エイブリー・ブラッドリー
ロサンゼルス・レイカーズでのブラットリー (2022年) | |
フリーエージェント | |
---|---|
ポジション | SG / PG |
基本情報 | |
愛称 | Poison |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1990年11月26日(34歳) |
出身地 | ワシントン州タコマ |
身長 | 191cm (6 ft 3 in) |
体重 | 82kg (181 lb) |
ウィングスパン | 201cm (6 ft 7 in)[1] |
キャリア情報 | |
高校 |
ベラマイン・プレップ フィンドレー・プレップ |
大学 | テキサス大学 |
NBAドラフト | 2010年 / 1巡目 / 全体19位[1] |
ボストン・セルティックスから指名 | |
プロ選手期間 | 2010年–現在 |
経歴 | |
2010-2017 | ボストン・セルティックス |
2011 | →メイン・レッドクローズ |
2011 | ハポエル・エルサレム |
2017–2018 | デトロイト・ピストンズ |
2018-2019 | ロサンゼルス・クリッパーズ |
2019 | メンフィス・グリズリーズ |
2019–2020 | ロサンゼルス・レイカーズ |
2020–2021 | マイアミ・ヒート |
2021 | ヒューストン・ロケッツ |
2021–2022 | ロサンゼルス・レイカーズ |
受賞歴 | |
| |
Stats Basketball-Reference.com | |
エイブリー・アントニオ・ブラッドリー・ジュニア(Avery Antonio Bradley Jr. , 1990年11月26日 - )は、アメリカ合衆国・ワシントン州タコマ出身のプロバスケットボール選手。ポジションはシューティングガードまたはポイントガード。
経歴
[編集]ワシントン州タコマの地元の高校から2年生の時にネバダ州の高校に転校。大学はテキサス大学に進学[2]。ブラッドリーはテキサス大学出身のT・J・フォードに憧れて同大学に進学したという。1年間だけプレーした後に2010年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明[3]。19位でボストン・セルティックスに指名された[4]。
ボストン・セルティックス
[編集]2011-12シーズン途中から、レイ・アレンに替わりシューティングガードのスタメンに抜擢。2012-13シーズンには、NBAオールディフェンシブチームのセカンドチームに選出された。
2013-14シーズン開幕前に、翌シーズンからの4年3200万ドルの新契約に合意。2016年2月5日のクリーブランド・キャバリアーズ戦では、101-103でむかえた第4クォーター残り0.8秒の場面から、起死回生の逆転ブザービーター3ポイントシュートを決めた[5]。
2017年5月21日のカンファレンスファイナルの同じくキャバリアーズ戦でも、108-108の同点で迎えた第4クォーター残り数秒の場面で、2連敗のセルティックスを救う決勝3ポイントシュートを決めた[6]。
デトロイト・ピストンズ
[編集]2017年7月7日、マーカス・モリスとのトレードでデトロイト・ピストンズに移籍した[7]。
ロサンゼルス・クリッパーズ
[編集]2018年1月29日、ブレイク・グリフィン等とのトレードでトバイアス・ハリス、ボバン・マリヤノヴィッチと共にロサンゼルス・クリッパーズに移籍した[8]。
メンフィス・グリズリーズ
[編集]2019年2月7日、ジャマイカル・グリーン、ギャレット・テンプルとのトレードでメンフィス・グリズリーズに移籍した[9]。2月12日のサンアントニオ・スパーズ戦でキャリアハイとなる33得点を記録した。
ロサンゼルス・レイカーズ
[編集]ウェイバー期間終了後にロサンゼルス・レイカーズとプレイヤーオプション付きの2年970万ドルで契約合意した[10]。2020年6月24日、新型コロナウイルスの影響でシーズンが7月30日から再開する予定だったがブラッドリーはプレーしないことをESPNに報じた[11]。なお、レイカーズは10年振りのNBAチャンピオンに輝いている。オフにプレイヤーオプションを破棄してFAとなった[12]。
マイアミ・ヒート
[編集]2020年11月21日にマイアミ・ヒートと2年1160万ドルで契約した[13]。
ヒューストン・ロケッツ
[編集]2021年3月25日にビクター・オラディポとのトレードで、ケリー・オリニクと共にヒューストン・ロケッツへ移籍した[14]。オフにチームオプションを破棄され、FAとなった。
レイカーズ復帰
[編集]2021年9月にゴールデンステート・ウォリアーズとトレーニングキャンプ契約を結んだが[15]、キャンプ終了後の10月15日に解雇された[16]。その後、18日にウェイバー公示を経て古巣のレイカーズへ復帰した[17]。
プレースタイル
[編集]長い手足を生かしたディフェンスが持ち味。同じガード陣のデイミアン・リラードやC・J・マッカラムなどは、ブラッドリーを「NBA随一のペリメーターディフェンダー」とも語っている[18][19]。優秀な3&D選手であるが、2009年のマクドナルド・オール・アメリカンゲームのスラムダンクコンテストで優勝を果たしているなど、運動能力も高い。しかし、オフェンス面では伸びしろが見られず、ピストンズ移籍以降はジャーニーマン化している。
その他
[編集]セルティックス時代の同僚アイザイア・トーマスはブラッドリーと同じくタコマの出身であり、少年時代からのチームメイトであり親友。2017年のプレイオフ1回戦が行われる直前にトーマスの妹が不慮の事故により他界し、悲しみに暮れているトーマスに寄り添い彼を精神的に支え[20]、キャバリアーズに一矢報いる活躍を見せた。
個人成績
[編集]略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
優勝シーズン |
レギュラーシーズン
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010–11 | BOS | 31 | 0 | 5.2 | .343 | .000 | .500 | .5 | .4 | .3 | .0 | 1.7 |
2011–12 | 64 | 28 | 21.4 | .498 | .407 | .795 | 1.8 | 1.4 | .7 | .2 | 7.6 | |
2012–13 | 50 | 50 | 28.7 | .402 | .317 | .755 | 2.2 | 2.1 | 1.3 | .4 | 9.2 | |
2013–14 | 60 | 58 | 30.9 | .438 | .395 | .804 | 3.8 | 1.4 | 1.1 | .2 | 14.9 | |
2014–15 | 77 | 77 | 31.5 | .429 | .352 | .790 | 3.1 | 1.8 | 1.1 | .2 | 13.9 | |
2015–16 | 76 | 72 | 33.4 | .447 | .361 | .780 | 2.9 | 2.1 | 1.5 | .3 | 15.2 | |
2016–17 | 55 | 55 | 33.4 | .463 | .390 | .731 | 6.1 | 2.2 | 1.2 | .2 | 16.3 | |
2017–18 | DET | 40 | 40 | 31.7 | .409 | .381 | .763 | 2.4 | 2.1 | 1.2 | .2 | 15.0 |
LAC | 6 | 6 | 27.5 | .473 | .111 | 1.000 | 3.7 | 1.8 | .8 | .2 | 9.2 | |
2018–19 | 49 | 49 | 29.9 | .383 | .337 | .800 | 2.7 | 2.0 | .6 | .3 | 8.2 | |
MEM | 14 | 14 | 31.6 | .463 | .384 | .800 | 2.7 | 2.0 | .6 | .3 | 16.1 | |
2019–20 | LAL | 49 | 44 | 24.2 | .444 | .364 | .833 | 2.3 | 1.3 | .9 | .1 | 8.6 |
2020–21 | MIA | 10 | 1 | 21.1 | .470 | .421 | .778 | 1.8 | 1.4 | .7 | .1 | 8.5 |
HOU | 17 | 5 | 23.0 | .314 | .270 | .833 | 2.3 | 1.9 | .8 | .1 | 5.2 | |
2021–22 | LAL | 62 | 45 | 22.7 | .423 | .390 | .889 | 2.2 | .8 | .9 | .1 | 6.4 |
通算 | 660 | 544 | 27.5 | .434 | .365 | .783 | 2.8 | 1.7 | 1.0 | .2 | 11.0 |
プレーオフ
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | BOS | 10 | 10 | 24.8 | .368 | .227 | .667 | 2.0 | .8 | .8 | .6 | 6.7 |
2013 | 6 | 6 | 31.8 | .405 | .250 | 1.000 | 2.2 | 1.3 | 1.8 | .2 | 6.7 | |
2015 | 4 | 4 | 33.3 | .380 | .263 | .857 | 3.8 | .8 | .8 | .0 | 12.3 | |
2016 | 1 | 1 | 33.0 | 438 | .143 | 1.000 | 3.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 18.0 | |
2017 | 18 | 18 | 35.8 | .441 | .351 | .778 | 3.9 | 2.3 | 1.3 | .2 | 16.7 | |
通算 | 39 | 39 | 32.1 | .420 | .312 | .780 | 3.1 | 1.6 | 1.2 | .3 | 12.2 |
脚注
[編集]- ^ “avery-bradley” (英語). draftexpress.com (2010年). 2021年9月25日閲覧。
- ^ http://www.texassports.com/roster.aspx?rp_id=210
- ^ http://www.sbnation.com/2010/4/6/2314700/texas-avery-bradley-declares-for-nba-draft-wont-sign-with-agent
- ^ http://m.espn.go.com/general/story?storyId=5348518&city=boston&src=desktop
- ^ Avery Bradley Hits the Game Winning Buzzer Beater in Cleveland
- ^ Avery Bradley hits game winning shot in Game 3 vs. Cavaliers
- ^ Celtics trading Avery Bradley and a second round pick to Detroit for Marcus Morris
- ^ “Blake Griffin traded from Clippers to Pistons in blockbuster deal, sources say” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年1月29日). 2018年1月30日閲覧。
- ^ “Memphis Grizzlies acquire Avery Bradley from Los Angeles Clippers”. NBA.com (February 7, 2019). February 7, 2019閲覧。
- ^ “Lakers News: Avery Bradley to Sign 2-Year, $9.7M Contract After Clearing Waivers”. 2021091-30閲覧。
- ^ “レイカーズが誇る守備巧者エイブリー・ブラッドリーが今季“第二幕”の参戦を辞退”. news.yahoo.co.jp. BASKETBALLKING (2020年6月24日). 2020年6月24日閲覧。
- ^ “Report: Avery Bradley to decline 2020-21 player option” (英語). Lakers Outsiders (2020年11月19日). 2021年11月6日閲覧。
- ^ “Report: Avery Bradley to sign 2-year deal with Heat | NBA.com”. www.nba.com. 2020年11月21日閲覧。
- ^ “Rockets Complete Trade with Miami”. NBA.com (March 25, 2021). 2021091-30閲覧。
- ^ “Warriors Announce Roster for 2021-22 Training Camp, Fueled by Gatorade”. nba.com (2021年9月24日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ “Warriors Waive Bell, Bradley, Mulder and Payton II”. Golden State Warriors (2021年10月15日). 2021年10月16日閲覧。
- ^ Faigen, Harrison (2021年10月18日). “Lakers claim Avery Bradley off of waivers” (英語). Silver Screen and Roll. 2021年10月18日閲覧。
- ^ Damian Lillard told Boston Celtics guard Avery Bradley he's the NBA's best perimeter defender
- ^ Avery Bradley the best perimeter defender in the...
- ^ Avery Bradley's friendship 'really important' for grieving Boston Celtics star Isaiah Thomas
外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference、Basketball-Reference (G League)、ESPN、Eurobasket、RealGM
- Texas Longhorns bio
- カレッジ通算成績と情報 Sports-Reference、Rivals、247Sports
|
- 20世紀のアフリカ系アメリカ人
- 21世紀のアフリカ系アメリカ人のスポーツ選手
- アフリカ系アメリカ人のバスケットボール選手
- アメリカ合衆国の男子バスケットボール選手
- シューティングガード
- ポイントガード
- ボストン・セルティックスのドラフト指名選手
- ボストン・セルティックスの選手
- メイン・レッドクローズの選手
- ハポエル・エルサレムBCの選手
- デトロイト・ピストンズの選手
- ロサンゼルス・クリッパーズの選手
- メンフィス・グリズリーズの選手
- ロサンゼルス・レイカーズの選手
- マイアミ・ヒートの選手
- ヒューストン・ロケッツの選手
- マクドナルド・オール・アメリカン選出選手
- パレード・ハイスクール・オールアメリカン (男子バスケットボール)
- テキサス大学出身のバスケットボール選手
- タコマ出身の人物
- ワシントン州出身のバスケットボール選手
- 1990年生
- 存命人物