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エルセニョール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エルセニョール
欧字表記 El Senor[1][2]
品種 サラブレッド[1][2]
性別 [1][2]
毛色 芦毛[1][2]
生誕 1984年3月31日[1][2]
Valdez[1][2]
Sunrise Sue[1][2]
母の父 Grey Dawn II [1][2]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国(ケンタッキー州)[1][2]
生産者 Fontainebleau Farm[1][2]
馬主 William W. Wright(最終時)[1]
調教師 William W. Wright[1]
競走成績
生涯成績 44戦12勝[1][2]
獲得賞金 1,769,215ドル[1]
勝ち鞍
GI ソードダンサーハンデキャップ 1989、1990年
GI ボウリンググリーンハンデキャップ 1989年
GI ハイアリアターフカップハンデキャップ 1989年
GIII ルイジアナダウンズハンデキャップ 1988年
GIII セネカハンデキャップ 1991年
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エルセニョール(El Senor)[2]とは、アメリカ合衆国生産の競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に1989年1990年ソードダンサーハンデキャップ、1989年のボウリンググリーンハンデキャップ英語版(G1)、ハイアリアターフカップハンデキャップ英語版(G1)など。

経歴

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[1]

1987年2月28日、ハイアリアパーク競馬場でのメイドン競走でデビューし、1年余りの休養を挟んで1988年3月の4戦目で初勝利を挙げる。続く4戦はアローワンス競走に使われ2勝2着2回としたあと、G1競走のボウリンググリーンハンデキャップとG2競走ティダルハンデキャップ英語版に出走して5着、4着。ハンデキャップ競走を勝った後G3競走セネカハンデキャップ2着を経て出走のG3競走ルイジアナダウンズハンデキャップで重賞を初めて制覇する。ロズマンズインターナショナルステークスでも2着に入ったが、ブリーダーズカップ・ターフは6着に終わった。

1989年、最初の2戦を3着、2着としてハイアリアターフハンデキャップに出走し、初G1競走勝利をおさめた。G2競走ボウリンググリーンハンデキャップ英語版2着を挟み、ボウリンググリーンハンデキャップとソードダンサーハンデキャップを勝ってG1競走タイトルを2つ上積みした。続くアーリントンミリオンステークスは4着に終わり、以後しばらく勝てない成績が続いたが、1990年7月のソードダンサーハンデキャップで1年ぶりの勝利を挙げてG1競走4勝目とした。その後はまたしばらく勝てないレースが続くも、1991年8月サラトガ競馬場でのハンデキャップ一般戦で1年ぶりの勝利を挙げると、続くセネカハンデキャップでは武豊が騎乗し、121ポンドのトップハンデながら中団から差し込んで2着リガマジグをクビ差おさえて勝利[3][4]。これが日本人騎手による初の海外重賞勝利となった[3][5]。9月ベルモントパーク競馬場のハンデキャップ一般戦も勝って3連勝として凱旋門賞に出走したが9着。その後はブリーダーズカップ・ターフで9着、ハイアリアパーク競馬場のリステッド競走ブーゲンビリアハンデキャップも7着に終わり、これが最後の競馬となった。

引退後

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引退後の1993年から日本で種牡馬として繋養され、7シーズンの供用で血統登録頭数145頭、出走頭数はそのうちの126頭を数えた[6]。主な産駒に1999年中山グランドジャンプ3着などのヨイドレテンシ、ブルードメアサイアーとしての産駒にスーパーホーネットがいた[7]。供用終了後の動向は不明。

血統表

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エルセニョール血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 レイズアネイティヴ系
[§ 2]

Valdez
1976 栗毛
父の父
Exclusive Native
1965 栗毛
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Exclusive Shut Out
Good Example
父の母
Sally Stark
1970 鹿毛
Graustark Ribot
Flower Bowl
Sally Ship Turn-to
Nut Brown Maid

Sunrise Sue
1975 芦毛
Grey Dawn
1962 芦毛
Herbager Vandale
Flagette
Polamia Mahmoud
Ampola
母の母
Sophistry
1961 青鹿毛
Dedicate Princequillo
Dini
Whirling Lark Whirlaway
Blue Delight
母系(F-No.) (FN:9-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Blenheim II 5 × 5 = 6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [8]
  2. ^ [9]
  3. ^ [8]
  4. ^ [8][9]


脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o El Senor (KY)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年6月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l エルセニョール(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月22日閲覧。
  3. ^ a b #関西競馬四季報94年春 p. 33
  4. ^ Results - Charts - Seneca Handicap (Gr. 3)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年6月22日閲覧。
  5. ^ 武豊騎手、海外100勝達成”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2004年12月9日). 2020年6月22日閲覧。
  6. ^ エルセニョール(USA) 種牡馬情報:世代・年次別(サラ系総合)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月22日閲覧。
  7. ^ ユウサンポリッシュ”. 競走馬のふるさと案内所. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月22日閲覧。
  8. ^ a b c エルセニョール(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年6月22日閲覧。
  9. ^ a b エルセニョール El Senorの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年6月22日閲覧。

参考文献

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  • 「関西競馬四季報 1994春季号」『競馬ブック』第15巻第1号、ケイバブック。 

外部リンク

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