エレジー (アモルフィスのアルバム)
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『エレジー』 | ||||
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アモルフィス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
ストックホルム サンライト・スタジオ[1] ヘルシンキ MDスタジオ、フィンヴォックス・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ヘヴィメタル、メロディックデスメタル、プログレッシブ・メタル | |||
時間 | ||||
レーベル |
リラプス・レコード ニュークリア・ブラスト | |||
プロデュース | アモルフィス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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アモルフィス アルバム 年表 | ||||
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『エレジー』(Elegy)は、フィンランドのヘヴィメタル・バンド、アモルフィスが1996年に発表した3作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]パシ・コスキネンが2人目のボーカリストとして加入し、バンドは6人編成となった[4]。また、オリジナル・ドラマーのヤン・レックベルガーに代わってペッカ・カサリが加入している[4]。歌詞に関しては、前作『テイルズ・フロム・ザ・サウザンド・レイクス』がエリアス・リョンロート編纂の民族叙事詩『カレワラ』に基づいていたのに対し、本作では同じくリョンロートが編纂した民族叙情詩『カンテレタル』からの影響が反映された[5]。
反響・評価
[編集]母国フィンランドでは、1996年第20週のアルバム・チャートで初登場17位となり、合計14週トップ40入りして最高8位を記録した[2]。Ned Raggettはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「この素晴らしき転機には二つの原点がある。まずはトミ・コイヴサーリと共に歌うもう一人のボーカリスト、パシ・コスキネンを迎え入れたことで、もう一つは音楽的にも詩的にも、古いフィンランドのフォークからの影響を取り入れたアルバム作りを決断したことである」と評している[6]。
収録曲
[編集]本作のクレジットでは、作詞に関しては「フィンランドの伝統的な民話、詩、歌から取られた」と記載されている。
- ベター・アンボーン - Better Unborn – 5:52
- 作曲:エサ・ホロパイネン
- アゲインスト・ウィドウズ - Against Widows – 4:06
- 作曲:オーリ=ペッカ・ライネ
- オーファン - The Orphan – 5:17
- 作曲:エサ・ホロパイネン、オーリ=ペッカ・ライネ
- オン・リッチ・アンド・プアー - On Rich and Poor – 5:19
- 作曲:エサ・ホロパイネン、キム・ランタラ
- マイ・カンタレ - My Kantele – 5:02
- 作曲:エサ・ホロパイネン
- ケアーズ - Cares – 4:29
- 作曲:トミ・コイヴサーリ、エサ・ホロパイネン、オーリ=ペッカ・ライネ
- ソング・オブ・ザ・トラブルド・ワン - Song of the Troubled One – 4:08
- 作曲:エサ・ホロパイネン、オーリ=ペッカ・ライネ
- ウィーパー・オン・ザ・ショア - Weeper on the Shore – 4:52
- 作曲:オーリ=ペッカ・ライネ、キム・ランタラ
- エレジー - Elegy – 7:21
- 作曲:キム・ランタラ
- リリーフ - Relief – 4:09
- 作曲:オーリ=ペッカ・ライネ
- マイ・カンタレ(アコースティック・リプライズ) - My Kantele (Acoustic Reprise) – 5:56
- 作曲:エサ・ホロパイネン
参加ミュージシャン
[編集]- パシ・コスキネン - リード・ボーカル
- エサ・ホロパイネン - リードギター、アコースティック・ギター、エレクトリック・シタール
- トミ・コイヴサーリ - リズムギター、アコースティック・ギター、ボーカル、タンブリン
- キム・ランタラ - キーボード、モーグ・シンセサイザー
- オーリ=ペッカ・ライネ - ベース
- ペッカ・カサリ - ドラムス
脚注・出典
[編集]- ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b finnishcharts.com - Amorphis - Elegy
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ a b Hill, Gary. “Amorphis - Biography & History”. AllMusic. 2017年12月17日閲覧。
- ^ CD英文ブックレット裏表紙に記載された文章「THE LEGEND OF THE KANTELETAR」参照。
- ^ Raggett, Ned. “Elegy - Amorphis”. AllMusic. 2017年12月17日閲覧。