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エルボラーチョ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社EFM
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
810-0074
福岡市中央区大手門3-12-32
設立 2007年1月
業種 小売業
事業内容 メキシコ料理店経営
メキシコ料理食材・雑貨の通信販売
代表者 杉山芳文
資本金 1000万円
売上高 2億2000万円(2014年11月)[1]
純利益 ▲3400万4000円(2020年07月31日時点)[2]
総資産 5億8330万8000円(2020年07月31日時点)[2]
従業員数 5
決算期 11月
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エルボラーチョ (Elborracho) は福岡市中央区に本社を置く株式会社EFMが運営するメキシコ料理レストラン。福岡市と東京で店舗を展開する。

エルボラーチョはスペイン語で「酔っ払いの男性」を意味しており、その名の通りメキシコのお酒であるテキーラを100種類以上揃えている。2013年7月には、日本人向けにアレンジした独自のテキーラ「雫」を発売した[3][4]。その他にも、自家製のサルサタコスなど、テクス・メクス料理ではない本格メキシコ料理を提供している。サルサには石垣島の契約農場で栽培したハバネロハラペーニョを使用している[5]

沿革

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オーナーの杉山芳文は別府市の出身で、最初はサラリーマンとして働いていた。しかし大分市内のメキシコ料理店に通ううちに、自分も店を出したいと考えるようになり、1999年にメキシコに渡った。その後の2年間、現地のレストラン5店で働き、500種を超えるメキシコ料理を習得して帰国した[6]

2002年、福岡市中央区大名に最初の店舗を開店した。それまで一般的だったアメリカ風にアレンジされたメキシコ料理とは異なる本場の味が支持された[3]。2007年には事業を法人化し、7月には中央区高砂に2号店「ラボラーチャ」(後に「エルボラーチョ ロスティ」に改名)を開店した[7]。2005年にはネット通販に参入、店舗向けにメキシコから仕入れた食材の一般販売を開始した。当時は本格的なメキシコ料理の食材の販売店が少なかったことから、こちらも支持され、月商が300万円に達したこともあったという[8]

店舗数も拡大し、2011年にはJR博多シティの10階[9]に出店[10]、18坪32席と小規模店ながら月商850万円を達成した[8]。2014年3月にはイタリアン、スペイン料理の店と共同で3店合造の「メルカドサンミゲル」を出店[11][12][13]、また関係会社のピオネーロが運営する形で[14]、東京日本橋に開業した商業施設「コレド室町2」に出店した[15]。11月にはこの年開業した福岡パルコの新館に出店し[16]、この年の出店は3店舗に及び、オーナーの杉山もFC化して全国展開も考えている、と構想を示した[17]。2015年にはメキシコのカンクンにも出店したが2019年に経営不振の為閉店。 その翌年にカンクンの隣町のプラヤデルカルメンの市内にラーメン屋をオープンした。福岡出身のオーナーは博多ラーメンには縁があり友人でもある福岡の秀ちゃんラーメンのプロデュースによって本格博多豚骨ラーメン屋を出店することに。[6]

脚注

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  1. ^ 『平成27年版 東商信用録(九州版)』東京商工リサーチ福岡支社、2015年、30ページ。ISBN 978-4-86591-007-0
  2. ^ a b 株式会社EFM 第14期決算公告
  3. ^ a b 東伸一郎「Fromふくおか 第二の故郷で生まれた〝愛の雫〟 日本人好みのテキーラ メキシコ料理店社長開発 あっさり飲みやすく」『西日本新聞』2014年6月6日付朝刊31面。
  4. ^ 岡田玄「テキーラ 日本人好みに 福岡のメキシコ料理店社長 開発 好評「じっくり味わって」 本場からお墨付き」『朝日新聞』2014年(平成26年)3月6日付西部夕刊1面。
  5. ^ 「不況で急伸! おこもり需要 5万円からできるカンタン通販 Case3 家で作りにくいメニューをキットで販売 「エルボラーチョ」(メキシコ料理店、福岡市)」『日経レストラン』第410号、2009年4月、43ページ。
  6. ^ a b 福永方人「福岡市のメキシコ料理店が本国進出 日本流「おもてなし」で勝負 社長の杉山さん「大きなチャレンジ」」『毎日新聞』2015年(平成27年)1月24日付西部本社夕刊6面。
  7. ^ 森田淳嗣「九州味めぐり メキシコ料理「エルボラーチョ」」『日本経済新聞』2007年8月31日付34面(西部特集)。
  8. ^ a b 「特集 販路拡大㊙テクニック ネット通販 独自調達の食材をネット販売 店舗の原価低減も同時に実現 カンティーナ エルボラーチョ 博多(メキシコ料理店、福岡市)」『日経レストラン』第495号、2015年4月、32-34ページ。
  9. ^ 「「JR博多シティ」9、10階は食の楽園! くうてんってどんなとこ」『Discover Japan』第4巻第2号、枻出版社、2012年4月、160ページ。
  10. ^ 「陽気なメキシカンの強みを生かす ちょい飲みランチで集客アップ カンティーナエルボラーチョ(メキシコ料理店、福岡市)」『日経レストラン』第442号、2011年7月、50ページ。
  11. ^ 大名に人気飲食店3店を集めたバル「メルカドサンミゲル」
  12. ^ 鈴木桂水「気になる新店 3カ国の料理が1軒で楽しめる 3店の共同出資による“バル市場” メルカドサンミゲル(複合型バル、福岡市中央区)」『日経レストラン』第481号、2014年5月、41ページ。
  13. ^ 宮坂賢一「様々な味を1軒で楽しむ複合店が進化 気軽に本格的な料理を体験したいお客を狙う」『日経レストラン』第484号、2014年7月、13ページ。
  14. ^ 「有名店・繁盛店 最新人気MENU 注目スポット編 話題店が集結した新商業施設 コレド室町(2・3)〔東京 日本橋〕06 メキシコ料理店 El borrachoエル ボラーチョ 日本橋店」『近代食堂』第46巻第9号、2014年9月、25ページ。
  15. ^ 仲山美葵「日本橋再生へ 九州の味一役 来春開業商業施設 茅乃舎など多数出店」『西日本新聞』2013年11月6日付朝刊28面。
  16. ^ 福岡パルコ新館 2014年11月13日(木) グランドオープン! 全45店舗 全国初業態8店舗含む 出店テナント決定!
  17. ^ 鈴木桂水「2011年にヒットするものは? 食材は「こうじ」、お店は「女子系」 [1]料理 メキシカン 元気なイメージが奏功してブーム到来!?」『日経レストラン』第434号、2010年12月、40ページ。

外部リンク

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