エバニー・ブリッジス
2022年 | |
基本情報 | |
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通称 | Blonde Bomber |
階級 |
バンタム級 スーパーバンタム級 |
身長 | 155cm |
国籍 | オーストラリア |
誕生日 | 1986年9月22日(38歳) |
出身地 | シドニー |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 11 |
勝ち | 9 |
KO勝ち | 4 |
敗け | 2 |
エバニー・ブリッジス(Ebanie Bridges、1986年9月22日 - )は、オーストラリアのプロボクサーである。シドニー出身。元IBF女子世界バンタム級王者。Blonde Bomberの異名を持つ[1]。
来歴
[編集]2016年よりアマチュアボクシングを始め、バンタム級でナショナルゴールデングローブ2連覇と州王座を手にする[2][3]。オーストラリア代表選考会にも出場するが敗退[4]。
2019年2月8日、シドニーにてプロデビューを2-0判定勝利[5]。
2020年2月、アメリカ・ニューヨークのSplit-Tとマネジメント契約を締結[6]。
2020年2月8日、インディアナ州ハモンドにてCrystal Hoy戦を3-0判定勝利しアメリカデビューを飾った。
2021年3月13日、シドニーにてCarol Earlとのオーストラリア女子スーパーバンタム級王座決定戦に臨み、10回3-0判定で勝利しプロ初タイトル獲得。
2021年4月10日、ロンドンのカッパー・ボックスにてシャノン・コートネイとのWBA女子世界バンタム級王座決定戦に臨むが、10回0-3判定負けを喫しプロ初黒星[7]。
2022年3月26日、リーズのファースト・ダイレクト・アリーナにてマリア・セシリア・ローマンが持つIBF女子世界バンタム級王座に挑戦し、10回3-0判定で勝利し初の世界王座戴冠を果たした[8]。
2022年12月10日、リーズにて同胞の元英連邦王者である1位のシャノン・オコネルと対戦し、3回にダウンを奪うと、8回には相手をロープ際に追い込んでレフェリーストップのTKOで降し初防衛成功[9]。しかし、試合前に右手を骨折した中での強行出場であることと、17日に手術をしたことをSNS上で発表した[10]。
2023年12月9日、アメリカ・サンフランシスコのチェイス・センターにてレジス・プログレイス対デヴィン・ヘイニーのWBC世界スーパーライト級タイトルマッチの前座として元WBO女子世界スーパーフライ級王者の吉田実代を迎えて2度目の防衛戦に臨むも、10回0-3(91-99×2、93-97)の判定負けを喫し防衛に失敗、王座から陥落した。当初は同胞であるアヴリル・マティエと対戦を予定していたが、マティエが負傷したため吉田に変更となった[11]。この試合はアメリカ・カナダ向けにはメインと合わせてDAZN PPVで配信された(日本・オーストラリアを含む他国向けは通常配信)。
人物
[編集]- ウェスタンシドニー大学卒業。本業は数学の教師である[12]。
- 前日計量は下着姿で臨んでおり、「ランジェリーボクサー」の異名も持つ[13]。
戦績
[編集]- アマチュア:30戦 26勝 4敗
- プロ:11戦 9勝 4KO 2敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2019年2月8日 | ☆ | 3R | 判定2-0 | マイエカ・パレノ | フィリピン | プロデビュー戦 |
2 | 2019年10月12日 | ☆ | 3R 0:26 | TKO | ローラ・ウッズ | ニュージーランド | |
3 | 2019年11月30日 | ☆ | 2R 1:15 | TKO | Kanittha Ninthim | タイ | |
4 | 2020年2月8日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | Crystal Hoy | アメリカ合衆国 | |
5 | 2021年3月18日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | Carol Earl | オーストラリア | オーストラリア女子スーパーバンタム級王座決定戦 |
6 | 2021年6月10日 | ★ | 10R | 判定0-3 | シャノン・コートネイ | イギリス | WBA女子世界バンタム級王座決定戦 |
7 | 2021年8月7日 | ☆ | 3R 1:22 | TKO | Bec Connolly | イギリス | |
8 | 2021年9月4日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | Mailys Gangloff | フランス | |
9 | 2022年3月26日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | マリア・セシリア・ローマン | アルゼンチン | IBF女子世界バンタム級タイトルマッチ |
10 | 2022年12月10日 | ☆ | 8R 1:45 | TKO | シャノン・オコネル | オーストラリア | IBF防衛1 |
11 | 2023年12月9日 | ★ | 10R | 判定0-3 | 吉田実代 | 日本 | IBF陥落 |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]- アマチュア
- ナショナルゴールデングローブ2016バンタム級優勝
- ナショナルゴールデングローブ2017バンタム級優勝
- プロ
脚注
[編集]- ^ Dixon, Mike (1 March 2020). “Q&A: Talking with Ebanie Bridges”. Vegas Sports Daily. 8 April 2021閲覧。
- ^ Rebner, Jamie (18 September 2020). “EBANIE 'BLONDE BOMBER' BRIDGES: LOOKS CAN BE DECEIVING”. The Ring. 8 April 2021閲覧。
- ^ Wheatley, Ray (7 January 2020). “Ebanie Bridges to make U.S. debut”. Fight News. 9 April 2021閲覧。
- ^ “Australian Women Selection Tournament”. Amateur Boxing Results (28 July 2018). 8 April 2021閲覧。
- ^ Bartlett, Joshua (11 February 2019). “Mount Annan boxer Ebanie Bridges records victory in debut professional fight”. The Wollondilly Advertiser. 9 April 2021閲覧。
- ^ “Split-T Management Fighters Go 7 for 7 on Saturday Night in Hammond, Indiana”. Women Boxing Archive Network (5 February 2020). 9 April 2021閲覧。
- ^ “Shannon Courtenay defeats Ebanie Bridges on points to claim WBA bantamweight belt” (英語). Sky Sports (10 April 2021). 11 April 2021閲覧。
- ^ “Ebanie Bridges slams critics after beating Mariá Cecilia Román to claim IBF bantamweight world title”. abc.net.au (27 March 2022). 26 July 2022閲覧。
- ^ “「ザ・ブロンド・ボンバー」王者ブリッジズ8回TKOで防衛「卑劣なストリッパーは悪くないわ」”. 日刊スポーツ. (2022年12月11日) 2023年12月6日閲覧。
- ^ “際どすぎる計量で沸かせ翌日KO防衛!人気女王ブリッジスが右手骨折で手術成功を報告”. イーファイト. (2022年12月18日) 2023年12月6日閲覧。
- ^ “吉田実代が急きょ世界挑戦 9日IBF女子バンタム級 プログレイス×ヘイニーの前座”. BOXING NEWS. (2023年12月2日) 2023年12月3日閲覧。
- ^ “ブリッジス、計量でのランジェリー姿はプロとしてこだわり=本業は教師”. イーファイト. (2021年9月6日) 2023年12月11日閲覧。
- ^ “なんとモデルvsランジェリーボクサーの世界戦が決定!ファン「どこ見ていいか分からない」”. イーファイト. (2023年10月19日) 2023年12月11日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- エバニー・ブリッジス (@EbanieBridges) - X(旧Twitter)
- エバニー・ブリッジス (EbanieBridgesOfficial) - Facebook
- エバニー・ブリッジス (@ebanie_bridges) - Instagram
- エバニー・ブリッジスの戦績 - BoxRec
前王者 マリア・セシリア・ローマン |
第7代IBF女子世界バンタム級王者 2022年3月26日 - 2023年12月9日 |
次王者 吉田実代 |