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エンディングノート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

エンディングノートとは、高齢者が人生の終末期に迎える死に備えて自身の希望を書き留めておくノート[1]

解説

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自身が死亡したときや、判断力・意思疎通能力の喪失を伴う病気[2]にかかったときに希望する内容を記す。特に後者の内容を、事前指示(: Advanced directive)と呼ぶ場合がある[3]

書かれる事柄は特に決まっているわけではなく任意であるが、主に

  • 病気になったときの延命措置を望むか望まないか
  • 自身に介護が必要になった際に希望すること
  • 財産・貴重品に関する情報
  • 葬儀に対する希望
  • 相続に対する考え方
  • プロフィール・自分史
  • 家系図

などがある。

法的効力を有する性格の文書である遺言とは異なり、存命中や死後の家族の負担を減らすことを目的としている。

書籍文具としてエンディングノートが販売されている。また自治体NPOなどが無料配布してエンディングノートに関する講座を開いている例もある[4]

2011年にはエンディングノートを題材とした日本映画「エンディングノート」(砂田麻美監督)が公開され、日本製ドキュメンタリー映画で、「ゆきゆきて神軍」(1987年)以来、初めて興行収入1億円を突破した。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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