ウファク C.I
表示
UFAG C.I
- 用途:偵察機
- 設計者:スタンコ・ブロウデク
- 製造者:ウンガリッシェ航空機製造
- 運用者:オーストリア=ハンガリー帝国航空隊
- 初飛行:1917年夏
- 生産数:123機
- 運用開始:1918年春
- 運用状況:退役
ウファク C.I(ドイツ語:UFAG C.I)は、オーストリア=ハンガリー帝国のウンガリッシェ航空機製造会社またはハンガリー航空機製造会社(ドイツ語:Ungarische Flugzeugfabrik AG; UFAG)が第一次世界大戦期に開発した、単発複葉複座の偵察機である。
概要
[編集]本機は大戦末期におけるオーストリア=ハンガリー帝国航空隊の主力偵察機の内の一つで、ハンザブランデンブルク C.IIから発展した機体である。改良点は主翼の設計を完全に改めた上に、発動機をより高出力のものに換装し、ラジエターの取付け位置を変更する等した。その一方合板張りの胴体は原型機と同じであったが、背部のラインが変更されている。また生産途中から垂直尾翼を装備している。
1917年夏に初飛行し、1918年春より部隊配備が開始され、主に弾着観測機として敗戦まで運用されていた。また戦後に数機がルーマニアに供給された。
性能諸元
[編集]※使用単位についてはWikipedia:ウィキプロジェクト 航空/物理単位も参照
- 全長: 7.41 m
- 全幅: 9.50 m
- 全高: 2.70 m
- 主翼面積: 26.30 m2
- 自重: 750 kg
- 全備重量: 1,150 kg
- 発動機: ヒエロ N 水冷列型6気筒230HP
- 最大速度: 180 km/h
- 航続距離: 3時間
- 実用上昇限度: 4,900 m
- 乗員: 2 名
- 武装: シュワルツローゼ M7 8 mm機銃 ×2又は3
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 望月隆一編『航空機名鑑 第一次大戦・大戦間編』(光栄、2001年) ISBN 4-87719-721-4