エルディンガー
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エルディンガー・ヴァイスブロイ(Erdinger Weissbräu)は、ドイツ、バイエルン州ミュンヘンの市街地から北東に30キロ行った、エルディング郡のエルディングという町にあるビール醸造所である。 エルディンガー・ヴァイスビアという白ビール(小麦ビール)で知られている。 ヴァイスビア(白ビールまたは小麦ビール)を専門とする醸造所としては、世界最大の生産量をもつ。ヴァイスビアとしては、ドイツ南部だけではなく、ドイツ国内でもっとも飲まれている[1][2][3]。
概要・歴史
[編集]エルディングに残る公式な記録では、1886年にビールの醸造所があったとされる。その後1930年にモルトの会社であるF.W.オットーに買収される。所有権が幾度か変更されるが、1935年にF.W.オットーのゼネラルマネージャーであったフランツ・ブロムバッハが購入する。1949年にエルディンガー・ヴァイスブロイという名前に変更する。1975年からは、フランツ・ブロムバッハの息子であるヴェルナー・ブロムバッハが、醸造所を引き継いでいる。 1983年には、本社が手狭になったため、新しい醸造設備をエルディングの郊外に建設する[4]。 ヴァイスビアは大麦麦芽と小麦麦芽から造られるが、瓶詰終了後に二次発酵が行なわれる、酵母を濾過しないヘーフェ・ヴァイスビア(ヘーフェ・ヴァイツェン)を主力として生産している。また、ハラタウ地区の湧き水とホップを使用している[3]。 1995年に公式のエルディンガー・ファンクラブが設立され、現在、79,000人のメンバーを持っている[4]。
商品ラインナップ
[編集]- 「ERDINGER Weissbier 」(度数、5,3%)
- 「ERDINGER Alkoholfrei」(ノンアルコール)
- 「ERDINGER Dunkel 」(度数、5,3%)
- 「ERDINGER Kristall 」(度数、5,3%)
- 「ERDINGER Pikantus 」(度数、7,3%)
- 「ERDINGER Leicht 」(度数、2,8%)
- 「ERDIGER Schneeweiße」(度数、5.6%) 11月~2月の冬季限定
- 「ERDINGER Urweisse 」(度数、4,9%)
- 「ERDINGER Champ 」(度数、4,7%)
参考図書
[編集]- ビールの図鑑 一般社団法人日本ビール文化研究会・日本ビアジャーナリスト協会 マイナビ2013年
- 世界のビール 藤原ヒロユキ だいわ文庫2012年
- 世界のビール図鑑 ティム・ハンプソン ネコ・パブリッシング2010年