エリマキライチョウ
エリマキライチョウ | |||||||||||||||||||||||||||
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エリマキライチョウ Bonasa umbellus
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Bonasa umbellus (Linnaeus, 1766) | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
エリマキライチョウ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Ruffed grouse |
エリマキライチョウ(襟巻雷鳥、Bonasa umbellus)は、キジ目ライチョウ科エリマキライチョウ属に分類される鳥類。
分布
[編集]- B. u. affinis
アメリカ合衆国(オレゴン州中部)、カナダ(ブリティッシュコロンビア州中南部)
- B. u. brunnescens
カナダ(バンクーバー島)
- B. u. castanea
アメリカ合衆国(オレゴン州西部、ワシントン州西部)
- B. u. sabini
アメリカ合衆国(アイダホ州南東部、サウスダコタ州西部、ノースダコタ州北東部、ワイオミング州)
- B. u. monticola
アメリカ合衆国(オハイオ州北東部、サウスカロライナ州北西部、ノースカロライナ州西部、バージニア州西部、ペンシルベニア州西部、メリーランド州西部、ミシガン州南東部)
- B. u. phaia
アメリカ合衆国(アイダホ州北部、ワシントン州東部)、カナダ(ブリティッシュコロンビア州南東部)
- B. u. sabini
アメリカ合衆国(オレゴン州、カリフォルニア州北西部、ワシントン州西部)、カナダ(ブリティッシュコロンビア州南西部)
- B. u. togata
アメリカ合衆国(ウィスコンシン州北部、マサチューセッツ州、ミシガン州中部、ミネソタ州北東部)、カナダ(オンタリオ州南部、ケベック州南部)
- B. u. umbelloides
アメリカ合衆国、カナダ(アラスカ州南東部からケベック州中部にかけて)
- B. u. umbellus
アメリカ合衆国(ウィスコンシン州南部、ケンタッキー州西部、ニュージャージー州、ニューヨーク州中部、マサチューセッツ州中部、ミシガン州南西部、ミネソタ州東部、メリーランド州東部)
- B. u. yukonensis
アメリカ合衆国(アラスカ州)、カナダ(アルバータ州北部、サスカチュワン州北西部、ユーコン準州中部)
形態
[編集]全長39.2-46.6cm。翼長オス17.1-19.3cm、メス16.5-19cm。体重0.6-0.7kg。
後肢は羽毛で被われない。
冬季になると趾に櫛状の突起があらわれる。オスは眼上部にオレンジ色の肉質がある。
生態
[編集]繁殖形態は卵生。婚姻形態は一夫一妻性。オスは頸部側面の羽毛や尾羽を逆立て、鳴き声を上げたり翼を震わせて音を出して(ドラミング、ほろ打ち)求愛する。4-5月に地面の窪みや木の根元に枯れ葉を敷いた巣を作り、6-15個(平均12個)の卵を産む。抱卵期間は24日。
人間との関係
[編集]娯楽としての狩猟の対象とされることもある。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、53-54、167頁。
- 中村登流監修 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社、1984年、101、177頁。
- 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館、2002年、158頁。
外部リンク
[編集]- The IUCN Red List of Threatened Species
- BirdLife International 2008. Bonasa umbellus. In: IUCN 2009. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2009.2.