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エジプトガン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エジプトガン
エジプトガン
エジプトガン Alopochen aegyptiacus
保全状況評価[a 1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: エジプトガン属
Alopochen Stejneger, 1885
: エジプトガン A. aegyptiacus
学名
Alopochen aegyptiacus
(Linnaeus, 1766)
和名
エジプトガン
英名
Egyptian goose

エジプトガンAlopochen aegyptiacus)は、鳥綱カモ目カモ科エジプトガン属に分類される鳥類。本種のみでエジプトガン属を構成する。また、ツクシガモの極めて近い近縁種。

分布

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アフリカ大陸[1][2]

種小名aegyptiacusは「エジプトの」の意で、和名や英名と同義。

形態

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全長70センチメートル[2]。翼長オス40-43センチメートル、メス35-38.5センチメートル[1]。全身の羽衣は黄灰色で、眼の周囲や背、下胸の羽衣は褐色[1]。雨覆羽は白い[2]。次列風切にある光沢(翼鏡)は緑色[1]

後肢は長い[2]。嘴や後肢はピンク色[1]

生態

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河川などに生息する[1]。単独やペア、家族群を形成し生活するが、換羽期には約50羽の群れを形成することもある[1]

食性は雑食で、種子果実昆虫甲殻類などを食べる[2]

繁殖形態は卵生。樹洞、岩の隙間、草原などに巣を作り、他の鳥類の古巣を利用することもある[1]。6-12個(平均7個)の卵を産む[1]。抱卵期間は30日[1]

画像

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人間との関係

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飼育下では丈夫で適応性があるが、闘争性が強く他種のカモ類を殺すこともある[1]

本種は愛玩鳥として流通もしているので、日本ではおそらく飼育施設から逃げ出したと思われる個体が、ときおり野外で観察されることがある[3]

参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育 (ガンカモ目)』、財団法人東京動物園協会、1980年、37頁。
  2. ^ a b c d e 中村登流監修 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社1984年、114、220頁。
  3. ^ 川上和人(文)、叶内拓哉(写真)『外来鳥ハンドブック』文一総合出版、2012年5月17日。ISBN 978-4-8299-8103-0  p.25

関連項目

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外部リンク

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  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2012. Alopochen aegyptiaca. In: IUCN 2013. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2013.1.