ウレアプラズマ感染症
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ウレアプラズマ感染症 | |
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概要 | |
診療科 | 感染症内科学 |
分類および外部参照情報 | |
eMedicine | med/2340 |
MeSH | D016869 |
ウレアプラズマ感染症(Ureaplasma infection)は、ウレアプラズマ科の2種の細菌による感染症であり、ウレアプラズマ・ウレアリチカムが原因となることが最も一般的で、ウレアプラズマ・パルバムも原因となる。ウレアプラズマ感染症は性感染症の一種であるが、無症状の女性でもウレアプラズマを保菌していることがあるし、健康状態が良ければ通常は無症状である。
しかし、ウレアプラズマ属を保菌してれば、健康な女性の膣内細菌叢(vaginal flora)とはいえない。このバクテリアに感染していることは、細菌性膣炎や骨盤腹膜炎の一因となるためである[1][2][3]。また非淋菌性尿道炎の主要な原因でもある[4]。垂直感染により、産前産後に子どもへ感染することがある。
出典
[編集]- ^ Clark, Natalie; Tal, Reshef; Sharma, Harsha; Segars, James (2014). “Microbiota and Pelvic Inflammatory Disease”. Seminars in Reproductive Medicine 32 (01): 043–049. doi:10.1055/s-0033-1361822. ISSN 1526-8004. PMC 4148456. PMID 24390920 .
- ^ “What are the symptoms of bacterial vaginosis?”. NICHD (2013年5月21日). 3 March 2015閲覧。
- ^ Larsen, Bryan; Hwang, Joseph (2010). “Mycoplasma, Ureaplasma, and Adverse Pregnancy Outcomes: A Fresh Look”. Infectious Diseases in Obstetrics and Gynecology 2010: 1–7. doi:10.1155/2010/521921. ISSN 1064-7449.
- ^ “Nongonococcal urethritis—a new paradigm”. Clinical Infectious Diseases 28 (Suppl 1): S66–73. (January 1999). doi:10.1086/514728. PMID 10028111.