エレクトロ・アジール・バップ
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『エレクトロ・アジール・バップ』 | ||||
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ソウル・フラワー・ユニオン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
ミクスチャー・ロック 大衆音楽 | |||
レーベル | キューン・ソニー・レコード | |||
チャート最高順位 | ||||
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ソウル・フラワー・ユニオン アルバム 年表 | ||||
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『エレクトロ・アジール・バップ』(ELECTRO ASYL-BOP)は、1996年10月21日に発売されたソウル・フラワー・ユニオンの3枚目のアルバム。
解説
[編集]震災被災地・神戸におけるソウル・フラワー・モノノケ・サミットの活動で得た経験を生かし、当時の彼らの主要命題であった「トラッド・民謡」を、三線やチンドン太鼓、チャンゴなどを導入することによって消化し、のちのソウル・フラワー・ユニオンの音楽スタイルを確立させた作品になった。ロック・サウンドの端々にヤマト民謡、朝鮮民謡、沖縄民謡、アイリッシュ・トラッドがモザイク状に拡散し、電機仕掛けの祝祭的なチンドン・ロックンロールといった様相で、ニューエスト・モデル時代の代表曲「雑種天国」で示した「ええじゃないか」というテーマが、より具体的に提示されている。
中川敬自身、初期の最高傑作であることを認めており、「エエジャナイカ」「海行かば 山行かば 踊るかばね」「平和に生きる権利」「満月の夕」など、長年にわたって演奏され続けている重要なライヴ・レパートリーが多数収録されている。春日博文、梅津和時、リクオ、山口洋、西川郷子(上々颱風)、山根麻以などがゲスト参加している。
このアルバムが発売されて、数ヵ月後、伊丹英子の耳の病気、音響性外傷が悪化し、ソウル・フラワー・ユニオンは一年間のライヴ活動停止を余儀なくされる。
収録曲
[編集]- エエジャナイカ EEJYANAIKA
- 海行かば 山行かば 踊るかばね UMIYUKABA YAMAYUKABA ODORU KABANE
- 月が笑う夜に 導師はいない TUKI GA WARAU YORU
- 平和に生きる権利 HEIWA NI IKIRU KENRI
- 闇夜の太陽 YAMIYO NO TAIYO
- 満月の夕<96 FROZEN BRASS VERSION> MANGETU NO YUBE
- フォギー・デュー・フローズン・ブラス FOGGY DEW FROZEN BRASS
- 霧の滴 FOGGY DEW
- 進軍ラッパエレジー SINGUN RAPPA ELEGY
- あまの川 AMANOGAWA
- アマノガワ・フローズン・ギター AMANOGAWA FROZEN GUITAR ~チェジュドタリョン(済州島打令)
- サルマワシワラウ SARUMAWASI
- 向い風<96 FROZEN GUITAR MIX> MUKAIKAZE
備考
[編集]- M-1 1996年10月21日にシングル・カット。
- M-3 住井すゑの長篇小説『橋のない川』にインスパイアされている。
- M-4 ビクトル・ハラ「El Derecho de Vivir en Paz」のカバー(日本語詞:中川敬)。後期ニューエスト・モデルのライブで演奏されていた。
- M-6 1995年10月1日にリリースされたシングルの再録ヴァージョン。
- M-8 アイルランド民謡(日本語詞:中川敬)
- M-11 朝鮮民謡(済州島)
- M-13 1996年7月21日のシングルのアルバム・ミックス。