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デニス・レイ・ボイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オイルカン・ボイドから転送)
デニス・レイ・ボイド
Dennis Ray Boyd
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ミシシッピ州メリディアン
生年月日 (1959-10-06) 1959年10月6日(65歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
155 lb =約70.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1980年 ドラフト16巡目(全体414位)でボストン・レッドソックスから指名
初出場 1982年9月13日 クリーブランド・インディアンス
最終出場 1991年10月1日 シアトル・マリナーズ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

デニス・レイ・ボイドオイル・カン・ボイド)(Dennis Ray "Oil Can" Boyd , 1959年10月6日 - )は、MLBで活躍したアメリカ合衆国ミシシッピ州メリディアン出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

経歴

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激しい気性だったことと、無類の酒好きで、登板前の緊張を解くため缶ビールのシックスパック(6本セット)を空けてから試合に臨んでいた[1]ことから、「Oil Can」(オイル缶)のニックネームがつき、むしろそちらが通称となるほど。 ジャクソン州立大を経て、1980年ドラフトボストン・レッドソックスから16巡目に指名され、入団。 1982年9月13日にメジャー初登板。 1983年以降は先発ローテーションに定着。この年は8勝15敗に終わるが、1984年に12勝12敗、1985年に15勝13敗、1986年に自己最多の16勝10敗をあげ、チームの主力投手として活躍する。 1986年にはチームのワールドシリーズ進出に貢献したが、出場停止処分も受けている。

以後3年間は故障もあり、期待外れの成績に終わり、1990年モントリオール・エクスポズ(現在のワシントン・ナショナルズ)に移籍。 10勝を挙げ、防御率2.93は自己最高であった。同年秋の日米野球で来日し、第1戦の先発投手として登板した。 翌1991年はエクスポズで6勝8敗防御率3.52で、先発投手の陣容が厳しいテキサス・レンジャーズに移籍するが、12先発で2勝7敗防御率6.68の散々な成績に終わる。 62イニングで81安打を打たれ、後半はブルペン(リリーフ)に降格となった。この年限りでレンジャーズを解雇となる。

1994年8月から1995年4月にかけてMLB史上最長のストライキが実施された影響で、1995年のスプリングトレーニングにはオーナー側の命令で代替選手として参加。そのため、スト破りを行った報復措置としてメジャー昇格後も選手会への加入を認められなかった。

以後、マイナーやプエルトリコのリーグ、メキシカンリーグで投げたがメジャー復帰はかなわなかった。

現在はロードアイランド州イーストプロビデンスに妻子と共に住んでおり、現在でも「現役」の投手である。

詳細情報

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年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
1982 BOS 3 1 0 0 0 0 1 0 -- .000 37 8.1 11 2 2 0 0 2 1 0 5 5 5.40 1.56
1983 15 13 5 0 0 4 8 0 -- .333 413 98.2 103 9 23 0 1 43 3 1 46 36 3.28 1.28
1984 29 26 10 3 0 12 12 0 -- .500 835 197.2 207 18 53 5 1 134 5 1 109 96 4.37 1.32
1985 35 35 13 3 1 15 13 0 -- .536 1132 272.1 273 26 67 3 4 154 1 1 117 112 3.70 1.25
1986 30 30 10 0 1 16 10 0 -- .615 893 214.1 222 32 45 1 2 129 3 0 99 90 3.78 1.25
1987 7 7 0 0 0 1 3 0 -- .250 167 36.2 47 6 9 1 2 12 0 2 31 24 5.89 1.53
1988 23 23 1 0 0 9 7 0 -- .563 561 129.2 147 25 41 2 2 71 0 5 82 77 5.34 1.45
1989 10 10 0 0 0 3 2 0 -- .600 246 59.0 57 8 19 0 0 26 2 0 31 29 4.42 1.29
1990 MON 31 31 3 3 1 10 6 0 -- .625 774 190.2 164 19 52 10 3 113 3 3 64 62 2.93 1.13
1991 19 19 1 1 0 6 8 0 -- .429 496 120.1 115 9 40 2 0 82 2 3 49 47 3.52 1.29
TEX 12 12 0 0 0 2 7 0 -- .222 277 62.0 81 12 17 1 0 33 0 1 47 46 6.68 1.58
'91計 31 31 1 1 0 8 15 0 -- .348 773 182.1 196 21 57 3 0 115 2 4 96 93 4.59 1.39
MLB:10年 214 207 43 10 0 78 77 0 -- .503 5831 1389.2 1427 166 368 25 15 799 20 17 680 624 4.04 1.29
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 「-」は記録なし

背番号

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  • 23(1982年 - 1991年途中)
  • 29(1991年途中 - 同年終了)

脚注

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  1. ^ 芝山幹郎「大リーグ二階席」 2005 晶文社より。なお、現在ではドーピング禁止薬物アルコールが含まれるため、このような行為はまず見られない。

外部リンク

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