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エブリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビートルズ > 曲名リスト > エブリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー
エブリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー
ビートルズ楽曲
収録アルバムザ・ビートルズ
英語名Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey
リリース1968年11月22日
録音
ジャンルハードロック[1]
時間2分24秒
レーベルアップル・レコード
作詞者レノン=マッカートニー
作曲者レノン=マッカートニー
プロデュースジョージ・マーティン
ザ・ビートルズ 収録曲
マザー・ネイチャーズ・サン
(DISC 2 A-3)
エブリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー
(DISC 2 A-4)
セクシー・セディー
(DISC 2 A-5)

エブリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー」(Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey)は、ビートルズの楽曲である。1968年に発売された9作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ザ・ビートルズ』に収録された。レノン=マッカートニー名義となっているが、ジョン・レノンによって書かれた楽曲。

背景

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本作は、レノンと当時新しい彼女となっていたオノ・ヨーコの関係性を題材とした楽曲で[2]、レノンは「オレとヨーコを歌ったもので、たまたま気に入ったフレーズを曲に仕上げたもの。愛の輝きに包まれていた俺たちにとって周りの人間達は、みんな被害妄想になっているように見えたんだ」と語っている[3][2][4]。レノンとオノは1966年11月9日にロンドンのインディカ・ギャラリーで行われたオノの個展『未完成の絵画とオブジェ』で出会い、それから18ヶ月後に付き合い始めた[4]。なお、「monkey」という単語は、俗語として「麻薬中毒」という意味を持つ[5]ことから、ポール・マッカートニーを含む多くのリスナーは、本作の歌詞がヘロインについての言及だと推測していた[2]

タイトルについて、当初「カモン・カモン」とする予定だったが[3]、「カモンというのは手垢にまみれているようなものだから」との理由で見送り、サビの部分で使われている「Everybody's Got Something To Hide Except for Me And My Monkey」というフレーズから取った。その結果、ビートルズの楽曲中で最も長いタイトルとなった。タイトルについてジョージ・ハリスンは「マハリシが口にした戯言の修正版だった」としている[6][4]

1968年5月にイーシャーにあったハリスンの自宅でデモ音源(通称「イーシャー・デモ」)が録音された。デモ音源は2本のアコースティック・ギターパーカッションダブルトラッキングされたレノンのボーカルを主体としたもので[4]、2018年に発売の『ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム) (50周年記念アニバーサリー・エディション)』に収録された。

レコーディング

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本作のレコーディングが開始される前日の1968年6月26日にリハーサルが行われた。ここではトラック1と2にレノンとハリスンのエレクトリック・ギター、トラック3にポール・マッカートニーベース、トラック4にリンゴ・スタードラムが録音された[4]。この日に録音されたテープは翌日のセッションで再利用されたものの、リールの最後の3分間にリハーサル音源の一部が残され、2018年に発売の『ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム) (50周年記念アニバーサリー・エディション)』に収録された[4]

6月27日のセッションではトラック1と2にギター、トラック3にドラムが録音され、曲の随所でマッカートニーのハンドベルマラカスも録音された[4]。同日のセッションではテイク8がベストとされ、7月1日のセッションでテイク8のトラック4にベースがオーバー・ダビングされた[4]。この後にトラック1にギター、トラック2にベース、ドラム、ハンドベルをまとめたミックスが作成され、これをテイク9として残りのトラックに2つのボーカルが追加され、トラック3にドラムがオーバー・ダビングされた[4]

7月23日に2つのボーカルとドラムをトラック4にまとめてテイク10がテイク12となり、トラック3に新しいボーカルが録音された[4]

10月12日にモノラル・ミックスとステレオ・ミックスが作成された[4][7]

クレジット

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特記を除き、出典はイアン・マクドナルド英語版の著書に掲載されているクレジット[8]

カバー・バージョン

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脚注

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出典

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参考文献

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  • Emerick, Geoff; Massey, Howard (2006). Here, There and Everywhere: My Life Recording the Music of the Beatles. New York: Penguin Books. ISBN 1-59240-179-1 
  • ハウレット, ケヴィン (2018). ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム) (スーパー・デラックス・エディション) (ブックレット). ビートルズ. アップル・レコード.
  • Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. ISBN 0-517-57066-1 
  • MacDonald, Ian (1997). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (1st Revised ed.). London: Pimlico (Rand). ISBN 978-0-7126-6697-8 
  • MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (2nd Revised ed.). London: Pimlico (Rand). ISBN 1-84413-828-3 
  • Sound & Vision. 67. Michigan: Hachette Filipacchi Magazines. (2001). http://www.soundandvision.com/content/guitar-george-page-2. "Go forward to 1968 and The Beatles (a.k.a. The White Album) and you get a veritable hard-rock clinic on what used to be, in the days of vinyl. Side 3: "Birthday," "Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey," "Helter Skelter"" 
  • Turner, Steve (18 October 2005). A Hard Day's Write: The Stories Behind Every Beatles Song. New York: MJF Books. ISBN 978-0060844097 

外部リンク

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