コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ウード2世・ド・ポルオエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウード2世・ド・ポルオエ
Eudes II de Porhoët
ブルターニュ公
ポルオエ副伯
在位 1148年 - 1156年

死去 1180年以降
配偶者 ブルターニュ女公ベルト
  エレオノール(ジャンヌ)・ド・レオン
子女 ジョフロワ
アデライード
ウード3世
アンリ
エレオノール
アリス
家名 ポルオエ家
父親 ポルオエ子爵ジョフロワ
母親 アヴォワーズ
テンプレートを表示
ウード2世のバナー

ウード2世・ド・ポルオエフランス語Eudes II de Porhoët, ? - 1180年以降)またはウードン2世ブルトン語Eudon II

ポルオエ副伯であった人物。ポルオエ副伯ジョフロワとアヴォワーズの息子。妻の権利により1248年にブルターニュ公となった。

生涯

[編集]

1148年ごろ、ウード2世はブルターニュ女公ベルトと結婚し、妻の権利によりブルターニュ公となった[1]。ウードにとっては初婚、ベルトにとっては再婚であった。ベルトは最初に初代リッチモンド伯アラン黒伯と結婚、1146年に死別していた[1]。ベルトが死去した際、ウードはベルトと最初の夫との息子コナン4世の継承を拒否し[2]、義弟オエル3世と同盟を結んだ。最終的にウードは義子コナン4世により廃され[1]、コナン4世と同盟を結んでいたラウル・ド・フージェールにより捕えられた。

ウードは1167年にレオン副伯ギヨマルシュ6世(fr)の娘と再婚した。後世の著者らは妻の名をエレオノールまたはジャンヌであったとしている[注釈 1]

子女

[編集]

ベルトとの間に2子が生まれた。

2番目の妻との間に以下の子女が生まれた。

  • ウード3世(1230年没)
  • アンリ
  • エレオノール - トレギエ伯・ギャンガン伯アンリ・ド・パンティエーヴルとマティルド・ド・ヴァンドームの息子コナン・ド・パンティエーヴルと結婚
  • アリス - モーヴォワザン家に嫁す[7]

注釈

[編集]
  1. ^ 妻の名は一次資料に見られない。この妻は後にリヴァロン・ド・ロスマデックの妻となったエレオノール・ド・レオンや、後にヴィトレ男爵アンドレ2世の妻となったエノグェン・"グウェン"(ジャンヌにガリア化される)と一視されている[3][4]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c Warren 1977, p. 75.
  2. ^ Jankulak 2000, p. 172.
  3. ^ Morvan 2009a, table 24.
  4. ^ Chaillou 2019, table 2.
  5. ^ Vincent 2007, p. 331.
  6. ^ Everard 2004, p. 46.
  7. ^ Morvan 2009b, table 5.

参考文献

[編集]
  • Chaillou, Léa (2019). The House of Léon: Genealogy and Origins, in Foundations volume 11. Foundation for Medieval Genealogy 
  • Everard, J. A. (2004). Brittany and the Angevins: Province and Empire 1158–1203. Cambridge University Press 
  • Jankulak, Karen (2000). The Medieval Cult of St Petroc. The Boydell Press 
  • Morvan, Frederic (2009a) (French). La Chevalerie bretonne et la formation de l'armee ducale, 1260-1341. Presses Universitaires de Rennes 
  • Morvan, Frédéric (2009b). Les règlements des conflits de succession dans la noblesse bretonne au XIIIe siècle. Annales de Bretagne et des Pays de l'Ouest 
  • Vincent, Nicholas (2007). “The Court of Henry II”. Henry II: New Interpretations. The Boydell Press 
  • Warren, W. L. (1977). Henry II. University of California Press 
先代
コナン3世
ブルターニュ
1148年 - 1156年
ベルトと共治)
次代
コナン4世