バタークリーム
表示
バタークリーム | |
---|---|
スイス式のバタークリームの使用例、ウェディングケーキのコーティング | |
別名 | バターアイシング、バターフロスティング |
種類 | スイス式、フランス式、イタリア式、ドイツ式 |
主な材料 | バター、クリーム、加糖練乳 |
Cookbook |
バタークリーム(英: buttercream)は主にケーキへの充填・コーティングなどに使用されている乳製品のこと。別称が多く、クリームバター、バターアイシング(英: butter icing)、バターフロスティング(英: butter frosting)、クリームムースラインなども呼ばれている。
材料
[編集]主な材料はバター・生クリーム・加糖練乳のみ。場合によってホワイトチョコ・バニラエキス・砂糖・塩・卵・粉砂糖・イチゴ・バナナ・ココナッツなども加える。また、味を付ける効果以外、食品着色剤としての効果も揃っている。
種類
[編集]- スイス式
- スイス式は、まずグラニュー糖と卵白を混ぜてすぐ泡立って、混ぜたものを一度加熱した後冷却し、そしてバターとクリームを加入し、泡立ったらもう一度加熱した後冷却、これで完成。
- フランス式
- フランス式は、日本やアメリカで普通に売れているバタークリームのことであり、泡立てたものをもう一つの卵黄と混ぜて作られている。卵黄を使用したため、他のバタークリームより黄色が濃く、食感としては甘くて溶けそうなバターに近い[1][2]。
- イタリア式
- イタリア式は、まず卵白を十分に泡立って、そして熱いガムシロップを泡立った卵白のクリームの周りに滴下しつつ、ガムシロップが全部使い切った後バターとクリームを加入し、もう一度泡立って完成[3] 。
- ドイツ式
- ドイツ式は、「クリームムースライン」としても知られていた、カスタードクリームと柔らかくしたバターを混ぜ合わせ、さらに粉砂糖を加えて、一定な甘さになると停止し、泡立って完成[4][5]。
-
Frankfurter Kranz
普及状況
[編集]生クリームが普及するにつれて人気を失っていると言われる[6]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ Parks, Stella (2012年2月15日). “French Buttercream Frosting Recipe”. Serious Eats. 2018年4月18日閲覧。
- ^ Gordon, Megan (2010年9月29日). “French Buttercream: What's the Difference?”. Kitchn. 2018年4月18日閲覧。
- ^ “What’s the Difference Between French, Swiss, and Italian Meringues?”. www.cooksillustrated.com. 2021年7月10日閲覧。
- ^ Razon, Kristina (2021年4月1日). “Paris–Brest (Pâte à Choux With Praline Crème Mousseline) Recipe”. Serious Eats. 2021年4月8日閲覧。
- ^ Jones, Nila (2014年12月12日). “German Buttercream Recipe”. Serious Eats. 2018年4月18日閲覧。
- ^ 神田広達『感動を生む菓子づくりープティ・ガトー51のスタイル』旭屋出版、2020年、89頁。