エミリー・メディツ=ペリカン
エミリー・メディツ=ペリカン Emilie Mediz-Pelikan | |
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カール・メディツによる肖像画 | |
生誕 |
1861年12月2日 オーストリア,フェクラブルック |
死没 |
1908年3月19日 オーストリア,Leubnitz-Neuostra |
運動・動向 | ウィーン分離派 |
エミリー・メディツ=ペリカン(Emilie Mediz-Pelikan、結婚前の姓はPelikan、1861年12月2日 - 1908年3月19日)はオーストリアの画家である。象徴主義の画家、カール・メディツの妻である。
略歴
[編集]オーストリア、オーバーエスターライヒ州のフェクラブルックに生まれた。父親は役人であった。21歳になった1883年に、長くウィーン美術アカデミーで教えた後、ザルツブルクで暮らしていた風景画家、アルベルト・ツィンマーマンの最後の弟子の一人となった[1]。ツィンマーマンとともにミュンヘンに移ったが、師は1888年に亡くなった。
画家としての活動を続け、アドルフ・ヘルツェル、フリッツ・フォン・ウーデとともにバイエルンのダッハウの芸術家村で活動し、パリや、やはり芸術家の多く集まっていたベルギーのクノック=ヘイストでも活動した。
ダッハウで出会った後、クノック=ヘイストで、画家のカール・メディツと再会し、2人は1891年に結婚し、ウィーンに移るが、ウィーンでは画家として成功できなかった。1893年に後に画家となるゲルトルート(Gertrude Honzatko-Mediz: 1893-1975)が生まれた[2]。1894年からドレスデンに何度か滞在した[1]。イタリアのチロルやアドリア海も旅した。
エミリーは1998年にウィーン分離派の最初の展覧会に出展し好評を得るなど、1900年頃になって夫妻の画家として評価は徐々に高まった。エミリーは1901年にドレスデンの国際展覧会にも出展した。1903年にウィーンで夫妻の個人展覧会を開いた[1] 。1905年、1906年のベルリンでの展覧会にも出展したが1908年に47歳で急死した[2]。
写実的な風景画から出発して、夫の影響を受けて象徴的な味わいのある風景画を描いた。
作品
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ラクロマの風景
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デュルンシュタインの城跡の風景
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Wysteria fountain and poplar trees
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日没
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ベルク湖の漁師
脚注
[編集]- ^ a b c R. Schmidt: Mediz(-Pelikan), Emilie. In: Österreichisches Biographisches Lexikon 1815–1950 (ÖBL). Band 6, Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, Wien 1975, ISBN 3-7001-0128-7, S. 185.
- ^ a b Brief biography @ Hieke Kunsthandel.
参考文献
[編集]- R. Schmidt: Mediz(-Pelikan), Emilie. In: Österreichisches Biographisches Lexikon 1815–1950 (ÖBL). Band 6, Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, Wien 1975, ISBN 3-7001-0128-7, S. 185.
- Felix Czeike (Hrsg.): Mediz-Pelikan Emilie. In: Historisches Lexikon Wien. Band 4, Kremayr & Scheriau, Wien 1995, ISBN 3-218-00546-9, S. 228–228 (Digitalisat).
- Deutsche Kunst und Dekoration. Illustrierte Monatshefte für moderne Malerei, Plastik, Architektur, Wohnungskunst und künstlerisches Frauen-Arbeiten 22-1908
- Erich Tromayer: Emilie Mediz-Pelikan. Bilder, Briefe, Gedanken. Eigenverlag, Wien 1986.
- Emilie Mediz-Pelikan, Karl Mediz. Ausstellungskatalog. Hochschule für Angewandte Kunst, Wien 1986; Oberösterreichisches Landesmuseum, Linz 1986.
- D. Nittenberg: Das Frühwerk der Emilie Mediz-Pelikan. Diplomarbeit, Wien 1990
- Therese Backhausen: Ménage à trois. Emilie Mediz-Pelikan und Karl Mediz, Phil. Diss. Salzburg 2008
- Agnes Husslein-Arco, Alexander Klee, Elisabeth Boser, Markus Fellinger & 2 mehr: Formalisierung der Landschaft. Hölzel, Mediz, Moll u. a., Katalog zur Ausstellung vom 28. Mai bis 8. September im Belvedere in Wien – Hirmer-Verlag 2013 (u. a. über Emilie Mediz-Pelikan und Karl Mediz)