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エアにに

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『エアにに』
長谷川白紙スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル
レーベル ミュージックマイン
プロデュース 長谷川白紙
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 週間71位オリコン)週間アルバム)
  • テンプレートを表示

    エアにに』は、日本の音楽家・長谷川白紙の1stフルアルバム。2019年11月13日にミュージックマインより発売された。

    概要

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    長谷川はSoundCloudBandcampで作品を発表し続け、2018年に初の全国流通盤『草木萌動』をリリース。作品がリリースされるや否や、多くの音楽メディアに取り上げられ、音楽ファンやミュージシャンからも賞賛の声があがった。満を持してリリースされた本アルバムには、川崎太一朗(トランペット)、石若駿(ドラム)らが参加した楽曲や、姫乃たまへの提供曲セルフカヴァー、過去の人気曲のアルバム・ミックスなどが収録されており、Illicit Tsuboi、zAkらがミックスを手掛けた[4]

    長谷川自身は本作について、「徹底して他者性を追求した作品」「だから自己の発露とかはあんまりないですね」と話している[5]

    音楽性

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    本作の音楽性は、ジャズブレイクビーツドラムンベース現代音楽をはじめとする膨大な要素を内包するものとなっている[1]

    評価と批評

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    • ミュージック・マガジンの近藤真弥は、「古今東西の様々な音楽/リズム的イディオムのモノマニアックな収集力と、その天才的な再構成力」「暴力と破壊をてなずけて美に収めるオリジナリティ」を称賛した[1]
    • 同誌の編集長・久保太郎は、過剰なまでの超高速ジャズ・サウンドに「ボカロ以降の世代らしさ」を見いだしつつ、「ポップなメロディを歌う優し気なヴォーカルが乗る楽曲自体は特異なものではなく、むしろ20世紀のポピュラー・ミュージックに連なる正統派の音楽家なのではないかと思わせる」と述べた[1]

    受賞とノミネート

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    収録曲

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    CD、音楽配信
    全作曲・編曲: 長谷川白紙
    #タイトル作詞作曲・編曲時間
    1.「あなただけ」 長谷川白紙
    2.「o(__*)」 長谷川白紙
    3.「怖いところ」 長谷川白紙
    4.「砂漠で」 長谷川白紙
    5.「風邪山羊」 長谷川白紙
    6.「蕊のパーティ」 長谷川白紙
    7.「悪魔」 長谷川白紙
    8.「いつくしい日々」 長谷川白紙
    9.「山が見える」 長谷川白紙
    10.「ニュートラル」 長谷川白紙
    合計時間:

    脚注

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    1. ^ a b c d 「クロス・レヴュー」『ミュージック・マガジン』第53巻第12号、ミュージック・マガジン、2021年11月。 
    2. ^ 「アルバム・レヴュー」『ミュージック・マガジン』第53巻第11号、ミュージック・マガジン、2021年10月。 
    3. ^ 「クロス・レヴュー」[1]、「アルバム・レヴュー」[2]において5人の評者がつけた点数の平均値。
    4. ^ 長谷川白紙の音楽が開かれたポップスとして成立する所以 『夢の骨が襲いかかる!』に表れた“生身の発声とリズム””. Real Sound (2020年7月21日). 2022年3月27日閲覧。
    5. ^ 「第12回CDショップ大賞 2020」レポート”. NPOミュージックソムリエ協会 (2020年3月12日). 2022年3月27日閲覧。
    6. ^ CDショップ大賞”. 全日本CDショップ店員組合 (2020年). 2022年3月27日閲覧。
    7. ^ アジカン後藤による「APPLE VINEGAR賞」ノミネートに長谷川白紙、NOT WONK、Dos Monosらの10作品”. Billboard JAPAN (2020年2月10日). 2022年3月27日閲覧。