
  • ワイルドオールヒット-このカードはワイルドと同じように、場のカードが何であれプレーできる。次にプレイできるカードの色を指定する。その後、他のプレイヤーは全員2回ずつボタンを押す。

バリアントルール

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  • 修正されたウノアタック:プレイヤーが記号カード、特にヒット2などをプレイした場合、以降のプレイヤーはボタンを押す代わりに、色は関係なく、同じ記号のカードをプレイしても構わない。これを順番に回していき、プレイできなくなった人が、今までのカードの効果をすべて受ける。

参考文献

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  1. ^ TESS -- Error”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。[リンク切れ]

外部リンク

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