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エスターハージートルテ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エスターハージートルテ
エスターハージートルテ(ウィーン
種類 ケーキ
発祥地  ハンガリー
地域 ブダペスト
主な材料 アーモンドメレンゲバタークリーム
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エスターハージートルテドイツ語: Eszterházy-Torte)は、トルテと称されるハンガリーケーキの一種。

なお、日本語でのカタカナ表記には以下のような揺れがある。

  • エスターハーズィートルテ[1]
  • エスターハーゼトルテ[2]
  • エステルハージトルテ[3]
  • エステルハーズィートルテ[4]

概要

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パウル・アントン・エステルハージ(1786年–1866年)

「エスターハージ」「エステルハージ」はハンガリーの名家であるエステルハージ家を指す[1][2]ウィーンの伝統菓子であり、表面の独特の模様はエステルハージ家の紋章を模した矢羽根模様である[2]

ヘーゼルナッツ入りのスポンジケーキとクリームの層を重ねたり[1]コニャックバターで味付けしたクリームを4層から6層のアーモンド入りメレンゲで挟んで砂糖衣でコーティングしたケーキである[5]

エスターハージートルテの製法には様々なバリエーションがあり、ハンガリーではもともとのエスターハージートルテで用いられるアーモンドの代わりに、すべてクルミを用いる[6]

エステルハージ家の一員であり、オーストリア帝国外交官であったパウル・アントン・エステルハージにちなんで名付けられた。19世紀後半にブダペストの菓子職人によって考案され、すぐにオーストリア=ハンガリー帝国で最も有名なケーキの一つとなった。

エスターハージーシュニッテ

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2つのエスターハージーシュニッテ

ハンガリーの菓子ではないものの、エスターハージーシュニッテはよく知られたエスターハージートルテの変種である。トルテが必ず丸い形をしているのに対し、シュニッテは四角い形をしている。他にも、スポンジケーキをベースにしたものや、果物の結晶をあしらったものなどがある。エスターハージーシュニッテは、一般的に非常に甘い。

出典

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  1. ^ a b c 『A17 地球の歩き方ウィーンとオーストリア 2023~2024』地球の歩き方、2023年、24頁。ISBN 978-4059208297 
  2. ^ a b c 父の日限定「エスターハーゼトルテ」発売 ハンガリーの名門貴族の名を冠したウィーン伝統ケーキ』(プレスリリース)デメル・ジャパン株式会社、2019年6月7日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000045150.html2024年10月7日閲覧 
  3. ^ 洋菓子 第23課 ウィーン菓子(2)「エステルハージトルテ」”. 辻調グループ校 (2021年4月9日). 2024年10月7日閲覧。
  4. ^ 沖島博美『無形文化遺産 ウィーンのカフェハウス その魅力のすべて』河出書房新社、2017年、94頁。ISBN 978-4309227139 
  5. ^ 『W25 世界のお菓子図鑑 :113の国と地域&日本47都道府県のローカルおやつを食の雑学とともに解説』地球の歩き方、2022年、23頁。ISBN 978-4059207184 
  6. ^ The Esterházy cake[リンク切れ], Ruszwurm Confectionery

関連項目

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外部リンク

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