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オキナワオオコウモリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オキナワオオコウモリ
保全状況評価[1][2][3]
DATA DEFICIENT
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 翼手目 Chiroptera
: オオコウモリ科 Pteropodidae
: オオコウモリ属 Pteropus
: オキナワオオコウモリ
P. loochoensis
学名
Pteropus loochoensis Gray, 1870[3][4][5][6]
和名
オキナワオオコウモリ[4][5][6]
英名
Okinawa flying-fox[3]
Okinawa flying fox[5][6]

オキナワオオコウモリ(Pteropus loochoensis)は、哺乳綱翼手目オオコウモリ科オオコウモリ属に分類される翼手類。

分布

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日本(沖縄島固有種[6]

形態

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前腕長13.6および14.35センチメートル[4][5][6]。体毛は短く、胴体背面でも2センチメートルに達しない[4]。脛部背面が体毛で被われない[4][5][6]。上顎前方に小臼歯がある[5]

分類

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19世紀に沖縄島で、3 - 4頭が採取されたのみとされる[4][5]。20世紀以降は発見例がなく、大英自然史博物館所蔵の2頭の標本のみ現存する[3][4][5][6]。一方で実際は沖縄島には分布しておらず、これらの標本は東南アジアで採取されたとする説もある[3][5]マリアナオオコウモリPteropus mariannusの、シノニムとする説もある[3][6]

保全状態評価

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1987年にワシントン条約附属書IIに掲載され、1990年にワシントン条約附属書Iに掲載されている[2]。2017年現在の沖縄県レッドリストでは、絶滅と判定されている[4]

絶滅環境省レッドリスト[6]

参考文献

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  1. ^ Appendices I, II and III<https://cites.org/eng> (Retrived 13/09/2019)
  2. ^ a b UNEP (2019). Pteropus loochoensis. The Species+ Website. Nairobi, Kenya. Compiled by UNEP-WCMC, Cambridge, UK. Available at: www.speciesplus.net. (Retrived 13/09/2019)
  3. ^ a b c d e f Maeda, K. 2008. Pteropus loochoensis. The IUCN Red List of Threatened Species 2008: e.T18773A8614831. doi:10.2305/IUCN.UK.2008.RLTS.T18773A8614831.en, Downloaded on 13 September 2019.
  4. ^ a b c d e f g h 金城和三・中本敦 「オキナワオオコウモリ」『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)第3版-動物編』、沖縄県文化環境部自然保護課編、2017年、91頁。
  5. ^ a b c d e f g h i 前田喜四雄 「オキナワオオコウモリ」『日本の哺乳類【改訂2版】』阿部永監修、東海大学出版会、2008年、28、159頁。
  6. ^ a b c d e f g h i 前田喜四雄 「オキナワオオコウモリ」『レッドデータブック2014 -日本の絶滅のおそれのある野生動物-1 哺乳類』環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室編、株式会社ぎょうせい、2014年、3頁。

関連項目

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