コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

Jトラストグローバル証券

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エイチ・エス証券から転送)
Jトラストグローバル証券株式会社
J TRUST GLOBAL SECURITIES CO., LTD.
種類 株式会社
略称 JTG証券
本社所在地

日本の旗 日本
150-6007
東京都渋谷区恵比寿4-20-3

恵比寿ガーデンプレイスタワー7階
設立 2007年4月1日(現法人)
業種 証券、商品先物取引業
法人番号 3011101043198 ウィキデータを編集
金融機関コード 9552
事業内容 金融商品取引法に基づく金融商品取引業者(関東財務局長(金商)第35号)
代表者 矢田 耕一(代表取締役社長
資本金 30億円(2021年3月31日現在)
売上高 37億46百万円(2021年3月期)[1]
経常利益 5億83百万円(2021年3月期)
純利益 3億63百万円(2021年3月期)
従業員数 165名(2021年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 Jトラスト株式会社 100%
関係する人物 藤澤信義 澤田秀雄
外部リンク www.jtg-sec.co.jp ウィキデータを編集
特記事項:関東財務局長(金商)第35号
テンプレートを表示

Jトラストグローバル証券株式会社(J Trust Global Securities Co., Ltd.)は、Jトラスト株式会社の完全子会社である日本の証券会社である。同社はJTG証券の略称も用いている。

もともとは山一證券系の協立証券株式会社であり、1999年に大手旅行会社H.I.Sの創業者である澤田秀雄が同社を買収してエイチ・アイ・エス協立証券株式会社商号変更し、2001年にエイチ・エス証券株式会社に商号変更した。現法人は、2007年に(旧)エイチ・エス証券株式会社が持株会社の澤田ホールディングス株式会社(現・HSホールディングス株式会社)となる際に、同社の完全子会社の(新)エイチ・エス証券株式会社として新設された法人である。2022年4月に株式譲渡によりJトラスト株式会社が親会社となったことから、同年10月にエイチ・エス証券株式会社からJトラストグローバル証券株式会社へ商号変更を行った。

概要

[編集]

主に海外投資と新規公開株式[2] (IPO) の取扱い、ベンチャー企業のアドバイザリー業務に特徴がある。

外国債券[3]では新発債券ならびに既発債券を取り扱っている。アメリカ合衆国カナダオーストラリアニュージーランド (NZ)など先進国をはじめ、トルコメキシコインドなどの新興国を含め世界各国の債券取扱実績がある。また、取扱債券の種類も一般的な債券から利付債優先株預託証券劣後債仕組債など多岐にわたる。

外国株式においても、200銘柄を超えるアメリカ[4]中国[5]インドネシア[6]シンガポール[7]など各国株式の取扱いがある。

他にも投資信託ノーロードファンド日経225先物オプション取引なども取り扱っている。

システム面では、スマートフォン用株式取引ツール「スマ株」、インターネットトレーディングツール 「JTG Trader Premium」といった株式取引ツールを提供し、逆指値IFDOCOなど自動売買ツールを拡充している。

取引形態としては、対面取引(本社を含め全国8店舗)・コールセンター取引・インターネット取引の3つのチャネルが用意されている。また、法人支援として未上場企業[8]の株式公開やアドバイザリー業務にも力を入れており、近年では TOKYO PRO Market J-Adviser資格を取得している。Webセミナーも積極的に行っており、東京証券取引所や上場企業担当者、エミン・ユルマズ氏などによる講演を行っている。

ビジョン

ベンチャー企業・成長企業の資金調達、株式公開のお手伝いをし、ベンチャー企業のためのベンチャー証券会社として、多くのお客様に良い商品、サービスの提供ができる証券会社を目指す。

沿革

[編集]
  • 1958年昭和33年) - 合同証券株式会社を承継し、東京都中央区日本橋兜町協立証券株式会社を設立。
  • 1958年(昭和33年) - 東京証券取引所正会員となり営業を開始。
  • 1968年(昭和43年) - 証券取引法に基づく免許証券会社となる。
  • 1987年(昭和62年) - 大阪証券取引所正会員となる。
  • 1988年(昭和63年) - 資本金20億356万5千円となる。
  • 1990年平成2年) - 資本金30億356万5千円となる。
  • 1998年(平成10年) - 証券取引法に基づく登録証券会社となる。
  • 1999年(平成11年) - エイチ・アイ・エス協立証券株式会社に商号変更。
  • 2001年(平成13年) - エイチ・エス証券株式会社に商号変更。
  • 2004年(平成16年) - 大証ヘラクレス(現在のJASDAQ)に株式上場(証券コード: 8699)。
  • 2004年(平成16年) - 東京都渋谷区道玄坂から東京都新宿区西新宿住友不動産新宿オークタワー)に本社移転。
  • 2006年(平成18年) - エイチ・エス証券分割準備株式会社を設立。
  • 2007年(平成19年) - (旧)エイチ・エス証券株式会社を澤田ホールディングス株式会社(現・HSホールディングス)に商号変更。新興国外国債券の取扱いを開始。
  • 2007年(平成19年) - エイチ・エス証券分割準備株式会社が、(旧)エイチ・エス証券株式会社(現・HSホールディングス)の会社分割(吸収分割)により事業を承継し、(新)エイチ・エス証券株式会社に商号変更。
  • 2008年(平成20年) - 中国株式・香港株式の取扱いを開始。
  • 2009年(平成21年) - モバイル株取引「株マル得ケータイ」をリリース。
  • 2011年(平成23年) - ロシア株式の取扱いを開始。
  • 2012年(平成24年) - 米国株式・シンガポール株式・インドネシア株式の取扱いを開始。
  • 2014年(平成26年) - 「スマ株for PC」・「スマ株forタブレット」をリリース。
  • 2016年(平成28年) - 「スマ株」バージョンアップ、「HS Trader PremiumⅡ」リリース。
  • 2020年令和2年) - TOKYO PRO Market J-Adviser資格取得
  • 2022年(令和4年) - HSホールディングスが全株式をJトラスト株式会社に譲渡。Jトラストが親会社となる。
  • 2022年(令和4年) - エイチ・エス証券をJトラストグローバル証券株式会社(略称:JTG証券)に商号変更。
  • 2023年(令和5年) - 東京都新宿区西新宿から東京都渋谷区恵比寿恵比寿ガーデンプレイスタワー)に本社移転

上場主幹事業務実績

[編集]
上場日 銘柄名 上場市場 証券コード 業種 公募価格 初値 騰落率
2012年12月21日 株式会社グランディーズ 福証Q-Board 3261 不動産 360円 368円 2.22 %
2014年11月27日 株式会社CRI・ミドルウェア 東証マザーズ 3698 情報通信 2,400円 13,500円 462.5 %
2015年12月18日 アートグリーン株式会社 名証セントレックス 3419 卸売 420円 614円 46.19 %
2019年6月4日 大英産業株式会社 福証本則 2974 不動産 1,520円 1,330円 -12.5 %
2019年9月12日 株式会社ピー・ビーシステムズ 福証Q-Board 4447 情報通信 1,380円 1,950円 41.3 %
2020年12月11日 株式会社Geolocation Technology TOKYO PRO Market 4018 情報通信 -円 -円 - %
2020年12月24日 株式会社グローバルインフォメーション JASDAQスタンダード 4171 情報通信 1,210円 2,580円 113.22 %
2021年7月21日 アップコン株式会社 TOKYO PRO Market 5075 建設 -円 -円 - %
2021年9月13日 株式会社Geolocation Technology 福証Q-Board 4018 情報通信 2,240円 3,550円 58.48 %
2021年11月1日 株式会社フロンティア 福証Q-Board 4250 化学 930円 958円 3.01 %
2022年2月9日 株式会社ライトワークス 東証マザーズ 4267 情報通信 2,100円 3,000円 42.85 %
2022年4月19日 東京高圧山崎株式会社 TOKYO PRO Market 7139 卸売 -円 -円 - %
2022年9月12日 株式会社ペアキャピタル TOKYO PRO Market 9559 サービス -円 -円 - %
2022年12月21日 株式会社日本オーエー研究所 TOKYO PRO Market 5241 情報通信 -円 -円 - %
2022年12月26日 アップコン株式会社 名証ネクスト 5075 建設 1,280円 1,000円 -21.88 %
2023年6月26日 QLSホールディングス株式会社 名証ネクスト 7075 サービス 650円 800円 23.07 %
2023年6月27日 OOKABE GLASS株式会社 TOKYO PRO Market 5886 卸売 -円 -円 - %
2023年11月30日 エム・デー・ビー株式会社 TOKYO PRO Market 5594 情報通信 -円 -円 - %
2023年12月8日 WizBiz株式会社 TOKYO PRO Market 5866 サービス -円 -円 - %
2024年1月11日 ワンビ株式会社 TOKYO PRO Market 5622 情報通信 -円 -円 - %
2024年6月24日 株式会社ライジングコーポレーション TOKYO PRO Market 207A サービス -円 -円 - %
2024年8月29日 Cross Eホールディングス株式会社 福証Q-Board 231A 建設業 1,180円 1,085円 -8.06%
2024年9月25日 リプライオリティ 福証Q-Board 242A サービス 1,520円 1,398円 -8.03%
  • 1999年から2010年まで計111社の新規公開株の幹事案件(うち主幹事案件は計30社)に携わっている[9]
  • 2019年福岡証券取引所新規上場会社概要に記載[10]
  • 2020年日本取引所TOKYO PRO Market銘柄一覧に記載[11]
  • 2020年日本取引所新規上場会社情報に記載[12]

その他

[編集]
  • Jトラストグローバル証券(略称:JTG証券)の前身にあたる合同証券は、小説「大番」の主人公・赤羽丑之助のモデルである相場師佐藤和三郎が社長を務めた企業である。

脚注

[編集]
  1. ^ 澤田ホールディングス2021年3月期決算説明資料
  2. ^ JTG証券IPOポイント”. 2018年12月3日閲覧。
  3. ^ JTG証券外国債券”. 2018年12月3日閲覧。
  4. ^ JTG証券米国株式”. 2018年8月16日閲覧。
  5. ^ JTG証券中国株式”. 2018年8月16日閲覧。
  6. ^ JTG証券インドネシア株式”. 2018年8月16日閲覧。
  7. ^ JTG証券シンガポール株式”. 2018年8月16日閲覧。
  8. ^ JTG証券株式公開とは”. 2019年9月14日閲覧。
  9. ^ JTG証券IPO実績”. 2018年8月16日閲覧。
  10. ^ 福岡証券取引所新規上場会社概要”. 2019年8月9日閲覧。
  11. ^ TOKYO PRO Market新規上場会社一覧”. 2020年12月7日閲覧。
  12. ^ 新規上場会社情報”. 2020年12月7日閲覧。

外部リンク

[編集]