エレクトロニック・アレイズ
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以前の社名 | マクマレン・アソシエイツ(1967年まで) |
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業種 | 電卓用半導体開発 |
その後 | NEC |
設立 | アメリカ合衆国 |
創業者 | ジョン・マクマレン |
解散 | 1978年 |
製品 | 電卓用半導体 |
エレクトロニック・アレイズ(Electronic Arrays, Inc.)は、1960年代から70年代にかけて存在した米国の集積回路(IC)製造会社である。
沿革
[編集]ジョン・マクマレンらゼネラル・マイクロエレクトロニクスの社員が退社してマクマレン・アソシエイツ社を設立したことに端を発し、1967年にエレクトロニック・アレイズ・インクと改称した。
1970年に発売された四則演算電卓EAS100[1]に採用されたのを皮切り開発した電卓用のチップセットシリーズで知られる。EASシリーズは一時的に成功を収めたが、より高度なプロセスを持つ他のベンダーが市場に参入し、先にシングルチップのシステムを発表した。モステックやテキサス・インスツルメンツのような企業にシェアを奪われ、その後、日立、NEC、東芝などの日本企業が次々と市場に参入してきたのである[2]。
1976年に発売された8ビットNMOSロジックマイクロプロセッサ「Electronic Arrays 9002」で市場の転換を図ったが[2]、生産上の問題に悩まされ、1977年11月に販売を断念した[3][4][5]。1978年にNECに売却された[6]。
脚注・参考文献
[編集]- ^ U. S. fires first shot at Japanese calculator lead. 44. McGraw-Hill. (February 15, 1971). p. 37–38 .
- ^ a b Cushman, Robert H. (September 20, 1975). “2-1/2 Generation μP's – $10 Parts That Perform Like Low-End Mini's”. EDN (Cahners Publishing) 20 (17): 36–42. オリジナルのApril 24, 2016時点におけるアーカイブ。 June 12, 2018閲覧。.
- ^ “Electronic Arrays”. Microelectronics Newsletter. Integrated Circuit Engineering Corporation. p. 1 (September 18, 1976). 2023年3月18日閲覧。
- ^ Hoefler (September 18, 1976). “Setbacks”. Microelectronics News with Manager's Casebook. p. 4. 2023年3月18日閲覧。
- ^ Cushman, Robert「EDN's Fourth Annual Microprocessor Directory」『EDN』20 November 1977、45面。2023年3月18日閲覧。「EA9002—The project staff at Electronic Arrays associated with this μP has been disbanded and the marketing effort closed down. The firm entered the market too late and was too small to mount a competitive sales effort.」
- ^ “Nippon Merges U.S. Arms, Forms NEC Electronics”. Computerworld 15 (16): p. 78. (April 20, 1981)
関連文献
[編集]- “Electronic Arrays”. 2023年3月18日閲覧。
- “Electronic Arrays”. 2023年3月18日閲覧。