エリシオン・フィル
エリシオン・フィルハーモニー・オーケストラ(英:Elysion Phiharmonic Orchestra)は、九州初のゲーム・アニメ・ポップスなどのクラシック以外の曲を演奏する楽団。2012年6月に創立。
概要
[編集]設立当初より話題を呼び、九州各地より有志が集まり、常設のオーケストラとして九州初のゲーム音楽コンサートを行う。
佐賀県を拠点として定期練習を行っており、主催コンサートや依頼演奏を行っている。
常任指揮者は在中せずに代わりに作曲家・編曲家が多く在住し運営するスタッフ制を採用した自主運営型のオーケストラで定期演奏会ではなく企画主体のコンサート活動を行う
団員は学生や社会人が主で、プロの賛助も多く幅広い層が参加している。
沿革
[編集]九州ではクラシック・オーケストラが主流であり、ゲームやアニメ音楽をはじめとするポップスオーケストラの演奏は企画演奏やプログラムの1曲だけという形で演奏されることが通例であった。
エリシオン・フィルが結成されるまで、九州にはこれまで常設の楽団としては「長崎ポップスオーケストラ」などがあったが、人口流出による奏者不足や企画者不在などが理由で継続されることがなかった。
同団の誕生は、オーケストラによるポップスの演奏が少ない九州にとっては新鮮で斬新なことだった。
九州の音楽大学に在学していた佐賀県出身の作曲・編曲家によって呼びかけられ、数回のアンサンブルや準備期間を経て、2012年6月10日に「エリシオン・フィルハーモニー・オーケストラ」として活動開始した。
団名の由来
[編集]結成は一人の呼びかけで行っていたが、そのうち有志一人は夢を実現することがなく死亡することになった。
また、結成中の呼びかけ時期、2011年3月11日に東日本大震災が起き、大勢の方が命を落とすことになったため、亡くなった方の幸福の楽園である「エリュシオン」から「エリシオン」と命名した。
ゲームなどで多くのキャラクターやアイテムの由来がギリシア神話に登場する名前であったり、「オーケストラ」の語源もギリシアであるため、「元来である」という意味も込めてある。
「フィルハーモニー」は音楽愛好家という意味を持ち、「音楽が愛する幸福の楽園」= エリシオン・フィルハーモニー・オーケストラである。
出演
[編集]- 2012年6月10日 - 創立記念演奏会~結団式~開催
- 2012年12月24日 - クリスマスコンサート2012開催(コンサートマスター - 岡田 鉄平)
- 2014年2月14日 - アイドルとコラボ演奏「アイドルwithオーケストラ」開催(コンサートマスター = 梅原 倫弦)
- 2014年3月21日 - 福岡ゲーム産業推進機構GFF キャナルシティ博多にてゲーム音楽ステージ出演
- 2017年3月18日 - シンフォニック・ポップス・オーケストラ2017~新海誠の世界~開催(コンサートマスター = 中西 弾)
- 2017年9月28日 - くるめ音楽祭2017アンサンブルフェスティバルにてオーケストラ編成で出演(ゼルダの伝説特集)
- 2020年2月16日 - フランチャイズ・コンサート鳥栖「シンフォニックポップスオーケストラライブ2020」開催(コンサートマスター=朝来 桂一)
- 2021年1月31日 - クラシックの再構築「リ・コンポーズ・クラシック2021」開催(コンサートマスター = 朝来 桂一)
- 2023年5月23日 - 佐賀県立美術館ホール 第51回あらかしコンサート出演(コンサートマスター = 朝来 桂一)
- 2024年1月28日 - シンフォニック・ポップス・ライブ2024~ほとめきの音楽会~ 開催(コンサートマスター = 朝来 桂一)
- 2024年9月08日 - くるめ音楽祭2024アンサンブルフェスティバルに弦楽器編成,小編成吹奏楽で出演