オキシブチニン
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IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
販売名 | Ditropan, others |
Drugs.com | monograph |
MedlinePlus | a682141 |
ライセンス | EMA:リンク |
胎児危険度分類 | |
法的規制 | |
薬物動態データ | |
血漿タンパク結合 | 91–93% |
半減期 | 12.4–13.2 hours |
データベースID | |
CAS番号 | 5633-20-5 |
ATCコード | G04BD04 (WHO) |
PubChem | CID: 4634 |
IUPHAR/BPS | 359 |
DrugBank | DB01062 |
ChemSpider | 4473 |
UNII | K9P6MC7092 |
KEGG | D00465 |
ChEBI | CHEBI:7856 |
ChEMBL | CHEMBL1231 |
化学的データ | |
化学式 | C22H31NO3 |
分子量 | 357.49 g·mol−1 |
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オキシブチニン(Oxybutynin)は、ジトロパン(Ditropan)などの商品名で販売されている過活動膀胱の治療に用いられる医薬品である[1]。トルテロジンと同様の効能がある[1]。子供のおねしょの治療に使用されることがあるが、有用性を裏付ける証拠は乏しい[1]。投与法は経口または経皮吸収である[1]。
一般的な副作用には、口渇、めまい、便秘、睡眠障害、尿路感染症などがあげられる[1]。重度の副作用には、尿閉や熱中症のリスクの増加などがあげられる[1]。妊娠中の人への投与は安全とされているが十分な研究はされておらず、授乳中の人への投与の安全性は不明確である[2]。
オキシブチニンは抗ムスカリンの1つであり、その作用機序は平滑筋へのアセチルコリンの働きを遮断することにより効果がある[1]。
オキシブチニンは、1975年に米国で医薬品としての使用が承認された[1]。後発医薬品として入手できる[3]。2019年の英国の国民保健サービスに掛かる1か月分の費用は3ポンド未満である[3]。米国での1か月分の卸売価格は約14米ドルである[4]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h “Oxybutynin Chloride Monograph for Professionals” (英語). Drugs.com. American Society of Health-System Pharmacists. 3 March 2019閲覧。
- ^ “Oxybutynin Pregnancy and Breastfeeding Warnings” (英語). Drugs.com. 3 March 2019閲覧。
- ^ a b British National Formulary: BNF 76 (76th ed.). Pharmaceutical Press. (2018). ISBN 9780857113382
- ^ “NADAC as of 2019-02-27” (英語). Centers for Medicare and Medicaid Services. 3 March 2019閲覧。