エクスペクティング・トゥ・フライ
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『エクスペクティング・トゥ・フライ』 | ||||
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ブルートーンズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1995年 | |||
ジャンル |
フォークロック ギターポップ | |||
レーベル | スペリアー・クォリティ・レコーディング/A&Mレコード | |||
プロデュース | ヒュー・ジョーンズ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ブルートーンズ アルバム 年表 | ||||
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『エクスペクティング・トゥ・フライ』("Expecting to Fly")は、1996年発表のブルートーンズのデビューアルバム。
解説
[編集]彼らが影響を受けたというストーン・ローゼズ風のギタープレイが全編にちりばめられ、歌詞には孤独や別離を題材にしたものが多く、繊細な曲調が多い。マーク・モリスは「シングル・ヒットに振りまわされないようなアルバムを作りたかった。アルバムはシングル曲をただ集めただけのものとは違う。一つの芸術作品なんだ」と話している(実際デビューシングルの「アー・ユー・ブルー・オア・アー・ユー・ブラインド」はアルバム未収録となっている)。
アルバムは当時モンスターヒットとなっていたオアシスの『モーニング・グローリー』を、一週のみではあるが破って全英初登場1位、25週チャートインし、プラチナ・ディスクに輝くという大きな成功を収めた[1]。またメロディ・メイカー誌の「アルバム・オブ・ザ・イヤーで」年間19位、NMEで年間11位に選ばれた。
アルバムタイトルは、バッファロー・スプリングフィールドの同名曲からとられており、2008年の1stアルバム全曲演奏ツアーではこの曲をカバーしている。孔雀があしらわれたジャケットについて、マーク・モリスは「これが僕らの第一段階だ、ここから更に飛び立つんだっていう宣言みたいな気持ちもを込めてね」と語っている[2]。
2009年には、当時のレディオ・セッションの音源が追加され、かつリマスターされた2枚組のデラックス盤が再発売されている。
収録曲
[編集]- トーキング・トゥ・クラリー - Talking To Clarry
- ブルートニック - Bluetonic
- カット・サム・ラグ - Cut Some Rug
- シングス・チェンジ - Things Change
- ザ・ファウンテンヘッド - The Fountainhead
- カーント・ビー・トラステッド - Carnt Be Trusted
- スライト・リターン - Slight Return
- プッティング・アウト・ファイアーズ - Putting Out Fires
- ヴァンパイア - Vampire
- ア・パーティング・ジェスチャー - A Parting Gesture
- タイム&アゲイン - Time & Again
- 日本盤にはボーナス・トラックとして、「ドント・スタンド・ミー・ダウン」、「ネイ・ヘア・オント」が追加収録。
シングル
[編集]その他
[編集]- 日本盤のみモーク・モリス直筆の歌詞カードが掲載されており、ライナーノーツは田中宗一郎が担当している。